【伊豆の国まるごとポタリングEp4《いずのくにの日帰り温泉をまるごと制覇せよ!》】 SURUGA Cycle Journal Vol. 106
伊豆の国市さんとのコラボ企画「伊豆の国まるごとポタリング」、通称「伊豆の国まるポタ」。歴史情緒あふれる伊豆の国市の素敵なスポットをまるごとご紹介します。
伊豆といったら温泉。今回の伊豆の国まるポタは自慢の温泉巡りで身体も心も癒されに行きましょう!
今回のナビゲーターは、伊豆の国市職員の石居さん(左)と、伊豆の国市地域おこし協力隊の平尾さん(右)のおふたり!
最初は、古奈温泉の「姫の足湯」からです。今回の自転車「伊豆の国レンタサイクル 狩野川ベロ」はお隣にある長岡総合会館アクシスかつらぎ内の「伊豆の国市観光協会」でレンタルできます。
まずは、ウォーミングアップ、足元から温めていきます。えっ?足湯からじゃ生温?って、声が聞こえてきそうですが、いえいえ、ぬるくありません。あっつい、いい温泉なんです!
観光のお客さまや地元の皆さまで賑わう素晴らしい温泉です。これで準備万端、張り切っていきましょう。
伊豆の国市の温泉場は、伊豆長岡温泉、畑毛温泉、大仁温泉の3地区に分かれます。歴史ある温泉が多く豊富なお湯と効能で古くから地元の方のみならず全国の温泉ファンからも愛されています。今回すべての地区の温泉を巡りますよ。きっとお気に入りの温泉が見つかるはず!期待してくださいね。
ちなみに…スルガ銀行に、温泉部長がいるのはご存知ですか?その名も井伊湯種(いいゆだね)部長。「井伊部長の温泉グルメ探訪」の中で、今回ご紹介する温泉場も紹介されていますのでぜひチェックしてみてください。
古奈温泉の路地裏に、「あやめ小路」という落ち着いた雰囲気がただよう石畳があります。
大通りから奥に入り、旅館が立ち並ぶ小路ですが、着物で歩くと相性抜群の写真が撮れるフォトスポットとしても人気なんですって。昔ながらの貫禄のある軒並みと緑のある雰囲気が素敵な場所です。
散策している途中でスナックらしき建物を見つけましたよ。味のあるメニュー看板がまたイイ!ウィスキー80円って…?!
レトロな場所があちこちで見られる、ちょっとした異空間に足を踏み入れたような「あやめ小路」でした。
次のスポットは、源頼朝も入った1300年の歴史を持つ古奈温泉、その中でも最初にできた旅館と知られている「頼朝の湯 本陣」さんです。
「本陣」さんは約800年前、岩の間から湧出する温泉を利用し湯の宿としてスタートしました。かつて源頼朝公がこの地に逗留し、「本陣」さんの温泉に入浴したと伝えられています。これから極上のお湯が待っていると思うとワクワクします。
外から中に入り温泉の場所まで歩いて行く廊下は暑い外とはまったく異なり、驚くほど涼しく、山に囲まれた静かな隠れ家という感じです。雰囲気もサイコーです。
まずは窓越しに庭園を望む檜風呂。奥には露天風呂があり、頼朝の腰掛岩が残っています。さらに注目は、石を切り出して作られた神秘的な雰囲気の中で温泉が楽しめる、珍しい「洞窟風呂」です。
温泉は男湯・女湯で入れ替わるで、宿泊して全部入ってみたい!どのお湯も触っただけで、まろやかで肌触りのいいお湯だとわかります。
お部屋は12室、窓からは緑が多く自然豊かな景色が見られます。
次は、「本陣」さんの敷地内にある石切場です。
幕末の品川・横浜台場や明治前半期の官公庁などの近代建築に用いられたとされる「伊豆石」の石切場の一つです。
開府以来、都市化が進む江戸は大量の石材を必要としました。
「伊豆石」と呼ばれる石材は、伊豆半島では硬質の安山岩と、軟質の凝灰岩の二種が掘り出されており、近代建築にもってこいの硬質の安山岩が主に切り出されました。さらに伊豆石は、風化しにくく、耐久性にも優れていたため、選ばれたのです。
石切場は空気がひんやりして、涼しいというより肌寒く、木々を通して入ってくる光に照らされると、どこか別世界に来たように感じます。
昔の人は、どうやって石を切って、どうやって江戸まで運んだんでしょうね。
現在、隣接する竹林も含めて大々的に開発中です。今後、さらに他に類を見ない空間ができると思いますのでご期待ください。本陣さんに宿泊、または日帰り温泉をご利用いただいた方は見学が可能ですよ。詳しくは、本陣さんにお問い合わせください。
続いては「手作りとうふ みずぐち」さんです!
