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今後必要なスキルとは(終身雇用の終焉)

日本自動車工業会・豊田章男会長:「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」

テレ朝news

トヨタ社会長豊田氏が声明した上記コメントが世間を賑わせた。日本を代表する大企業のトヨタ社代表がそのように判断したのであれば我々が勤める中小企業ではひとたまりもないと判断したのかもしれない。少なくとも私はそのように感じた。


そのような中、転職という言葉が頭をよぎったのは私だけではないと思う。勤め先が雇用を守ってくれないのであれば、自ら新たな勤め先を探さなくてはならない。それは自明の理では有るが一抹の不安が残る。なぜなら経験が無い上に、どのようなスキルが必要とされているかも分からない。転職をする人間が少数派な社会構造の中で育った我々ではそのように思う方も少なくないと感じる。そのような状況と対比される国としてアメリカが用いられる。下記、参照頂きたい。

アメリカ人は転職の回数が多い、というイメージを持たれている日本の方も多いと思います。 実際にBureau of Labor Statisticsの調査によると、アメリカ人は一生の内に11の仕事に就く、つまり平均転職回数は10回、だそうです。

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アメリカでは日本と違い有期での契約が多い。期間満了時に会社が求める結果を出していなければ契約打ち切り、実質上の解雇となり会社を去る事となる。一方で、コミットメントした数値に対して真剣に取り組むことや、所謂ぶら下がり社員が生まれない風土から一部の日本人からは羨望の眼差しを向けられる対象として位置つけられているのもまた事実ではないだろうか。


今後の日本労働市場で求められるスキルとは

転職をする際にスキルの棚卸しをすることから始める事になるが、スキルとは果たして何か。ここからは私が転職活動をする上で感じた事、そして心がけている事をベースに話していきたい。

スキルとは

企業が求めている仕事内容に対して、それを果たす事が出来るという裏打ちの有る業務経験、知識(即ちこれ称してスキルという)

面接の際にスキルをアピールするという事は上記事項に対して私はそれを遂行出来るに値するということを証明する場であると認識している。

即ち、汎用性の有るスキルとは一般的にどのような企業でも採用している業務内容を遂行する事が出来る業務経験や知識の事を表現しており、専門性の高い知識とは有る一分野に於ける業務内容を遂行する事が出来る業務経験や知識の事を表現していると言える。

終身雇用制度が崩壊し転職市場が活発になれば、汎用性の高いスキルを身につけていく事と同時に、どのような専門性を身につけていくかについて考える必要性が生じる。

汎用性だけでは収入は増えていかない、専門性が重要になる。理由としてはコミットメント出来る業務内容を絞れば絞るほど採用側の期待値が高まる事になるからだと考えている。

正直、平成以降に生まれた私のような世代はしわ寄せを食っていると感じる事が多いかと思う。少なくとも私はそのように感じているが、だからこそ成長環境として適しているとも考えるし、波乱万丈な人生もある種悪くないと思う。

自らの足ではリスクの高い世界に踏み出せなくても社会構造が変わるので有れば甘んじて受け入れる事が出来る(というよりそうせざる負えない)

そのように前向きに考えて労働市場と向き合っていきたいと感じる。

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