親が子どもにしてあげられること
親が子どもにしてあげられることって子どもが小さい時にこそ詰まっているような気がします。
自分の価値観や自己肯定感を考えてみても、親の影響は大きく、幼少期にある程度形成されていると改めて感じるのです。
では、そんな幼い子どもを育てる親として今子どもにしてあげられることはなにか?考えたことをつらつらと書いてみたいと思います。
「あなたは価値ある存在であること」を伝えること
特に幼い子どもにとって親は絶対的な存在。
だからこそ、たくさん愛情を言葉にして伝えることが大切だと感じます。
自分は価値ある人間だ。
自分は愛されている。
自分にはいつも見守ってくれる人がいる。
親との信頼関係や安心感は、子どもの挑戦する気持ちの土台となるはず。
私は、息子が0歳の頃から「5分間暗示法」を実践しています。
これは、息子が眠っている時に(レム睡眠の時が1番効果的)、愛情や安心の言葉がけをするというもの。
(気になる行動や癖の改善にも効果があるようですが、私はその目的では使っていません。)
3年間続けている効果があってなのかは正直分かりませんが、息子は自分にとても自信を持っています。
私に余裕がなくて怒ってしまった時でも、自分のこと嫌いなのかな?と心配になる様子は全くなく、「ママ、仲直りしよ?」と息子から声をかけてくれることも。
自分は価値ある存在だと思えていたら、人生どんなことがあっても乗り越えられると思うのです。
考えるきっかけを与える
私は、親にしてもらってよかったと思っていることに、「なぜ?」と考えるきっかけを与えてもらったことがあります。
例えば、学校にあるルールを親に話すと親は必ず「なんのためにそのルールがあるのか?」と私に聞きました。
親には決められたルールには従わなければならないという考え方はなかったのです。
小学校の時の印象に残っている1つのエピソードがあります。学校にはシャーペンではなくえんぴつで字を書かなければいけないというルールがありました。
でも、私はシャーペンに憧れがあり、ある日シャーペンで書いていいか親に聞いたのです。
すると、「なぜえんぴつで書かないといけないの?シャーペンで書くとどうなるの?」と聞かれました。
筆圧?持ち方?なんの問題があるんだろう?と自分なりに色々考えました。
「それを考えた上でもシャーペンで書きたかったら、シャーペンで書いたらいいと思う」と言われ、私はシャーペンで宿題をしました。
この経験は、シャーペンで書くのかえんぴつで書くのか以上に私の人生にとって大事なものとなりました。
なぜ、このルールが必要なのか。
守らないとどんな問題が起こるのか。
その他にも、あらゆる物事に対して、「なぜ?」と疑問を抱くようになったのです。
反抗しているのではなく、あくまでも素朴な疑問として、「なぜ?」と疑問を抱き、「みんなが守っていることだから」や「学校の決まりは守るべき」と教えられなかったことに感謝しています。
存在を認めること、愛情を伝えること、考えるきっかけを与えること、これらを今だからこそたくさん子どもにはしてあげたいと思うのでした。
それは、どんな知育や教育よりも大切なことだと感じるのです。
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