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このまま、今の会社にいていいのか?『転職の思考法』【本ログ】

これからのキャリアや転職を考えている人にとってはどきっとするフレーズだろう。転職サイトに登録する前、副業に手を出す前、一念発起で起業を志す前・・・この本を読んで、移りゆく社会を生き抜く思考法を身につけていこう。 


この本を読むべき人物

この本を読むべき人の属性。それは、今後のキャリアについて考えている全ての人だ。

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「キャリアについて考える」と言っても、様々なフェーズや方向性があるのはもちろん承知している。冒頭でも触れたが、どの段階においても必要となる「キャリアについての思考法」が書かれている。例えば、以下のようなフェーズが考えられる。

**・転職を考えている人
・副業を考えている人
・フリーランスを目指す人
・起業を志す人 **

中でも特に、「まさに現在、転職を考えている。」「最近転職したばかりだ。」という人は必読だ。以下のような悩みに直面しているのならなおさら早いうちに読むべきである。

・今の会社で働き続けることに不安を感じる。
・給料が低く、働けども上がらない。
・自分が仕事する意義が見出せない。
・また何度も転職を繰り返したくない。
・いい加減フリーターから脱したい。
・次の職場ではやりがいを感じながら仕事したい。
・天職と呼べる仕事を見つけたい。

この本を読むことで、仕事生活、もとい人生を豊かに生きるヒントが得られることだろう。

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転職の思考法「3つの気づき」

最も勧めたいことは、実際にご自身で読むことだ。だが、本を読む習慣のない方にもこの思考法をインストールしてほしい。そこで、筆者なりに重要&印象だったポイントを「3つの気づき」として紹介していく。

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【3つの気づき】

マーケットバリューという視点
②仕事を通じて得たい「技術的資産」
③To do よりも Beingで生きていく

では、それぞれの気づきについて重要な点や印象に残った点を以下にまとめていく。

  

気づき1:マーケットバリューという視点

自分のマーケットバリューを測れ。著書の中で「一生食える」を確保する4つのステップのうちの1つとして紹介されていたものだ。「自分」という「商品」を「会社」という「顧客」が買う。それによって発生するのが「給料」だ。

では、「自分」という「商品」を世のマーケット(市場)に出したときどれくらいのバリュー(価値)があるだろう?

正直に言うと、筆者は自分のマーケットバリューに自信がない。会社の外から欲されるかよりも、上司に言いつけられた仕事を上手くこなすことを優先していたからだ。以前、職務経歴書を書いた時も「前職で学んだこと」の項目がなかなか書けず苦戦した。ポータブルスキルを書けば良いと小耳に挟み、ググってはみたものの・・・どれもピンとこない。(ポータブルスキル:どの会社で働く場合でも活かせるスキル)そんな筆者にとって、マーケットバリューを高めるという視点は新しい発見だった。

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気づき2:仕事を通じて得たい「技術的資産」

どんな会社からも必要とされる、高い技術力を持った人間。つまり、「技術的資産」の高い人だ。この「技術的資産」はマーケットバリューを構成する3要素の1つとして紹介されていた。これ以外のあと2要素として「人的資産」「業界の生産性」がある。3つのうち2つの要素を持っていたら理想的なキャリアに近づけるらしい。そのなかでも筆者はまず、「技術的資産」から高めていきたいと感じた。

「技術的資産」は以下2つで構成されている。

専門性・・・職種に近いもの
経験 ・・・職種によらない技術

今持っている資産を確認すればいつ・どんな技術的資産を活かせるか、これから何を身につけていけばいいかが見えてくるのであろう。今の資産を洗い出すには、これまでの仕事のレジュメを作成すると良いそうだ。

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気づき3:To do よりも Being で生きていく

仕事で楽しさを感じる方法は2種類に分かれるのだそう。それは、

・To Do 型
・Being 型

To Do 型は、「何をするのか」で物事を考える。はっきりとした夢や目標を持っている。Being 型は、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する。心からやりたいことなんて必要ない。To Do 型の人はたった1%で、残り99%の人はBeing 型である。筆者も無論、後者だ。

この本を読むまでは「心からやりたいこと」も「こうありたい姿」も、どちらも必要だと思っていた。しかし、本当にやりたいことが分からず、そんな自分を感じるたびに自信がなくなっていっていた。この本を読み、「やりたいことはなくてもいい。ありたい姿だけでいい。」と知った時、ふっと心の荷が降りたような感覚に救われた。筆者はこれから、ありたい姿を追求していこうと思う。

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まとめ

移りゆく日本社会。終身雇用制度が崩れ、IT化がハイスピードで進み、多様化していく働き方。5年先ですら社会がどうなっているのか分からない。そんな時代だからこそ転職の思考法を身につけて自分の軸で進む人生を歩んでいこう。そのためにこの本はぜひ読んでみてほしい。

最後に〜本を読んで起きた変化〜

ここからは、筆者が本を読んで起きた変化について主観を含めつつ書いていこうと思う。

自分のありたい姿を考えた時、下の3つが頭に浮かんだ。
・常に成長する
・幅広い分野を知っている
・どこでも生きていける

そこで、この姿と今の自分を見比べることとした。

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「常に成長」しているか?

ここ1年間、仕事でどれほど成長したのだろう。振り返ると、「新しくできるようになったこと」「より高められた技術」は片手で十分に収まるほどしかない。

「幅広い分野を知っている」か?

自分の知っている世界は狭い。これまで携わってきた仕事といえば、研究系や教育系。社会が進むスピード感からやや切り離された分野だ。

「どこでも生きていける」のか?

企業の力がないと生きていけない。自分が会社に依存せず、国内・海外問わず生きていくには、マーケットバリューも技術資産も低レベルすぎる。

そこで、自分にはまず技術資産が必要と考えた。

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今の時代、身につけているべき技術…それはプログラミングの技術だろう。今やもの珍しい技術ではないが、幅広い仕事に活用できる。2020年度より小学校でプログラミング授業が始まることから見ても、「ある程度できていて当然」「できなければ不利になる」そんな技術になると考えている。

そうと分かれば、釘は熱いうちに打て。早速、エンジニアカレッジというプログラミング研修に登録した。3ヶ月でJavaがマスターできIT系への転職紹介もしてくれるらしい。20代までなら無料で受講できる。最初は説明会・面談から。なので来週行って参る。興味ある方はエンジニアカレッジ公式ページをチェックしてみることを勧める。

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