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セ6球団で過労な選手を探してみた

こんにちは、すずです。

甲子園では交流試合が行われています。やっぱりブラバンとチアないと寂しいですね。来年の夏は普段通りの熱い夏が過ごせますように。

プロ野球は40-50試合を消化し、1/3以上の日程が終了したことになります。各球団で思いもしなかった選手の活躍や、不動のレギュラーの不振、あるいは不測の怪我など様々なアクシデントを乗り越えて過密日程を消化しています。

そんな過密日程で身体が悲鳴を上げる中、①ローテを守っている選手や、②多くの登板をこなしている選手、③全試合に出場している選手を探してみました。

まずは巨人から。

巨人

①先発ローテをキープする投手

菅野:8試合7勝0敗、防御率1.75、投球回56.2回

メルセデス:7試合2勝4敗、防御率3.72、投球回38.2回

戸郷:6試合4勝2敗、防御率2.86、投球回34.2回

ローテを守っているのはこの3人。桜井も6先発ですが現在は2軍へ。菅野は6-7月の月間MVPもゲットしました。絶対的エースと未来のエース候補の戸郷、そしてメルセデスは昨年の8勝利を越える活躍ができるか。

②多くの登板をこなしている選手

高木:17登板、投球回12.1回(※現在2軍)

鍵谷:16登板、投球回12.1回

中川:16登板、投球回16回

疲労のあった高木は故障のため2軍へ。昨年日ハムからトレード加入の鍵谷ともう巨人のブルペンには欠かせない中川が多くの登板をこなします。

高木や鍵屋がワンポイント起用もある中、中川は基本は1回をイニング頭からの起用。中川はデラロサが故障離脱の期間守護神を務めここまで防御率1.13で1敗5H5Sの活躍。デラロサが肉離れから復帰しブルペンはさらに厚くなりました。

③全試合に出場している選手

岡本:42試合、打率.273、15本塁打、40打点

丸:42試合、打率.224、8本塁打、28打点

丸は1試合スタメンを外れていますが、途中出場。全試合スタメン出場は岡本のみになりました。働きすぎないようにね。。。

DeNA

①先発ローテをキープする投手

今永:8試合5勝2敗、防御率2.90、投球回49.2回

濱口:8試合3勝2敗、防御率4.03、投球回44.2回

平良:8試合3勝2敗、防御率1.72、投球回52.1回

井納:6試合3勝3敗、防御率2.60、投球回34.2回

大貫:6試合4勝2敗、防御率1.91、投球回33回

ローテを守っているのはこの5人。先発投手の安定感が非常に高いのが今季のDeNA。特に平良は防御率1位、大貫も規定投球回未到達ですが防御率1.91の活躍。今季はトミージョン手術で18年新人王の東を欠く状態ですがエースの今永を筆頭に先発陣が奮起しています。

②多くの登板をこなしている選手

三嶋:22登板、投球回20.2回

パットン:22登板、投球回19.1回

エスコバー:21登板、投球回23.1回

中日の岡田(22登板)、ヤクルト清水(21登板)などと並ぶように三嶋とパットンがリーグ最多登板。120試合の今季ですがこのままいくと70登板近く投げるのではないでしょうか。

他にも19登板で石田(防御率0.56)、山崎康(防御率6.00)がいます。

エスコバーは防御率1.93ですがパットンが防御率6.05と選手によるムラが多いのも特徴。絶対的守護神の山崎康を中継ぎに降格。三嶋を新守護神に抜擢し立て直しを図ります。

③全試合に出場している選手

佐野:47試合、打率.352、8本塁打、31打点

宮崎:47試合、打率.330、9本塁打、28打点

筒香の穴を埋める4番キャプテンの佐野、野手の中心メンバーの宮崎が全試合出場。チームの打率1-2位の2人がどこまでチームを引っ張っていけるか。

また外国人トリオはロペスが42試合、ソトが41試合、オースティンが22試合の出場になっています。

阪神

①先発ローテをキープする投手

西:8試合2勝3敗、防御率2.44、投球回55.1回

岩貞:8試合2勝2敗、防御率3.51、投球回41回

青柳:8試合5勝2敗、防御率3.65、投球回44.1回

ガルシア:8試合1勝4敗、防御率3.74、投球回45.2回

秋山:6試合4勝1敗、防御率4.30、投球回37.2回

ローテを守っているのはこの5人。DeNAと比べると不安定さがあります。借金1ですが西はチーム最多の投球回で防御率も唯一の2点台。ゲームメイク能力の高さが分かりますが、エースなので対戦相手に恵まれずここまで2勝。

青柳と秋山は勝ちに恵まれてそれぞれ5勝と4勝。規定投球回(阪神は45回)を達成または近い投手がほとんど。先発したらちゃんと中盤以降まで投げているのが分かります。

②多くの登板をこなしている選手

スアレス:18登板、投球回17.2回

馬場:16登板、投球回14.1回

能見:15登板、投球回11.1回

岩崎:15登板、投球回14.1回

先発がきちんと長いイニングを投げているからか中継ぎの登板はそれほど多くありません。スアレスが防御率2.04で4ホールド7セーブ、馬場が防御率1.88で1勝6ホールドと勝ちパターンが安定しているのも良いですね。

