隣の人との距離が遠くなっても
同じ悩みや迷いや行動を誰かと共有しながら結果にたどり着きたい。だから誰と仕事をするか、誰と同じ時間を過ごすかは、とても大切なことだと思ってて。
昨日、ネットで映画の席を予約した。距離をあけるための×印のついた席を見て前とは違うんだなぁと思う。街を歩く人がみんなマスクをしていたり、お店の入口に消毒液が置いてあったり、ディスプレイの向こう側の人と話をしたりすることは、もう日常になってしまって違和感を感じることもなくなったけど。不意に目に入る風景や出来事に、はっとして変わったことに気づかされることもある。
あの人がいないと出来るわけがないとか、自分がやらないと間に合わないとか思っていても、大抵のことはなるようになって。GoogleMAPがあれば誰でも同じ場所に行けるみたいに、誰がやってもたどり着ける結果や成果そのものに、それ以上の意味はないなぁと思う。
映画館のフードコーナーでコーヒーと大きなチョコチップのソフトクッキーを買った。二人で食べるためのバケツみたいな容器に入ったポップコーンは、メニューの上から販売禁止と書かれたシールが貼られていて・・・そっかぁと思う。暗闇の中、遠慮しながら手探りで同じものを食べながら同じ物語を見る、なんて素敵なことを一度くらいは経験してみたいので、また販売されるようになったらいいけど。まぁ経験できるかどうかは、それだけじゃないこともわかってます。うん、うん。
働き方改革やNew Normalなんて言葉で、変わることが大切なように言われているけど。結果や成果そのものよりも、たどりつくまでの楽しかったなぁみたいなことが、生活への愛着だったり、肯定感だったりに繋がることに変わりはなくて。
ポップコーンがなくたって映画はとても良かったし、映画とコーヒーとチョコチップクッキーの組み合わせは最高だった。
隣の人との距離が遠くなっても、大切なことは変わらないまま。
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映画館は涼しくて、外は暑くて、涼しいと暑さを行ったり来たりしながら体がだるくなる感じに、変わらない夏を思いましたぁ。
観に行った映画は、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
アマゾンプライムで「フランシス・ハ」を観てからグレタ・ガーウィグがとても気になってます。
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