伊豆長岡の天然水を使った豆腐食品を製造、販売する開業50年以上続く老舗の豆腐専門店です。いい香りに誘われて、なんだかお腹が空いてきましたよ。さっそくお店の中に入りましょう!
手作りのお豆腐はもちろん、納豆、油揚げ、厚揚げなどなど、食卓には欠かせないものばかり。豆腐コロッケやひじきの煮物などのお惣菜も充実!生ゆばも発見しました。お豆腐屋さんならではですね。
ほのかなお豆腐の香りと爽やかなミルクの味がマッチした「豆乳入りソフトクリーム」でかんぱーい!韮山反射炉PRキャラクター「てつざえもん」も羨ましそう…
夏のおやつにもピッタリな、お豆腐屋さんのソフトクリームをぜひご賞味ください。
ショーケースの中にはスイーツも取り揃えられていました。豆乳を使ったプリン、ロールケーキにチーズケーキと、さまざまなラインナップでスイーツ好きの味方!豆腐スイーツがヘルシーで美味しい!うれしー!
「手作りとうふ みずぐち」さんから徒歩1分、「湯らっくす公園」にやって来ました。そろそろ皆さまの期待にお応えしましょう…そう、足湯です。市民の方々や観光にお見えの方々が自由に温泉を楽しみながら健康づくりができる公園として親しまれています。
お子さまからお年寄りまでそれぞれが思うように体を動かし健康的な時間を過ごすことができます。
湯らっくす~りらっくす~といっても意外と熱い、刺激的。
時間が経つうちにだんだん慣れてきて、体中がポカポカしてきます。ちょっと汗もかいてきました。
温まったところで、「健康遊歩道」の足裏マッサージエリアへ。どーかなー、そーっと、そろりそろり。うっ…かなり痛い!でも健康になるなら…イタタタタ…全体重が足裏の一点に、どう姿勢を変えても痛みが変わらない…思わず前傾姿勢。
この「健康遊歩道」は化粧品メーカーさん監修のコース。エリアごとに違う大きさや形の石の上を散歩気分でゆっくり歩いていきましょう。
何気にお隣さんに体重移動!はい、足真っ赤、ハイ、笑顔。
体、ぽかぽか、風が気持ちいい~
もうこうなったら、手すりにつかまりながら歩こう!あれっ?痛くない?スイスイ足が運ぶぞ!体が軽くなっている、いい感じ!
健康になるならこちらで!湯らっくす~、りらっくす~少し疲れた足を足湯と「健康遊歩道」で癒しましょう。
すっかり健康になった体に栄養補給をして、もっと元気になりましょう。
長岡温泉の高台にある「ニュー八景園」さんは、富士山の眺望と屋上露天風呂「天空風呂」が自慢のお宿。もちろん日帰り温泉も楽しめます。温泉とセットでお食事が楽しめる「お食事処レストラン万葉」でランチにしましょう!
めずらしい桜海老の釜飯です。おこげもいい感じで、美味しく炊きあがっています。お昼からこんなに豪華ですよ。桜海老の釜飯に、地元のお刺身、地元食材を使った天ぷら、デザートまで付いています。炊き立てをいただきまぁす!
こちらの日帰り温泉&お食事のセットプランは要予約制です。お腹いっぱいになったら、そう!お待ちかねの自慢のお風呂へ。
優雅な富士山や満天の星を眺めながら温泉に入る贅沢な時間をご堪能いただけます。早朝料金などもあり、朝焼け・夕焼けの富士山も見られます。
美肌効果に優れ、無味無臭の優しい温泉で癒されながら雄大な景色を楽しむ温泉へいらしてみませんか。
さて、続いては大仁温泉にある自転車・バイクのツーリングのベースキャンプとして人気のお宿「一二三荘」さんです。
「鮎の友釣り」発祥の狩野川から徒歩30秒の場所にあり、鮎釣りのお客さまに古くから愛されています。日帰り温泉入浴も年中無休で営業しています。源泉かけ流しの大浴場と、ゆったりとした時間が過ごせる貸切風呂もありますよ。
お風呂上がりには一二三荘さんのお庭で採れた梅で作った梅ジュースをグビグビ。ポカポカの体に冷たい梅ジュースが染み渡る~は~、スッキリ、う~ん、美味しい!
向かいにはなんと、オーナーである井川さんのこだわりが詰まったバイクガレージが!黒を基調としたインダストリアルな造りになっていて、ワイルドで男らしい雰囲気がカッコいい!
