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高校時代の数学の先生たち

こんにちは、これが141本目の記事となったすうじょうです。さて、今回は自分の経験や思いを語るエッセイです。内容は、タイトルにある通りです。今回の内容は以前書いた以下のnoteの一見出しの内容を深く掘り下げエッセイにしたものです。

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私の高校時代の数学の先生は三人いていずれも恩師です。まず、私のいた公立高校は地域では比較的頭のいいといわれる高校でしたが、進学校ではありませんでした。私の主観込みの相対評価ではありますが、私はおそらく数学の先生方には恵まれていました。私は現役時代塾・予備校に通っていないので、その業界の先生についてはYoutubeにあがっているような動画くらいでしか知りません。それを踏まえて話していきます。以下先生の呼称はA, B, Cとアルファベット順ですがイニシャルとは無関係です。

私は、3年間で主に2人の先生に教わりました少し具体的に言うと、数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを教えてくれたA先生、数A・Bと数Ⅲの一部を教えてくれたB先生の2人でした。C先生は担当学年は同じで担当クラスが違う先生で、臨時で教えてくれた別の数学の先生です。この数学教科名の羅列で世代が何となくバレる気がしますが放っておきます。

その中でも私はA先生の授業が好きでした。A先生は雰囲気が少し怖い先生でしたが。A先生の授業では、教科書を進むスピードが他の先生よりも早く、おかげで考査範囲にならないけど数研出版の有名な問題集4STEPにある応用問題についての説明も受けることができました。また、テスト前には十分な演習を授業内のみで確保することができました。そして、授業の特徴は公式等がでてきたら、ほぼ毎回必ず黒板で証明して教え、問題については解く際に考える要点を例題を使って教えてもらいました。つまり、まずこれを考えて、次にこれ・・・といった感じです。覚えている例を挙げると、数Ⅰで「方程式・不等式の応用問題はグラフを使って考える」や「文字でおいたらまずその文字の範囲を確認する」などがありました。個人的には分かりやすかったです。そして、A先生の書く解答がすっきりとしていて、かつきちんと要点を押さえているため、自分も比較的すっきりとした解答を書くことができるようになりました。まあA先生は問題によっては、解答にこだわりがある場合もあり、その時ばかりは少し面倒でしたが。

B先生は、教科書を丁寧に教える先生で説明も分かりやすく理解できました。しかし、A先生と比べると進むスピードは遅めですし、分かりやすさも体感では相対的に劣っていると評価せざるを得ません。それでも他学年の先生とB先生を比べたら圧倒的にB先生の方が分かりやすかったですが。つまり言いたかったことは私の高校時代の環境の自慢です。B先生はA先生と比べると細かく解答に説明を書く先生でした。ちなみに、A先生とB先生は教員試験合格が同期だったそうです。A先生が「合格が難しかった年だから2人とも優秀な先生だ」と自慢していたのがソースです。まあ実際先生として優秀かどうかはおいておくとして、数学力は高かったのかなと思います。

裏話として実は数学はレベル別で授業を分かれて受けていた(自慢ですが私は上レベルのほう)のですが、B先生が担当のとき、教室に戻るとA先生が下レベルの授業をやっていた黒板が残っているのでタメになることが書いてあった時は「メモしなきゃ!」と思って爆速でノートにメモしていました。おそらくこんなことをしていたのは私だけです。正直、一度は数学の全範囲をA先生に教わっておきたいと当時の私は考えていました。約半分(十分学べている)しか結局教わりませんでしたが…

C先生は担当の先生が授業できない時や特別な授業の時に教わりました。印象としては数学がとてもできる人というものでした。高度な数学の解答を作り上げる人でした。modを使ったり、忘れましたが3次元のチェバ・メネラウスの定理、トレミーの定理などを教わりました。実は部分積分の裏技を知ったきっかけもこの先生でした。裏技?の紹介は以下のnoteでしました。

また、私は場合の数と確率が圧倒的に苦手でしたが、C先生に教わった思考プロセス「パターン→組み合わせ→並べるか?」のおかげでかなり克服できました。C先生は普段の授業は分かりにくいという話を聞きました。板書を見ると、社会の穴埋めの要領で語句説明を行っている跡があったのでノートに書く量が多いのも評判があまりよくない理由だったのかなと思いました。また初期段階に変に高度な内容を教えると分かりにくくなる元なのでそれも理由だと思います。しかし個人的には数少ない授業で毎回数学がデキる人の思考を知れてタメになることが多くて好印象でした。

個人的には基礎をA先生で固めて、B先生で理解を促進して、C先生で裏技や別の考え方を知るというのが理想の数学授業だと今は考えています。まあリソースや時間的にそんなことは不可能でしたが。とりあえず、私は数学が得意教科になったので、これらの数学の先生には感謝しています。そして、大学入試では数学が得点源になりました。またそのうち他教科の先生についてもエッセイを書くかもしれません。

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以上、私のプライベートを伝えるエッセイでした。では。

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