【読書記録】バナナの魅力を100文字で伝えてください
いま、自分のKindle本を執筆する中で、「伝えたいこと」を「伝わる」ように書くことの難しさに直面しています。
そこで、目に留まった本が『バナナの魅力を100文字で伝えてください』でした。
読了して感じることは、「言葉」の奥深さと難しさ、そして、楽しさです。
「伝える」ことは、文章だけでなく、夫婦や親子の日常会話、職場でのコミュニケーション、プレゼン、会議、営業などあらゆるシーンに関わることだからこそ、多くの人が悩むもの。
気づきと学び、今後どのように活かすのか考えたことをまとめておきたいと思います。
ファクトとメンタルに分解
「伝える」ことは、ファクトとメンタルに分解できます。
日常会話でなら、相手が、
ファクトを伝えたいのか。
メンタルを伝えたいのか。
ファクトとメンタルで分ける視点が持てると、口論にならずに建設的なコミュニケーションが取れるようになるといいます。
本やブログを書く上でも、自分が実践してきたことで、こんな変化がありました!と書きたい時にこの視点を活用しようと思いました。
例えば、何かのメリットを伝えたい時、ファクトだけやメンタルだけを伝えるのではなく、〇〇(ファクト)だから、〇〇(メンタル)と感じた。と書くことで説得力が上がります。
「早起きするとゆっくり朝食とコーヒーを味わうことができる。」(ファクト)
「早起きすると気持ちのいい1日のスタートになる。」(メンタル)
「早起きをしてゆっくり朝食とコーヒーを味わうことができると、よし今日も一日頑張ろうと思える」(ファクトとメンタル)
頭の中にイメージできるような言葉を作る
頭の中で考えているだけでは自分が考えていることを客観的に見れませんよね。
文章を読んでもらう時にも同じことが言えるのだと思います。
自分の中では分かっていても、相手はその文章ではなかなかイメージできないかもしれない。
そんな時に、五感と感情が言葉にされていると、頭の中で景色が見えてくるのです。
自分のことも人のこともそもそも分からないことを前提に考えることが大切だと感じました。
どんなことも言葉にすることが始まりなんですね。
そもそも言葉がないと考えることすらできない。
自分の考えていること、やっていること、人とのコミュニケーション、普段何気なく使っている言葉を見直すきっかけとなる一冊でした。
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