幸福のようなもののような
文人、 #石川淳 #芥川賞 受賞、「元々のフランス語の先生」を脱却して文壇に遅咲きのデビューを飾った小説の『 #普賢 』で親友の庵文蔵に主人公の言として
「人間中毒になる。」等と言わせ、後の安い酒宴のきっかけを演出します。
人間中毒…戦前の東京の地理がつぶさに理解できる仕組みの作品には（わしゃあ田舎者だから #GoogleMap を観ればだけどね。）当時から人間中毒になるだけの人波が都心…というより帝都に犇めいていた様子が安易に想像できる深みがあります。何しろ新人とはいえ３６歳受賞の遅咲き、元々から文化人の技量だからね夷斎先生は。
さらに作品には他にヒロポン中毒の女性とアル中の男性と #ずくなし の太っちょが出てくるので、考えれば、大変賑やかです。
僕が同じく何べんも見直したこの映画に通じるところがあります。もうそんなに観ないし、２も評判よくないらしいから今んとこ観ないケド。
大映映画の立役者、 #永田雅一 ラッパがこんなもの、GWを提唱したから、ここ数日は忙しくてしょうがありませんでした。
全然別の事を書こうとして、スマホを持って懲りずに煩わしき人波の中に居て、偶然か必然か睡魔に襲われると既に夕闇。一人になっていました。
そういう事をしていると風邪を引いたり意図せず怪我をしていたりするものですが、今回は逆。止まらなかった咳はピタと病み、花粉何んたらの疑いのある鼻水は通常量に、目出度く、うっとおし過ぎる桜も葉桜と化していました。寝る努力をせずに、眠ってみるものです。 #夢であいましょう 夢で逢いましょう 楽しげに 淋しげに。
#ゴールデンウイーク 、お嫁さんやお子さん、親御さんの為に頑張ったアナタ、『五月病』というおそらく病気に属するものがあります、もう頑張らないでください。家で文句を言われながら、ゆっくり休んでください。アナタの権利は国民の休日というものが保証します。もっとも昨今の労働条件の改善案と同じで自由の為に義務を増やしているという不思議な現象の一環ではありますが…。
何の話でしたっけ？すいませんね寝起きなんで…そうそう、石川淳小説の話から始めました。読んでみてください、森鴎外の舞姫なんかより難しくありません、お孫さんが大活躍しているくらいですから、著作権切れで青空文庫で読めたりはしませんが…古本や大抵何処でも置いてるだろう図書館の書籍であっても、元来にそういったものを漁る趣味が有った夷斎先生の小説です、怒られはしないでしょう。国字を多用した文体とルビの付かない版に当たってしまったらアナタは幸福です、１０ページで睡魔に襲われて、誰も咎められればそのままの姿勢で寝てしまうのがよいでしょう。
私の、僕の考える幸福は…その後の事です。起きたら小説を読み進めてもいつものテレビドラマを観ても散歩に出かけてもいいでしょう。
『コスモスの夢』リフレッシュして生き生きとしたのはアナタ自身だけ、周りは引き続きどんよりとしているかもしれませんが構ってはいけません、アナタの人生、アナタの夢の後です。
「よそう、また夢にならあ…」
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