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子育てに悩んでいた私を救ってくれた台所育児から学んだこと

息子が一歳を過ぎた頃から始めたのが台所育児。

最近はお菓子づくりに目覚めている息子と私です。

台所育児3年を振り返って学んだことを書きたいと思います。

台所育児で食育

食へのこだわりが強い息子は、1歳ごろ食材の大きさや硬さ、色などで食べる食べないを判断していました。

見た目でnoと判断すると一切食べない頑固者。

やっぱり美味しそうに食べてくれると嬉しいし、食べてくれないと悲しい。

私は次第にご飯の時間が苦痛となり、ストレスになっていました。

そんな時に出会ったのが台所育児。

食べることだけが食じゃない。

野菜を洗ったり、むいたり、私が切ったものを鍋に入れたり、出来上がったものをお皿によそったり、味見をしてもらったり。

息子は味見で色々な味を覚えていきました。

味見はするけど、食卓に出すと食べない。そんなこともありましたが、一度食べてくれているからそこまで私のショックも大きくならなかった。

私の性格上、「今はそういう時期」と割り切ったり、いい意味で諦めたりすることが難しいということも気付きでした。

なんで食べてくれないんだろう。
どうしたら食べてくれるんだろう。

と悶々と悩んでいたことを思い出します。

一度もしたことのなかった家庭菜園に挑戦して、収穫した新鮮な小松菜をミキサーでスムージーにするなど野菜を好きになってもらう思いつく限りのことを全てしたと思っています。

4歳になった今では包丁できゅうりを切ったり、フライパンで炒めてくれたり、炊けたご飯を混ぜてくれたりと戦力になった上に、野菜は好き嫌いせずなんでも食べるようになりました。

違った視点からできることを試行錯誤してみる。

これは、息子の偏食に限らず全てのことに当てはまると感じます。

なんで食べてくれないのか?という問いに私が考えた答えがご飯が美味しくないから、だとしたら、

どうしたら美味しい料理が作れるようになるかを考えたいし、

偏食が多くみられる時期だから、という答えが出たら、偏食克服のためのあらゆる方法を試したい。

台所育児からの学び

うまくいかないと嘆きながら試行錯誤するのではなく、過程さえも楽しめたら、人生って楽しいことしかないんじゃないかって思えてきます。

台所育児を始めたきっかけは、悲しい、落ち込む、辛いという気持ちや悩みからでしたが、結果的に息子の偏食克服だけでなく私自身の成長と子育ての楽しみを見つけることにも繋がったのです。

悩んだり迷ったりすることがこの先もあると思いますが、どうすればできるようになるかな?という視点で思いつく限りのことを、楽しみながら試行錯誤すればいいということを息子の台所育児から学んだのでした。

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