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4歳息子が空手を習い始めて、感じたことを教えてくれた。
「空手いきたくない」
1月に入ってから、息子は突然空手に行きたくないと言い始めるようになりました。
空手を習い始めて5か月。
今日のnoteは、4歳の息子が空手を習い始めて、感じたことを教えてくれた話を書きたいと思います。
空手を習い始めた理由は、3歳児半検診のとき、本当は話せるしわかっているのに、担当の保健師さんにお話ができず、発達で指導が入るほど内気な性格が少し心配していたから。
幼少期のわたしとまるで同じだったんです。
わたし自身、幼稚園のころは、周りの顔色を見て、嫌なことを嫌と言えず、小学生のころは一回もみんなの前で発表することができませんでした。
そんなわたしを見て心配した両親のススメで、小学2年生から高校2年生まで空手を習い、人格が変わるほど、自分の中に強い芯を持つことができました。
息子も空手を習うことで、何かが変わるんじゃないかと思い、誘ってみたのです。
最初は、新しいことに興味もあり「やりたい!」と目を輝かせていました。
空手の師範は、年齢が小さいことや内気な性格を考慮して接してくれていたのですが、だんだん慣れてきたので、挨拶や返事をするように促してくれたり、練習もしっかり指導してくれるように。
息子は、挨拶や返事が緊張してできないことに少し落ち込んでいる様子でした。
そして、昨日のこと。「今日空手やでー」と言うと「空手いきたくない」と一言返ってきました。
「いきたくないんだったら、やめたいの?」と聞くと首を振る息子。
「やめたくないんだったら、いこうよ」と言うと、また首を振ります。
空手の時間が近づいたので、渋々空手着に着替えて、夫に任せて送り出しました。
行きしなは「寒いから」とか「まだ遊びたかった」と言っていたよう。
でも、帰宅した後の息子の表情はすっかり変わっていました。
「今日は、挨拶も返事もできたんやって!」と夫。
わたしたちは、息子をたくさん褒めました。
夜寝る前、ベッドの中で息子に聞いてみました。
「空手で嬉しかったことあった?」
「嬉しいことは、遊ぶことだからー。嬉しいことはなかった。でも、ちょっとだけ嬉しかった」と息子。
「緊張したり、できないって思うことも、やってみたら意外とたのしいって思えたり、できたことが嬉しいって思うこともあるんやで」
と言うと、息子は「そっかー」と嬉しそうに答えて眠りました。
自分にはできないと思っていたことができた喜びは、息子にとって新たな経験となったようです。
まだまだ自分が感じていることが言葉にできない年齢だからこそ、観察して、寄り添いながら感じていることを言葉にして引き出してあげたいと思ったのでした。
空手が息子にとって、ストレッチゾーンの環境になっていることも実感。
息子のペースを尊重しつつ、成長を見守ってくれる第三の場所がとてもプラスになっていることに感謝した夜でした。
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