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確かに僕はモンスターハンターだった

こんにちは、すしです。

皆さんの学生時代頑張ったことはなんですか?就活の苦い記憶がよみがえってくる質問かもしれませんが、ぜひ思い返してみてください。

ある人は勉強、またある人はバイト、あるいは飲み会やサークル、、、。人それぞれ頑張ったことはあるし、逆に頑張らなかったことがない人はいないんじゃないかとも思う。学校に行かなくなってしまった人だって、何かに熱中していていたかもしれない。

僕も大学生活でいろいろな経験ができた。4年間で4ヵ国に旅行にすることができた。2年生の時に従事したラーメン屋バイトではシフトを入れられすぎて、単位がやばくなったこともある。3年生の夏休みに友人と二人で原付に乗り東日本を一周したのはいい経験だった。そういえば、今の彼女と付き合いだしたのは大学4年の春だ。

その中でも、僕が一番頑張ったことは?と聞かれたら、微塵も悩まずに即答することができる。


モンハン。余裕でモンスターハンターXX(ダブルクロス)。

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僕が大学4年間で1番頑張ったことはモンスターハンターXX。いわゆるハンター稼業だ(いわゆらない)。これだけは自信を持って言える。

モンスターハンターシリーズ(以下モンハン)は狩人である主人公が、自分よりもはるかに大きく強いモンスターと闘うゲームである。一人で狩りに行くこともできるが、みんなで協力して狩りをすることもモンハンの醍醐味の一つでもある。「ひと狩りいこうぜ」のCMが有名だと思う。

武器や防具は無数にあり、それらを組み合わせることで、自分のプレイスタイルに合った能力を手に入れることが出来る。重い一撃を与えて狩りたいハンターには大剣やハンマー、素早い動きでモンスターを翻弄したいハンターには太刀や双剣、遠くからサポートをしながら撃ち抜きたいハンターにはボーガンや弓、などと狩猟スタイルはプレイする人の数だけある。そして、それらを極めていくこともハンター稼業の楽しみの一つである。中には全てのスタイルを使いこなすことができる漫画のボスキャラクターみたいな猛者もいるとかいないとか。

また、ビジュアルが非常にかっこいいモンスターが多く、フィールドの景観もめちゃくちゃ綺麗だ。それぞれのフィールドを隅々まで探検する探索ハンターも珍しくない。

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ちなみに、モンスターの中で僕が一番好きなのは火竜リオレウス。やっぱり初代のパッケージモンスターだし、なによりもかっこいい。ぜひとも飼いたい。一家に一匹リオレウスが普通になる日が早く来てほしい。

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モンスターハンターで僕が思う魅力的な点は、基本的にはプレイヤー自身が強くなることはないという点だ。もちろん、武器を強くすればモンスターに与えるダメージを増やすことはできる。防具次第ではモンスターから受けるダメージも減らせる。しかし、裸のプレイヤーは初心者でもベテランでも同じ攻撃力だし、同じ防御力である

つまり、プレイヤーの身体能力は一切向上しない。ただモンスターと向き合う、戦う術を身に付けていくことによって、モンスターやフィールドを攻略していくのである。これが僕が思うモンスターハンターの魅力の一つだ。僕たちは、どんなに努力しても素手でモンスターに勝てはしない。しかし、なんとかかんとかすれば攻略することは出来るのである。


僕が初めてハンターになったのは小学6年生の頃だったと思う。友人がやっていたモンスターハンターポータブルを見たときに一瞬で魅了されたことが始まりだ。親に頼み込んでプレイステーションポータブルと同ソフトを買ってもらってからは、その友人に助けられながら来る日も来る日もモンスターを狩り続けた。

中学生になると、セカンドやセカンドGが発売され、僕はモンハンを教えてくれた友人と学校や部活終わりにモンハンの続編をやり込んだ。鬼神斬破刀で金レイア銀レウス夫妻を狩りまくったことは今でも覚えている。

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モンハンがDSや3DSになってからは機種自体を持っていなかったこともありハンターになれなかったが、長い休業期間を挟んで大学4年生の時にハンターに復帰した。モンスターハンターXXを買ったのだ。

4年生で就活もあったので、内定先が決まるまでは趣味ハンターの域を出なかったと思う。そして、就活が終わった夏休みに入った瞬間に、僕のガチスイッチが入ってしまった。その後、夏休みの2ヵ月で500時間やってしまった。社会人の仕事時間(残業なしだと)ですら8時間×5日間×4週間×2ヵ月=320時間なのに、それの約1.5倍の時間だ。胸を張って本業と言えるだろう。

就活と並行していた最初の頃は、久しぶりのハンター稼業を単純に楽しんでいた。ストーリーを楽しみながら、なまった腕やカンを取り戻していた。また、昔ハンターをやっていたころの記憶をたどるように、たくさんのフィールドを探検したりもした。

しかし、オンラインでやっていくにつれてどんどんガチモードになってしまった。最高ランクのモンスターである裏ボスの討伐クエストにオンラインで参加させてもらい、猛者ハンターたちに囲まれたおかげでクリアさせてもらったことが契機だと思う。トップオブトップに触れたことが刺激になり、そこからは武器や防具などの装備を整えてソロ狩りにのめり込んでいくことになった。

