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「おめでとうございます!あなたの記事が合計1000回購入されました!」

noteを2020年1月から初めて1年半が経ちました。

この1年半で無料記事を合計124記事公開し、有料記事は合計18記事。8記事中1記事が有料記事、というペースで書いてきました。

noteで有料記事を公開していて興味深いのは、公開した時に売れる数と、その後ロングテールでジワジワ売れていく数が同等ぐらいになることがあるケース。

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先日、有料記事が計1,000回購入されたのでnoteからこういう↑お知らせが来ました。日頃より私が書いた有料記事をご購入いただいた方には改めてお礼申し上げます。

有料記事公開数が18で1,000回購入というのは、1記事平均55回購入されたことになります。記事によってヒット商品とそうでないのとがありますが、ロングテールで売れていく記事があるのはとても興味深いものです。

今回の記事では、過去どれぐらい売れたかの数を以下に公開しながら、累計で30回以上購入された1,000円の有料記事のみを以下に掲載していきます。

ちなみに、noteを書いている人はご存知かと思いますがnoteのスキ(ハートの数)の数はTwitterやInstaramなどの他のSNSと比較してそこまで多くつきにくいです(有料記事は、記事を覗いても購入しない人のほうが圧倒的に多いのでスキがつきにくい)。

2020年8月以降に公開した有料記事(公開日順)

【リディアードシステムとメルボルントラッククラブのニック・ビドゥのトレーニングシステム】

【記事公開日】2020年8月4日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】11,821字(計9段落:無料部分2,917字+有料部分8,904字)
【購入された回数】
8月:30
9月:6
10月:1
11月:1
12月:2
1月:11
2月:6
3月:22
4月:1
5月:2
6月:1
合計:82 (8/4から6/6までの10ヶ月間)

リディアードシステムは令和の今でも多くの中長距離走者にとってのバイブルのようなもの。このシステムは単に有酸素ベースの土台を作るところから始まるだけでなく、ピーキングについての深い洞察を与えてくれます。

ジョグやロングラン(ロングジョグ)といった一般性の高い練習を軸にして時間をかけて作り込んでいく基礎構築(基礎持久力、基礎体力、筋持久力など)に時間を割くようなシステム。コロナ禍では試合が少ないので、そういう意味では知っていて損のないトレーニングシステムではないでしょうか。

幅広いレベルの老若男女に適応できるトレーニングシステムでしょう。


【厚底カーボンシューズ戦国時代履き比べレビュー(2020年秋場所)】

【記事公開日】2020年9月6日
【ジャンル】ランニングシューズ(長距離)
【文字数】8,761字(計13段落:無料部分280字+有料部分8,481字)
【購入された回数】
9月:43
10月:2
11月:2
12月:2
1月:0
2月:1
3月:2
4月:0
5月:0
6月:0
合計:52 (9/6から6/6までの9ヶ月間)

記事を公開した初月にたくさん売れているので、その時点での厚底カーボンシューズの関心度が高かったこと、新しい製品が続々と発売されていて製品の入れ替わりが早いこと、などがみえてきます。

この記事の第2弾のような有料記事を近日公開予定です。


【ラストスパートはスピードがあるから、それともスタミナのおかげ?】

【記事公開日】2020年9月12日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】15,421字(計6段落:無料部分4,315字+有料部分11,106字)
【購入された回数】
9月:27
10月:0
11月:2
12月:0
1月:2
2月:4
3月:7
4月:7
5月:0
6月:0
合計:49 (9/12から6/6まで9ヶ月間)

ケネニサ・ベケレのトラック全盛期のラスト1周のラストスパートを見たことがある人はどれぐらいいるでしょうか。彼ほどの“スピード”と“スタミナ”を融合させた稀有な能力はないでしょう(2002-2006年に世界クロカンでショートとロングの部で2冠を達成して5連覇=10冠)。

結論からいうと、ある程度のスタミナがないと中長距離種目で勝負にならないのは短距離選手が中長距離種目に向いていないことを見れば明らかです。とはいえ、たくさん走り込んだからといって、ラスト勝負で勝てるかどうかというとそれはわかりません。

ありきたりな答えになってしまいますが、結局は自分が苦手とするところを克服し、得意とするところを伸ばすことでバランスを調整すること(上向きのベクトルになる方向性を持ってトレーニングを継続していくこと)が重要であるといえるでしょう。


【“マラソンサブ2:05”のためのトレーニング (レナート・カノーバのトレーニングシステムその①) 】

【記事公開日】2020年10月4日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】12,756字(計7段落:無料部分3,423字+有料部分9,333字)
【購入された回数】
10月:15
11月:2
12月:4
1月:1
2月:3
3月:16
4月:0
5月:0
6月:0
合計:41 (10/4から6/6まで8ヶ月間)

レナート・カノーバのトレーニングシステムは中上級者向けです。その理由は、たくましくブレないメンタリティが要求されるから。 心が継続的にトレーニングに向いていないと、このトレーニングシステムのメニューを完遂することは難しいでしょう。

