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環境問題がよく分からない人必見!種類を整理して原因と対策をまとめました。

環境問題って複雑で分かりにくいですよね。最も分かりにくいポイントの一つは様々な問題の部分部分しか書いてないからだと思います。環境問題の全貌と因果関係が分かるように整理してまとめてみましたので読んでみてください。

まだまだ勉強中の身ですし、専門外の部分もあります。さらに、正確さよりも分かり易さを重視したので抜け漏れがあるとは思います。ただし、せっかく作ったので掲載してみます。

まとめ

1.地球温暖化

地球温暖化の原因:
地球の平均気温が上昇している問題です。原因は二酸化炭素やメタンのような人間の経済活動によって大気中に放出される温室効果ガスとされています。温室効果ガスが地球にそそぐ太陽のエネルギーを地球にとどめることで地球が温かくなっています。
二酸化炭素はおもに化石燃料の燃焼から生まれます。発電、製鉄、輸送、旅行などで化石燃料は燃やされて大気中に放出されます。
メタンはおもに牛のげっぷとおならから放出されます。なんと地球温暖化の約5%程度は牛をはじめとした反芻動物のげっぷとおならから放出されていると推定されてます。

地球温暖化の影響:
その1.海水面の上昇
南極を初めとした極地には膨大な量の氷が存在してます。地球の気温が上がるとこれらが溶けて海に流れ出します。また、全ての物質は温度が上がると大きさが増す性質を持っています。海の水はとてつもない量なので、少しでも温度が上がると大量に水のかさが増します。このため、温暖化が進むと海水面が上昇していくと言われております。現在、大きな都市はほぼ海沿いにありますので人間の生活に大きな影響を与えます。

その2.気象の変化
近年、オーストラリアやカルフォルニアでの森林火災、日本や中国での洪水等の自然災害のニュースが多いですが、この主な原因として地球温暖化が挙げられています。地球全体としては暑くなっているのですがその変化は場所によって異なり、気圧配置(天気をつくる要因)がこれまでと変わってきて異常な気象をもたらしています。また、雨の原因となる海水の蒸発は地球全体としては増えるため、降雨量は増えると言われています。

その3.自然環境・生態系への影響
地球上のあらゆる場所で気温が変化するため、自然環境とそこに住む生態系に甚大な影響を与えることが推定されてます。例えばホッキョクグマやアザラシのように寒冷地に住む生き物の多くは絶滅してしまうと考えられております。生き残る生物種も生息する土地を変えたり、生活を変化させたりすることを強いられるでしょう。

地球温暖化の対策:
水力、風力、地熱と原子力は発電する時に化石燃料を使わないので温室効果ガスとなる二酸化炭素が発生しません。原子力は化石燃料は使いませんが、核燃料を使いますので、二酸化炭素と同様に恐ろしい放射性廃棄物が発生してしまいます。水力、風力、地熱などのエネルギーは再生可能エネルギーとして持続可能なエネルギーです。
また、ガソリンや灯油なども電気に変えるとその方が二酸化炭素の排出量が少なくなります。これは電気が再生可能エネルギーでできていることと、燃料よりも電気の方が熱や機械を回す力にしやすいことが原因です。
また、省エネも温暖化対策になります。エアコンの温度を下げる(上げる)、誰もいない部屋の明かりを消す、見ないテレビを消す等でも温暖化対策になります。
メタンの対策は牛を食べないと羊を着ないの2点になります。後述しますが、牛は非常に環境に悪影響です。温暖化対策のためにも他の肉、さらにできれば植物性の食事を心がけましょう。

2.海洋プラスチック汚染

海洋プラスチック汚染の原因:
プラスチックは軽くて、丈夫で、安価です。しかし、丈夫にもほどがあるので環境中に流出すると分解に数百年かかります。このため、

海洋プラスチック汚染の影響:
プラスチックごみと海について。脱プラスチックのために知っていて欲しいこと。に詳細は書きました。ここでは要約します。

その1.海洋生物の被害
プラスチックを誤飲した海の生物は消化器官にプラスチックが詰まり餓死します。また、漁網に絡まって死んだり、プラスチック片で傷ついたりします。

その2.健康への影響
マイクロプラスチックは全ての海や食品、水道水からも検出されています。海洋プラスチック汚染による健康への影響については十分な研究がありません。この十分な研究がありませんは、「今のところ証拠が見つかっていない」と「現在研究中です」の両方の意味を含んでいます。

その3.経済活動への影響
観光産業は清掃にコストがかかります。また、漁業産業はプラスチックにより網が傷ついたり、プラスチックを仕分けるコストがかかります。

海洋プラスチック汚染の対策:
対策はプラスチック利用の削減の一言です。特に使い捨てのプラスチック製品を減らすように心がけましょう。使い捨てのペットボトルを買わない。マスクを使い捨てない。ラップの使用を減らす。食品包材の少ない野菜や果物を選らぶ等です。
どうしても使い捨てなければいけない部分については生分解性の材料や木や紙などと置き換えていく必要があります。
既に流出してしまったプラスチックについては回収していく必要があると思います。

3.6度目の大量絶滅

今現在、毎年大量の種が地球から姿を消しています。この絶滅のペースは過去5回おきた大量絶滅よりも早く、地球史上6度目の大量絶滅と呼ばれています。

6度目の大量絶滅の原因:
6度目の大量絶滅の原因は2つです。①野生動物の住処が減っている。②地球温暖化。②は上で解説したので①について解説します。なお、ここでの話は肉を食べることと地球環境① ~生物多様性へのインパクト~に詳細を書きました。ここではその要約を書きます。
現在、多くの森林が開墾され、干潟が埋められて農作地が造成されています。では、なぜ農作地を作っているのでしょうか。それは畜産のためです。畜産が人間に提供するカロリーは全食料生産の18%です。しかし、畜産が使用している土地は全食料生産の83%に登ります。人口が増えているのもそうですが、肉の消費量が増えているのがその原因です。
どうしてこんなに肉に土地が要るのかというと飼料要求率のせいです。飼料要求率とは畜産物を1kg成長させるのに必要な飼料の量です。牛6、豚4、鳥2程度と言われています。つまり、肉を得るのに大量の飼料(穀物やマメ)を消費します。我々が肉1kg食べようとすると、穀物やマメがその数倍必要になるということです。しかし、これはあくまで1kg成長させるのに必要な重量です。食料として考えた場合には、これに加えて牛は食べられない廃棄部分が多いです。可食部は、牛40%、豚50%、鳥60%と言われております。

6度目の大量絶滅の影響:

この大量絶滅の果てに何があるのか誰も分かりません。生物多様性が失われて、短期間で戻らないのは確実です。しかし、怖いのは自然の多様性を損なったことにより地球環境が柔軟性を失ってしまったり、人間が適応できなく絶滅してしまう可能性です。

6度目の大量絶滅の対策:

対策は2つです。①肉を減らす。②温暖化対策と同じ。
とにかく肉を減らしましょう。いきなりビーガンになる必要はありません。焼肉を減らして、すき焼きを肉豆腐にする、ミートレスマンデー(週に一回肉を食べない日を設ける)等の工夫をすれば肉の消費は減り、少ない耕作面積で人間の経済活動が継続できます。
また、上述した温暖化対策も生物の絶滅を防ぐ効果があります。是非取り組んでみてください。

昨日までの生活は多大なる地球の犠牲の上に成り立っています。
少しずつ、一歩ずつで構わないので、
今日、この時から持続可能な経済を目指しませんか。
あなたが変われば世界が変わる。

ホームページもよろしくお願いいたします。


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