4人パーティで挑戦することが一般的なモンスターたち相手にタイマンで挑み続ける日々。ああでもないこうでもないと装備に頭を悩ませた。ネットで攻略情報を調べ、YouTubeでプロハンターたちの動きを学んでは実践した。そして、僕はどんどんハンターとして成熟していった

ハンターになったことがある人は分かると思うけど、そのモンスターの攻略法は対峙すれば対峙するほど分かってくる。最初から勝てるモンスターなどいないに等しい。モンスターの行動パターンなどを見るためにひたすら対峙することが大事だ。当然何度も返り討ちになる。理不尽な攻撃を連続で食らったり、地形を利用されて逃げ場がなくなったりしながら、数えきれない数の死を経験する。当たり前のように心が折れそうにもなるが、多くの死が実を結ぶ時が来る。いつしか、モンスターが次に何をしてくるのかを予測できるようになってくるのだ。

行動パターンや予兆をつかみ始めたら、今度はモンスターの攻撃を避けるだけでなくこちらも攻撃していく。やっかいなのはモンスターの状態次第でそのパターンが変わったりすること。行動パターンが変われば変わるほど覚えるパターン、対応しなければならないパターンも増えることになる。やっと追い詰めたと思ったらいきなり知らない攻撃をしてくるモンスターもいた。

トライ&エラー。仕事や生活に通じることかもしれないが、僕はハンター稼業でそれの大切さを学んだ。結局これを通さずに、何事にも成長や成功はありえない。最初は苦しくてもそこから学んで這い上がれば、何かを達成することは出来る。僕がハンターとして一人前になれたように、誰だって何者かになれるのである

夏休みも終わるころ、僕は一つの目標を立てた。それは裏ボスである「鏖魔ディアブロス」をタイマンで10分以内に倒すこと。鏖魔ディアブロスはモンスターハンターXXで一番強いと言われているモンスターの1種でもあり、同ゲームを締めくくる裏ボスでもあった。余談だが、実はこいつ、こんな怖くてかっこいい見た目に反して、サボテンが主食のベジタリアンなのである。ギャップ萌えとはこのことか。いやなんの話やねん。

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YouTubeで僕が見た中では6分かからずに倒している人が最速だったので、じゃあ僕は10分を切ろうと思った。そして、それを成し遂げた暁には引退しようとも思った。ラスボスをタイマンで10分以内に倒せたなら、ハンターとして僕にできることはもうないと思ったからだった。

ハンターとしてのゴールも明確になり意気揚揚と挑んだが、改めて対峙してみるとこいつマジのガチで強すぎた。基本的にハンター側は鏖魔の攻撃が当たってしまったら致命傷になってしまう。なんなら一撃で殺されてしまう理不尽オブ理不尽。つまり、鏖魔の攻撃には当たらずに攻撃を当てていく戦法を取らざるを得なかった。峨王と対戦した時のキッドかよ(アイシールド21)

前述の戦法を極めなければ、10分での討伐はおろか、倒すことすらできない。究極のトライ&エラーを繰り返しながら鏖魔に挑み続けた

武器や防具を試行錯誤して、挑んではワンパンされる日々を乗り越えて、遂に僕は9分07秒で鏖魔を討伐することに成功した。そして、僕はハンターを引退した。あんなに達成感や清々しい気持ちを感じることは今までなかった。


ハンター生活を数年ぶりに再開して鏖魔のタイムアタックをクリアするまでの500時間。めちゃくちゃ苦労もしたけど、めちゃくちゃ楽しかった。後半はソロ狩りがメインだったが、これぞモンスターハンターという楽しみ方をしていたと思う。改めてモンスターハンターは素晴らしい職業だと思った

モンスターハンターワールド(MHW)もその拡張版であるモンスターハンターアイスボーン(MHI)もやりたくて仕方がないが、僕はPS4を持っていない。ちょうど僕が社会人になるタイミングでMHWが発売されて、悩んだ末に買わなかった。やるとしたら本業並みにやり込んでしまう気がしたのだ。

DSや3DSを持っていなかったためにハンターになれなかった時の気持ちを思い出す。悲しい。ぴえん🥺。

今はハンター稼業を引退している僕だが、それでもはっきりといえることは、確かに僕はモンスターハンターだったということである。大学4年生の夏休み時は特に

武器も防具も装飾品も試行錯誤し、プレイング技術はプロハンターを見て学んだ。トライ&エラーを繰り返す中で、何度挫折や絶望を味わったか分からない。それらに屈せずにつかんだ勝利、その美酒の味こそハンター稼業の醍醐味だ。そして、それは人生でも同じことが言えるだろう。

だから、僕の大学生活で1番頑張ったことは、モンスターハンターだと胸を張って言える。一切の恥ずかしい気持ちもない。就活の時も言えばよかった。


長い文章を読んでいただきありがとうございます。今日はモンスターハンターについて書いてみました。モンスターハンターはポケモンと同じく、僕が子ども時代からやっていたゲームの一つで、僕の趣味を語る上でなくてはならない存在です。

だからこそ、「#自己紹介をゲームで語る」というタグが出た瞬間、この記事を書こうと思いました。自分史上最長のnoteになりましたが、よければ他の記事も読んでみてください。他はもっと短いです!

それではまた!



黒龍「ミラボレアス」について書いた記事もあるので、そちらもぜひ!



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