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いいことの裏側にも、よくないことの裏側にも「ちゃんと」いいことはある。
「寒くなっても楽しいことはあるよ」
急に寒くなった今朝、外に出たわたしが「もう少し秋を楽しみたかったなぁ〜」とつぶやいた言葉に返ってきた長男の返答。
時々、長男とわたしはどっちが親かわからなくなる。
「ママ、寒くなって雪が降ったらね、雪だるまも作れるし、手袋をしたらいいんだよ。12月になったらクリスマスもあるし」と冷静に車に乗り込みシートベルトを締めながら、4歳児が諭してきます。
「そ、そ、そうやね!雪だるま作るの楽しいもんね!」と慌てて大人のような長男に言うと、
車を出発させるときに「あっ!でも。」と何か閃いた様子。
「人は手袋をすればいいけど、車は安全装備しないとダメやで。後ろのタイヤにチェーンをつけないと。」
「安全装備」という言葉を知っていることはもちろん、雪の日には車にチェーンをつけなければいけないことを知っていることにも驚かされました。
なぜなら、わたしたちが住んでいる地域には1年に1回大寒波がきたときくらいしか雪が降らないから。
滅多に降らないから雪の運転には慣れていないし、降った日に車は乗らないと決めています。
当然チェーンをタイヤに巻いたこともありません。
「なんで、そんなこと知ってるの?」と言うと、「TAYO(YouTubeのアニメ)」で観たといいます。
わたしは、最近息子が家にいるときすぐに「YouTube観たい」と言ってくることが気にかかっていました。
テレビの他に熱中できるものがないのかなと心配していたのです。
ただ、やることがないから刺激を求めて、YouTubeを観ていたわけではないことに安心したのと同時に、「YouTubeは悪」という先入観があったことに気づきます。
わたしには、それほどまでにYouTubeに熱中している息子が知りたいことはなんなのだろうという視点がなかったのです。
しっかり目的を持ってYouTubeを観ていたというのに。
長男はYouTubeを観ているとき、親が声をかけても何ひとつ耳に入っていないくらい集中しています。
それに、観ていた動画が終わって自動的に始まった動画は「これじゃない!」と言って自分で変えています。
自分の中で知りたいことやテーマは決まっているようです。
あまりよくないと言われているYouTubeも活かし方次第ではとても学びになる。
そのことを今回のことで感じました。
何事も一概には言えないし、制限をかけたり、規制するのはよくないと感じます。
いいことの裏側にも一見よくないことの裏側にもちゃんといいことはある。
息子に倣って、それを見つけられるようになろうと誓った朝なのでした。
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