厚底カーボンシューズが出る前にマラソンで2:05切を達成してきた選手たちのメニュー(そして、それらはほぼ全てが高地での練習)というのは、メンタリティ 、基礎体力、基礎持久力、筋持久力、ピーキング(ピリオダイゼーション)が基本となって、変化走やレペティションといった特異的な練習という基礎に沿っています。

しかし、他のトレーニニグシステムと何が違うかというと、マラソンやハーフのレースのような練習がそこに入ってくること、つまりレースのような内容を練習の段階でこなしていく強い体と心とリカバリー力が必要であるといえるでしょう(高地練習の場合は強度が少し落ちます)。


【(5000/10000m世界記録保持者)ジョシュア・チェプテゲイのトレーニングメニュー】

【記事公開日】2020年11月11日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】8,529字(計8段落:無料部分2,239字+有料部分6,290字)
【購入された回数】
11月:21
12月:2
1月:2
2月:3
3月:7
4月:0
5月:0
6月:0
合計:35(11/11から6/6までの7ヶ月間)

ウガンダはかつて2000年代に5000m12分台、10000m26分台の選手を擁していたが、長距離種目で世界大会のメダルを獲得し始めたのは2010年代になってからでした。

ケニアやエチオピアのように、西洋の資本が投入されトレーニングキャンプの練習環境が整備され始めていくと、そこに集まる選手の競技力はどんどん上がっていきます。

ウガンダの練習環境がどのようなもので、彼が普段どんなコースでどういう練習をしているかがわかる記事です。


【私の2019年11月ハーフ1:19:15(3:45/km) → 2020年11月1:09:15(3:17/km)までの1年間の練習メニュー】

【記事公開日】2020年12月3日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】28,439字(計11段落:無料部分7,114字+有料部分21,325字)
【購入された回数】
12月:41
1月:19
2月:20
3月:20
4月:7
5月:3
6月:0
合計:110 (12/3から6/6までの半年間)

コロナ禍になってから、まずジョグを継続してやるようにしました。その後はロングランで長い距離を走れるようにし、ウェイトで体づくり。そこからはそこまで速くないインターバル(CV強度)、ファルトレク、有酸素ランニングといった基本的なメニューをバランスよくミックスしました。

この記事の内容はなんでもない普通の内容かな、とは思いますが、それでもやることをやれば、やがて体は適応してきます。基本的なトレーニングの目的は、自分の課題としている部分を埋めていく、そのためには何をすべきかをしっかり理解することから始まるのではないかと思います。


【なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。】

【記事公開日】2020年12月13日
【ジャンル】ランニングシューズ(長距離)
【文字数】7,582字(計8段落:無料部分1,341字+有料部分6,241字)
【購入された回数】
12月:12
1月:0
2月:1
3月:1
4月:3
5月:9
6月:4
合計:31 (12/13から6/6までの半年間)

2020年8月(本来なら東京五輪が開催されていた頃)に突如、ミッドソール25mm / 40mmルールの12月からの運用についての世界陸連のプレスリリースが発表されました。

世界陸連が承認した公認競技用のシューズリストでは、OK / NGのどちらかによって、そのシューズの世界陸連が定めた測定部の厚みが25mm / 40mm未満なのかを知ることができます。

では、そのリストでなぜ、ホカやその他の「エッ??」というシューズが存在するのでしょうか?

それを解明するためには、シューズの見た目の厚さではなく、世界陸連がどういう計測をしているのかを詳しく理解することや、実際にそのシューズを手に取ってその構造をじっくりと眺めてみることが重要です。


【中距離ランナーからマラソンランナーまで効果をもたらす「坂ダッシュ」の重要性。】

【記事公開日】2021年1月14日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】9,127字(計7段落:無料部分2,022字+有料部分7,105字)
【購入された回数】
1月:53
2月:92
3月:21
4月:14
5月:6
6月:4
合計:189 (1/14から6/6までの4ヶ月半)

私が書いた有料記事で1番購入されている記事です。その理由はこの坂ダッシュというあくまで一般的なトレーニングが老若男女のどのレベルのランナーにとっても有効であるからではないでしょうか。

自身のYouTubeで坂ダッシュの効果を話していた大迫傑選手から、私が以前(4-5年前に)一緒に坂ダッシュをしていた50-70代の“ファンランナー”まで坂ダッシュの効果を実感しているのです。

魔法のようなトレーニングというものはありませんが、ダニエルズのランニングフォーミュラなど、生理学的視点で書かれている本をバイブルにしているランナーが意外と見落としているのは、バイオメカニクス(生態力学)の視点。

坂ダッシュはバイオメカニクスを改善できる“スプリント”という動作の連続を負荷を軽減できる上り坂でやるものです。


【育児家庭で"朝練メイン"に変えて3ヶ月半、単独練習のみでハーフ1:09:15→1:07:45(※社会人ベスト相当)まで縮めた34歳の私の練習メニュー】

【記事公開日】2021年3月18日
【ジャンル】トレーニング法(中長距離)
【文字数】22,846字(計13段落:無料部分8,456字+有料部分14,390字)
【購入された回数】
3月:98
4月:5
5月:1
6月:2
合計:106 (3/18から6/6までの2ヶ月半)