開幕すぐに守護神の藤川が不調に。現在防御率7.20で1勝3敗1ホールド2セーブ。DeNAと同じく新守護神スアレス日程の消化を進めます。

③全試合に出場している選手

近本:45試合、打率.286、2本塁打、16打点、28得点、13盗塁

野手で唯一全試合出場を続けるのは昨年の盗塁王の近本。今季もここまで13盗塁でランキングトップの数字です。課題のバッティングで3割達成を目指します。

広島

①先発ローテをキープする投手

九里:7試合2勝2敗、防御率4.05、投球回40回

大瀬良:7試合4勝1敗、防御率2.66、投球回44回

Kジョンソン:7試合0勝4敗、防御率5.70、投球回36.1回

遠藤:6試合2勝2敗、防御率4.38、投球回37回

森下:6試合3勝2敗、防御率2.87、投球回37.2回

床田も6先発(1勝4敗)も現在は2軍に。復活を目指す野村が4先発、中継ぎでスタートした薮田が1先発でローテを回しています。

ゴールデンルーキーの森下がチーム2位の防御率でローテに入っているのは素晴らしいですね。巨人戸郷と新人王争いを続けています。

阪神と比べるとやや先発の投球回が少ないのが気になります。

②多くの登板をこなしている選手

塹江:19登板、投球回18回

フランスア:19登板、投球回17.2回

菊池保:17登板、投球回17回

意外にも最多登板は19登板。塹江が防御率3.00で2勝1敗9H、フランスアが防御率3.06で1敗4H4S。中崎が開幕から6登板で防御率9.00と大誤算。フランスアを新守護神で試合を作ります。

③全試合に出場している選手

なし

野手で全試合出場している選手はいませんでした。最多は45試合中44試合出場の4番鈴木誠。打率.333で11本塁打33打点と欠かせない存在です。

2番目に多いのは田中広と西川の43試合。4番目が堂林の42試合でした。1軍レギュラーの変わりがあまりいないチーム事情もあり少し休ませながらの起用になります。

中日

①先発ローテをキープする投手

大野:8試合2勝3敗、防御率3.35、投球回53.2回

梅津:7試合2勝3敗、防御率3.74、投球回43.1回

ローテを守っているのはこの2人。投壊と言われている中日ですが他には岡野、柳、勝野、山本、松葉、吉見、福谷、小笠原、ロドリゲスが先発登板しています。岡野、柳、松葉は2勝を上げています。

②多くの登板をこなしている選手

岡田:22登板、投球回18.1回

祖父江:20登板、投球回20回

福:20登板、投球回20回

Rマルティネス:18登板、投球回18回

先発がなかなかゲームを作れていないため中継ぎはかなり登板とイニング数が多くなっています。中でも岡田は22登板と約半分の試合で登板しています。

③全試合に出場している選手

京田:48試合、打率.251、2本塁打、11打点、11得点、3盗塁

野手で唯一全試合出場を続けるのは京田。ルーキーイヤーの17年からほぼ全試合に出場をしている選手です。二刀流で話題になった根尾がショートと投手ということもあり一時はレギュラー降格の可能性も記事になりましたが、結果的には根尾に外野練習をさせ、ショート京田は不動の地位になっています。本当に守備が上手いんですよね。

続く47試合はベテランの大島、4番のビシエド。ビシエドは死球の影響でスタメンを外れることもありましたが代打などで出場しています。

大島は通算安打数が1494本と1500本が見えてきました。2000本まで元気にプレーして欲しいですね。

ヤクルト

①先発ローテをキープする投手

小川:8試合4勝2敗、防御率4.07、投球回48.2回

高梨:6試合1勝2敗、防御率4.73、投球回32.1回

ローテを守っているのはこの2人。他にも6先発のイノーア、5先発高橋など。元々このチームは近年守り勝つ野球ではないので防御率はまあ納得です。高津新監督でどこまでチーム防御率が下がってくるかですね。

ドラ1ルーキーの奥川のデビューも楽しみです。


②多くの登板をこなしている選手

清水:21登板、投球回22.1

石山:19登板、投球回18.2回

マクガフ:19登板、投球回16.2回

梅野:18登板、投球回17回

長谷川:18登板、投球回15.2回

先発陣が不安定なので中継ぎにも当然しわ寄せがあります。その中でもセットアッパーの清水が防御率2.82で14H、守護神の石山が2.89で2H6S。マクガフと梅野も防御率は高いですが9Hとブルペンを支えます。

勝ちパターンの投手以外はかなり防御率が高いのも気になるところ。清水に次ぐ救世主は現れるのか。

③全試合に出場している選手

坂口:44試合、打率.248、2本塁打、10打点、23得点、2盗塁

村上:44試合、打率.323、7本塁打、40打点、28得点、4盗塁

ここまで全試合出場をこなしているのはベテラン坂口と若き4番の村上。

村上は打率、打点でリーグトップクラス。坂口も36歳ですが元気ですね。

青木が42試合で続きます。こちらも38歳。本当に元気です。

最後に

過密日程でどのチームも疲労が伺えます。怪我の長期離脱なくシーズンを終えられるといいですね。

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