こひつじ*心理×教育

学校教育を外からアップデートするため☆教員を辞めたってよ。 心理と教育のつなぎ役になり…

こひつじ*心理×教育

学校教育を外からアップデートするため☆教員を辞めたってよ。 心理と教育のつなぎ役になります(←野望) 高校教員歴20?年×公認心理師&臨床心理士&認定心理士etc 私が見つめる対象は子どもたち,先生,保護者…学校に関わるすべての人たちの”こころ”です

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はじめまして。こひつじ*心理×教育です。

20?年勤めた教員を辞めました。 学校というフィールドを出て,学校教育をアップデートするために。 改めまして。 こひつじ,です。 私は20年以上,地方の公立高校に勤めてきました。 担任×6回。進路指導主事,教務主任,それからずっと教育相談を担当し,特別支援コーディネーターを務めてきました。 プロフィールにある通り,公認心理師,臨床心理士,認定心理士の資格を持っていて,相談員としての経験もあります。児童福祉司等の任用資格も持っています。 ずっと,学校の”中のヒト”として

    • あいつ教員辞めたってよ#5 部屋の片隅で世代の理不尽を嘆く

      教員を辞めた理由に”氷河期世代はめちゃくちゃ理不尽な思いしてるんじゃね?”というのがあったので今日はそれを書こうと思います。 かなり愚痴です。 これはあくまでも私の個人として感じたことであって 特定の年代を批判したり,差別したりする意図はないことを先に強調しておきます。 私が教員の採用試験を受験した頃は 就職氷河期のただなかでした。 私自身は民間企業や別の公務員試験も受験していました。 教員採用試験に合格するまでに数年の講師期間を経ましたし, 記憶が正しければ倍率は25倍を

      • 教員の専門性とはなにか?再考

        教員の専門性とはなにか? 私は以前の記事で,他の専門職に比べて教員が『何でも屋』化していると書きました。 社会の要請に応じていくうちに,教員の仕事の範囲が拡大しすぎた。 そのことが長時間労働時間にもつながるし 教員としての”矜持”みたいなものを失わせていて 精神的な疲れにも そうしておそらく不祥事ややる気の低下にもつながっている。 そもそも教員の本業は”教科を通して生き方を学ぶ”という意味で ”授業”に軸足があるはずだから, それが教員の専門性だ というようなことを この記

        • あいつ教員辞めたってよ#4 教員の『燃え尽き』を考えてみる

          大好きだった教員の仕事をなぜ離れることになったのか,やっぱりもう少し自分なりに考えていきたい,という思いが湧いています。 最近読んだ文章の中に その答えの一端があるような気がするので記録しておこうと思います。 バーンアウト(=燃え尽き)というものがありますが この”燃え尽き”を構成する要素は3つあるそうです。 私はこの文章を読んでハッとしました。 私が教員を辞めることを決意する数か月前に悩まされていたのは,まさしくこの3つでしたし, 何よりも ”③距離あるいは離人症的感

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        はじめまして。こひつじ*心理×教育です。

          好きな時間とアタマの使い方*教員を辞めて3ヶ月。今感じていること。

          教員を辞めて3ヶ月。 自分の時間をどう使おうか,ということを最近はいろいろと考えています。 仕事が変わって,生活が変わって 毎朝の起床時間や帰宅時間が大幅に変わりました。 休日の時間も自由に使えるようになりました。 それ以上に変わったのは,”アタマのなか”の使い方です。 これまでの生活での私のアタマのなかを思い返すと・・・ 85%くらいはほぼほぼ”仕事のこと”と”仕事にまつわる仕事のこと”を考えていたのではないかと思います。 家に帰ってからも,家事をしている時にも,ず

          好きな時間とアタマの使い方*教員を辞めて3ヶ月。今感じていること。

          あいつ教員辞めたってよ#3 教員は世間知らず?

          よく「学校の先生は世間知らず」と言われます。 学校社会という場の世間知しかない,という批判的な意味で「世間知らず」と言われるのだろうと思います。 これは本当にそう思う。 ただしそれは,よくも,悪くも,世間知らずなのだと感じています。 * 一般的には,社会の常識を知らない,という意味で使われる「教員は世間知らず」という言葉だけれど,働き方が世間からズレていることをよくわかっていない,という面でも世間知らずだと感じます。 私が心理の資格を取るために実習に行った時に驚いたこと

          あいつ教員辞めたってよ#3 教員は世間知らず?

          あいつ教員辞めたってよ#2 『教員は話を聞いてもらえない』

          まだ2記事しか書いていないのにフォロワーが増えていて,正直とても狼狽えました。 ただ,このことはおそらく私が教員を辞めたひとつの理由につながるので 今日はそのことを少し書こうと思います。 私が教員を辞めた理由のひとつに『教員という立場だと話を聞いてもらえない(もらいにくい)と感じた』ことが挙げられるからです。 * 学校での子どもたちへの心理支援を考えたときに,学校にはスクールカウンセラー(SC)がいらっしゃるので,個別な心理支援はSCの専門分野だと感じています。 教員だ

          あいつ教員辞めたってよ#2 『教員は話を聞いてもらえない』

          あいつ教員辞めたってよ#1

          なぜ教員を辞めたのか? その経緯とそこに至るまでの葛藤を少しお伝えしたいと思います。 教員を中途で辞めた多くの方が 「やりがいがあった」 と書いています。 私もやっぱり同じ。 高校教員という仕事は本当にやりがいがありましたし, 天職だった,と今でも思っています。 * 授業でキラキラした目をして「面白い!」と言ってくれる生徒の表情を見るのも嬉しかったし,そのことについて語り合うなんてことも本当にワクワクしました。 * 部活動でみんなで休日の練習を頑張った後の,なんか教員ま

          あいつ教員辞めたってよ#1