この記事は2020年12月6日から2021年3月12日まで3ヶ月の練習記録。朝練メインにすることで体重は3-4kg減り、走力も格段とアップ。しかし、今現在はまた体重が3-4kg増えました。

その理由は朝練を全くやらなくなって、毎日深夜に夜食を食べるようになったからです。このように、生活スタイルの変化が、自分の体重や体づくりに影響していること、そしてトレーニングを継続すれば体は適応をすること、逆にトレーニングを止めれば人は元通りの体になっていくということがよくわかりました。

今はそこまでトレーニングのモチベーションが高いわけではないのですが、またこの記事のように積み重ねれば同じように日々一歩ずつ積み上げていけると信じています。とはいえ、今は家庭優先なので、それができるかどうかはわかりません。


【🏓 飞影PB 👟でマラソンのPBを2時間19分台→2時間16分55秒に縮めた行場さんの70日間の練習メニューと“飞影PB”の購入方法】

【記事公開日】2021年4月2日
【ジャンル】ランニングシューズ(長距離)
【文字数】14,073字(合計9段落:無料部分1,568字+有料部分12,505字)
【購入された回数】
4月:113
5月:16
6月:4
合計:133 (4/2から6/6までの2ヶ月間)

この記事が多く購入されたことから、何かがたくさん売れる時には口コミの効力が絶大であり、なおかつ試合という何にも変えがたいのフィールドでの実績があるということが重要である、ということを強く感じました。


有料記事販売数(2020/1月〜2021/6/6まで)

【中ヒット】(100超え)4記事:合計538
189中距離ランナーからマラソンランナーまで効果をもたらす「坂ダッシュ」の重要性。)4ヶ月半
133🏓 飞影PB 👟でマラソンのPBを2時間19分台→2時間16分55秒に縮めた行場さんの70日間の練習メニューと“飞影PB”の購入方法)2ヶ月間
110私の2019年11月ハーフ1:19:15(3:45/km) → 2020年11月1:09:15(3:17/km)までの1年間の練習メニュー)半年間
106育児家庭で"朝練メイン"に変えて3ヶ月半、単独練習のみでハーフ1:09:15→1:07:45まで縮めた34歳の私の練習メニュー)2ヶ月半

【プチヒット】(30超え)6記事:合計292
83リディアードシステムとメルボルントラッククラブのニック・ビドゥのトレーニングシステム)10ヶ月間
52厚底カーボンシューズ戦国時代履き比べレビュー(2020年秋場所)9ヶ月間
49ラストスパートはスピードがあるから、それともスタミナのおかげ?)9ヶ月間
41“マラソンサブ2:05”のためのトレーニング (レナート・カノーバのトレーニングシステムその①) 8ヶ月間
35【5000/10000m世界記録保持者】ジョシュア・チェプテゲイのトレーニングメニュー)7ヶ月間
32なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。】)半年間

【その他の有料記事】8記事:合計175

2020/1/19〜2021/6/6(1年半)
有料記事販売数:合計1,005(平均で1日に平均2回購入される)

100回購入されたら中ヒットぐらいだと思いますが、どちらかというと無料記事で10,000PV取れるような記事を量産していくことも同時で並行していければ理想かな、と。

ちなみに、10,000PV超えの無料記事は現在のところ19記事あり、今公開している有料記事の数と同じぐらいなので、今後もこのような発信のバランスをとっていければと考えています。


アウトプットを日常的に行い良質の無料記事を量産することが大切

noteに書くことは、シューズのレビューやトレーニング法、トレーニングログとその振り返り、たまには日記のようなこと、陸上の試合についてのことなど多岐に渡ります。

そのためには、普段から大量のインプットに対して、定期的にアウトプットの機会を設けなければいけません。私がそもそもnoteを始めたのは、そのアウトプットの機会を増やしていくためでした。

例えば、20種類以上の厚底カーボンシューズを履いたことがあったとしても、それを↑のような記事でまとめないと、自分の頭の中でこんがらがってしまってもおかしくありません。

これと同様に、私たちは日々大量の情報をインプットしていますが、それを何かの機会でアウトプットしていくことによって咀嚼し、取捨選択を繰り返していってブラッシュアップを重ねていきます。

私の書いている記事が8本に1本の割合で有料記事になっているのはそのようなバランスがそれぐらいであることの現れでしょう。日頃より良質な無料記事を量産していればいるほど、有料記事の売上が量産できるということに関係していると強く感じています。

1年半で決して安いとはいえない1,000円の有料noteが1,000回購入されましたが、今後は2,000、3,000回と積み上げていければまた新たな内容の記事執筆の大きなモチベーションとなるでしょう。

サポートをいただける方の存在はとても大きく、それがモチベーションになるので、もっと良い記事を書こうとポジティブになります。