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数奇
2021年12月22日 23:08
2021年10月25日 読了250ページくらいずっと殺人が起こらない展開に驚き。じっくりと多くの登場人物を描いていく前半がしっかりとキャラクターの魅力や伏線を描いていて、複雑に積み上げたプロットを最後に解放させるカタルシスはさすがだった。伏線を積み上げながら同時に人物の魅力を描くプロット力もすごいが、それゆえに読者にとって、殺人が起こるシーンがとてもショックなものになっている。殺人事件が起き
2021年10月9日 21:12
2021年10月6日 読了とても有名な作品だが、内容もトリックも知らない状態で読めたのは幸福だった。Aから始まる名前の町でAから始まる名前の人物が殺され、Bの町でBの頭文字の人物が殺され、Cの町でCが殺され……という連続殺人が起こるあらすじ。探偵エルキュール・ポアロ宛に犯人から挑発的な殺人予告状が届くなど、あらすじだけを見ればよくあるライトな連続殺人ミステリーのような印象もあるが、実際
2021年9月23日 20:18
上巻 2021年9月6日 読了下巻 2021年9月22日 読了あらゆるミステリー賞を総なめした作品とのことだが、個人的にはいまひとつハマりきれない作品だった。まず苦手意識を持ったのが、文章にも物語にも冗長さを感じた点。文体が説明的で長ったらしく、展開にも退屈さを感じる点が多かった。これは本の背面にあらすじとして書かれているのでネタバレでは無いと思うが、上巻では作中作として「カササ