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何もかもうまくいかない時に考えたいたった1つのこと

仕事でも人生でも趣味でも調子がいい時もあれば、悪い時もありますよね。

うまくいっている時は、うまくいかなくなることを想像できないもの。

反対にうまくいっていない時は何が足りないのか、問題点はなんなのかばかりに意識が向いてしまいます。

うまくいっていない時こそ今持っているもの、今まで積み上げてきたものに目を向ける必要があるのだと感じた経験がありました。

そんな気付きが得られたきっかけは、会社でのトラブルがあってのこと。

私が勤めているお店は業績がよくありません。

だから上司は改善点ばかりに目を向けていました。

売上が上がらない原因はなんだろう?
改善しなければいけないところはなんだろう?
現状できていないけれど、実行すれば改善が見込めそうなことはなんだろう?

このようなないところ、できていないところ、足りていないことしか見ていない上司は、次々に従業員に業務を指示していきました。

指示を受ける従業員は、私たちが仕事をしていないと思っているのか?
今自分たちがしている業務を把握してくれているのか?
どこまで自分たちに求めているのか?


とだんだん不満を持つようになっていったのです。

上司としては、店の問題点を解決しようと思ってしていたことを、部下は自分たちの仕事内容を改善しようとしていると捉えていました。

でも、売上が悪いのは一人一人の仕事の効率や質が問題とは決めつけられないですよね。

集客や商品などもっと根本的な原因かもしれないし、もっと別の問題かもしれない。

イギリスの作家の言葉にこんな言葉があります。

解決策が分からないのではない。問題が分かっていないのだ。
ガルバード・チェスタートン


問題が分かっていない状態で、解決策を挙げたところでなんの解決にも繋がりません。

それどころか解決策だと思っていたことが発端で、今回のように人間関係がギクシャクしたり、人のパフォーマンスがかえって下がってしまうこともあります。

お店のいいところに目を向けていれば、お客様が少ないからこそ丁寧な接客ができて、来店されたお客様は気持ちよくお買い物できること、従業員みんなの仲がいいこと、お互い困ったときは協力しながら助け合えることに気付くことができたはず。

そんな気付きからいいところを伸ばすことに注力できたら、できていたことまでできなくなってしまうことは避けられたかもしれないのです。

この例は組織だけでなく自分自身にも当てはまると感じます。

例えばnoteのPV数が下がれば何が原因で下がったのだろう?とまず考えますよね。

内容がよくないのか?
タイトルの付け方が読みたいと思わせられないのか?

でも、この時考えたいことは、読者さんは0になったわけではないということ。

いいと思って読みにきてくれる読者さんは何を求めて読みにきてくれてるんだろう。
どんなところに共感したり、おもしろいと思ってくれてるんだろう。
自分の文章のよさってなんだろう?

伸び悩んでいる時こそ、いいところに目を向けるべきなんだと思うのです。

人は、悪い状況の中にいると、ついこれからもっと悪くなるんじゃないかと考え、対策を打とうとします。

焦りや不安や疲れから考えた解決策は、いいところまで潰しかねないことを考える必要があると学びがありました。

調子がいい時には謙虚な心を忘れないこと、悪くなった時のことを想定して準備すること、悪い時にはいい点を見つけて伸ばすことを意識していきたいですね。

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