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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2021年12月の記事一覧

【中国日誌】134日目 21.12.30

正月とは何か。それは食べられるものだろうか。中国にいると今日本では正月休みであることを忘れさせられてしまう。これを書いている今日は大晦日。しかし、大晦日という雰囲気もなく通常運転、いつも通りのお仕事。すこし、寂しくもなる。やはり私も人間であることを実感させられる。しかし、私には全てが初めての経験であり、このような経験に心より感謝したい。

朝は、霧が濃く、冬の寒さ。4時半に起き、支度と日課。心身と

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【中国日誌】133日目 21.12.29

雲行きは悪く今にも泣きだしそうな空。身体がブルりと震える寒さであるが昨日よりも少し温かいようである。外にはいつも見られていた河川敷の霜の白さはなく、確かに少し温かいのだと思った。人間の不思議というやつである。中途半端に寒い方が、余計に寒いの法則である。どうせ寒いのなら氷点下がいいと、少し心の中でわがままを言うのであった。

朝4時半に起き、支度・日課。この時に仕事のことを考えてしまい、不安に襲われ

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【中国日誌】132日目 21.12.28

日付上は年明けが近づいてきているが、その気配が遠く感じられ、未だに実感はない。これは毎年欠かさず繰り返してきた実家に戻るという儀式を、していないからだろう。実家に戻るときの帰路、地元に戻り、駅に見る親の迎え、そして実家に戻った時に感じるなつかしさ。それらが一体となって年末年始を感じさせる。ことしはそれができない。人生で初めて実家で過ごさぬ年末年始。少し寂しい。故に、変化とは、何かの当たり前とお別れ

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【中国日誌】131日目 21.12.27

空は晴れ、凍てつく寒さ。寒さを思い出すだけで体がぶるっと震える。日本は正月休みに入るのかと少し羨ましく感じる。あの正月の神聖な感じは、今年は味わうことができないので残念である。中国という大地から祈りをささげようと思う。特に仏教だとかそういうのはないが、ただ、いつもの儀式として神聖を感じたいのである。少しだけ分けてもらいたいという願望である。故にこういった不思議な感情を感じれる今に感謝したい。

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【中国日誌】130日目 21.12.26

時は流れる。少し、マンネリ。中国の刺激が薄れてきているのを感じる。行動がルーティン化されてしまっているせいだと思う。変化を欲することをやめてはならない。日本では正月前の雰囲気。中国ではそういう気配がない。だから、忘れがちになる。中国では正月前のそわそわもしない。正月は1年を振り返り、切り替えるために重要なイベント。私はもっと正月を意識しようと思う。

朝は非常に寒く、氷点下。外の河川敷の傾斜面は白

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【中国日誌】129日目 21.12.25

クリスマス。私はキリスト教徒ではないため、特にいつも以上にこの日を意識することはない。そもそも私の刷り込まれた記憶でのピークはサンタがプレゼントを届けてくれる前日のクリスマスイブである。クリスマスパーティーと寝る前のワクワク感。たまらなくウキウキするのはクリスマスイブである。そして、今わ大人で、そして中国の田舎。日本ほどのイベントとしては認識されていない。そして私は独り身。よって、クリスマスであっ

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【中国日誌】128日目 21.12.24

本日は中国では平安夜というらしい。ただ、私の心は乱れてしまった。その乱れは強い風となって、窓ガラスをガタガタ揺らした。風が吹けば、自然とやむのを待たなければならないように、私の感情の嵐も通り過ぎるのを待つことにした。

朝4時半に起き、支度と日課。少しよく眠れたせいか頭がすっきりしている。ただ、睡眠時間はいつもよりは短い。今週の睡眠時間は残念なことに少ない。だから感情的にも乱れやすい傾向にある。

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【中国日誌】127日目 21.12.23

青空は少し垣間見るがまだ雲は厚みを保ち、私の感情が大空に漏れ出ている。感情から生まれる負の思考の語りが睡眠を妨げ、ちょっとしたことが腹立たしい一日であった。周りに迷惑をかけていないだろうか。心配である。そんな私についてきてくれる周りに感謝を。

朝4時半に起き、脳の厚いノイズのもやを感じつつ、支度と日課。洗濯もついでにした。そして8時に出社。

イライラしながら仕事を進める。途中で投げ出したくもな

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【中国日誌】126日目 21.12.22

天候は良くない、寒い。これは一日のできごとが天候によって定められたかのようである。

朝4時半に起き、支度と日課。8時に出社。仕事をいつも通り。日本との会議で少しもめて感情が乱れる。それが尾を引き、退社時間ごろに脳がいっきにキャパオーバー。

夜ご飯を外卖で頼んでもらい、通訳さんと一緒に食べる。嫌なことから気をそらすことはできたものの、部屋に戻れば脳が語り始める。それはネガティブな語り。そして、止

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【中国日誌】125日目 21.12.21

雨。雨。髪がぼさぼさになる。雨。湿度。気温は寒い。空を見るのを忘れ、空気を味わうのを忘れ、雨音を聴くのを忘れた。心身はよく、感謝、感謝。

朝4時半に起きる。支度と日課をする。8時に出社する。20分ほど通訳さんに中国語を教えてもらう。そして仕事を始める。そして気づいたら夜ごはん。そして20時まで残業。そして部屋に戻り、何をする気力もなく、動画を少し見て、本を少し読んで、寝た。

残業に付き合ってく

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【中国日誌】124日目 21.12.20

朝は鮮やかな空を、昼には曇り、そして夜には雨。1日に3つの表情を見せてくれた空。空も人の心のようだと感じた。当たり前の非日常に感謝を。

朝4時半に起き、支度と日課。この表現もキー入力の予測機能で表示されるようになったことに気づく。機械にも習慣が定着したのを感じる。8時に仕事へ向かう。心の状態は非常にいい。というのも休日のいい思い出を思い返すように心がけたからだ。気を抜けばネガティブな回想が始まる

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【中国日誌】123日目 21.12.19

こんにちも晴れ。空は美しく、心身を澄んだ空気のように軽やかで清々しい。外は寒く服を5枚着てようやく寒さをしのげるほどである。最低気温は1度だそうだが、体感ではもっと寒い気がした。地面に生えた草には霜がついていて白く輝いている。ようやく冬ということを実感したのであった。

朝4時半に起き、支度と日課。休日なのに規則的な起床ができたので、いいことである。前日はたくさん歩きたくさん日光を浴びたのでぐっす

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【中国日誌】122日目 21.12.18

よく眠れた。天候は良く、色鮮やかな空に心も同調する。不思議なものである。天気が崩れれば私の精神状態や睡眠の質も悪くなる。不思議なものである。それはそれで、清々しい1日に感謝したい。

朝は5時過ぎ起床と少し寝坊。支度と日課をスマートに終わらせ7時半に家をでた。中国の通訳の人と外をぶらぶらすると約束していたからである。

予定通り合流して、歩き始める。まずは川沿い。とても寒く、川の水面には霧がうごめ

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【中国日誌】121日目 21.12.17

この日も、天候は不安定。睡眠の質も悪く、心の不安も少し顔を覗かせていた。しかし、自分のマインドをコントロールしていいるおかげで大きく精神が乱れることなく過ごすことができた。知識に感謝を。

朝4時半に起き、支度と日課。この日はコロナ感染が増えてきたので出張先で休日も過ごすことにした。そのため、帰宅しない。特に問題はなく少し、休日を出張先で過ごせるのでワクワクしている。

8時に出社した。朝は日課と

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