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子どもの物事の分類方法から考える分解思考

新年の少し時間のある時に読んだ本の中で、ハッとした文章に出会ったことについて書きたいと思います。

「ヘルシンキ 生活の練習」という本の中で、著者の子どもが保育園で教えてもらったことを著者に説明したことがとても印象に残ったのです。

著者はヘルシンキに移住して、ヘルシンキの保育園に子どもを通わせていました。

子どもが一生懸命お母さんに説明したことは、「牧場に住む生物と森に住む生物」の分類について。

「陸に住む生物と海に住む生物」、「肉を食べる生物と草を食べる生物」などの分かりやすい分類ではなく、あまり見ない分類方法が新鮮でした。

と同時に、色々な分類方法を自分で考えることができたら、困難なことにぶつかった時も物事を分解して考えることができるようになるのではないかと思ったのです。

全ての物事の分類方法は、決まっているわけではない。

自分の発想や気付きで細かく分けて考えたり、分け方を変えてみることで、異なる気付きが得られるようになると思うのです。

例えば、漠然とした悩みや大きな課題の中にあるモヤモヤの正体。

これは言葉にする前はただのモヤモヤ。

これでは、なかなか解決できなくて、頭の中を同じことがぐるぐる回ってしまいますよね。

モヤモヤの正体を1つずつ言葉にすることで、分解できるのです。

物事を分解する最大のメリットは、正体を認識できるようになること。

すると、

・整理ができる
・頭がスッキリする
・気付きに繋がる
・次の行動が見える

などと好循環が生まれます。

物事を解決へと導いてくれる「分解思考」。

子どもと一緒に色々な物事を分類してみることから始めてみようと思います。

世の中の色々なモノを分類していく過程で、子どもならではの斬新な発想に出会えるのではないかと期待しながら。

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