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デジタルとの付き合い方と日常から楽しみを見つける力

大人から見るとなんてことない些細なことが子どもの目にはキラキラ映っていることを実感する毎日。

一方でスマホやパソコンなどのデジタルが近くにある現代において子どもたちのキラキラが妨害されていることを感じる場面が多くあります。

息子と同じ年の女の子と出かけたある日のこと。

「バスだー!」「消防車だー!「救急車だー!」と大興奮の息子を横目に「おもしろくない」と女の子がポツリ。

バスに乗っている間は、スマホでYouTube。

スマホの中におもしろさを見出しているようでした。

バスで目的地に着くまでの間、同じ楽しむという時間の中には大きな違いがあるように感じます。

それは、誰かに楽しみを用意してもらうのか、それとも自分で用意するのかの違いです。

息子とドライブに行けば、こんな楽しみと喜びを感じていることが分かります。

・窓から入る風を「気持ちいい~」と感じる喜び
・すれ違う働く車や工事現場を見ることの楽しみ
・自転車や電車、車など見える景色や道を観察することの楽しみ

家の中でも、楽しむためのアイデアが止まらないんです。

チラシをハサミで細かく切ったゴミが何かの拍子に散らばった時に、息子は急いでブルドーザーを取りに行きました。

ブルドーザーで働きながらゴミを集めることを楽しんでいたのです。

ただ、ゴミを拾うという行為も自分で楽しむためにパッと一瞬にしてアイデアが浮かぶことに我が子ながら感心したものです。

子どもならみんなが持つキラキラの目がデジタルに向いていることは、少しもったいない。

こんな些細なことにキラキラと目を輝かせて楽しむことができる年齢も一瞬だと思うんです。

「何か楽しいことないかな~」とか「おもしろくないな」という大人にはなりたくないし、子どもにもなってほしくない。

年齢が上がれば上がるほどデジタルとの付き合い方は課題となりそうです。

そして、私たち大人もデジタルとの付き合い方は見直す余地がまだまだありそう。

日常にデジタルが当たり前に浸透している現代でも、「今を楽しむ」「今を生きる」ことに集中できる環境を整えていきたいと思うのでした。

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