鍵付きガレージは、雨風をしのぎ、盗難防止にも最適!大切な愛車を守ってくれますよ!2枚の大きなシャッターなので、バイクの出し入れもストレスなしです。
伊豆半島ツーリングのベースキャンプとして、海に出るのも東西30分、南伊豆でも1時間。伊豆スカイライン、西伊豆スカイライン、箱根方面へのアクセスも20分圏内、行きも帰りの交通も伊豆循環道まで約2分の好アクセスです。
嬉しいですね~ちゃんとラックもございます。
大仁温泉にきたら寄っていただきたい!お次は「ひらい精肉店」さんにやって来ました。
お目当ては、ジューシーな伊豆牛のメンチカツ。こちらでは、伊豆の自然の中で育ち安心安全な伊豆牛を生産から販売まで一貫して行っています。ずらりと並ぶお肉、ショーケースを見ただけで期待が膨らみます。
ではさっそくメンチカツをいただきましょう…えっ…か、完売?
でもどの揚げ物も美味しそう…そこで、選んだのは伊豆牛コロッケです。
はい、気を取り直して、伊豆牛コロッケでかんぱーい!
ばくっ
サクサク、しっかりした伊豆牛の味わい。リーズナブルであり、ちょっとしたおやつにもピッタリで大満足です!
これぞ、温泉の街。続いては伊豆箱根鉄道大仁駅前のロータリーにある小さな足湯「黄金の湯」です。もちろん温泉です。
噴水ではないですよ、くれぐれも願い事をしながらコインなど投げないでくださいね。
金山から湧き出る天然温泉として「黄金の湯」と名付けられ、温泉に入浴したと同様の効果があると言われています。こんなに気軽に楽しめる温泉もなかなかないかも?!電車の待ち時間にぜひ。
次は畑毛温泉の一つ、自家源泉伊豆ぬる湯の名湯「駒の湯荘」さんに来ました!
日帰りの湯治場としても知られていて、温泉の効能をじっくりと味わえます。駒の湯荘さんの温泉は少し低めの湯温なので、ゆっくり長く浸かっても湯当たりしにくいです。でも湯上り後は、ポカポカ温熱効果が長~く続きます。
浴槽ごとに異なる湯温がポイントのひとつ! ぬる湯(源泉そのまま)・中温半身浴・あつ湯・うたせ湯・薬草の湯、全て源泉かけ流しです。お好みの温度を見つけてみて下さい。
さらに、露天風呂の「日替わり薬草風呂」は、春は「桜湯」や「蓬(よもぎ)」、初夏は「十薬(どくだみ)」など年間を通してさまざまなものが楽しめます!
ちなみに、撮影日は「ニワトコ」の湯でした。
温泉の後は開放感のある木製の休憩スペース「湯上り処」でひと休みです。風呂上がりといえば、瓶の牛乳が粋な感じ。
ゆっくりと心と体をリフレッシュしましょう。
ちょっと、ワークをしましょうか?というぐらいのノリで、言ってしまっていますが、本格的に陶器を創ります。こちらは「陶芸工房 大仙窯」さんです。
陶芸を気軽に体験できるなんて、伊豆ならではですね。
想像豊かにフル回転。これから創る世界に一つだけの陶器をイメージします。
うーむ、どうしようかな…
専属のインストラクターの方が丁寧に教えくれますよ。さあ、頑張っていきましょう。
丸めて、丸めて、どんっ!
ペタペタ、ペタペタ、形成していきます。
どれどれ、上手くできているかな?猫先生もチェックしてくれるにゃん。
ここからが、勝負!よーしっ、気合い入れるぞ!
ここは、出来上がりに左右される工程ですので、真剣です。インストラクターの方も真剣です。
なんとか形になってきました。
ここからは、丁寧に、丁寧に、絵付けをしていきます。
完成しました!どうですか?
なかなかの出来栄えです(自画自賛)集中すると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。少し大変でしたがいいものができました!出来上がりが楽しみです♪
今日はここまで。出来上がりまで1か月ほどかかりますが、宅急便にて届けていただけます。
朝から温泉ざんまい。地元食材盛り沢山のランチと陶芸の体験もして大満足。今日のお宿はここで決まりです。畑毛温泉の「大仙家」さんです。
日本旅館の良さと洋風な空間が取り入れられたジャパニーズモダンな大仙家さん!吹き抜けのロビーが開放的で、落ち着いた大人の雰囲気を感じます。
自慢のぬる湯には「大仙湯」と「韮山湯」の2種類の源泉があるので、これからの暑い季節でもじっくりと楽しめそうですね!フロントでは皆さまに温かく迎えていただきました。
2階に続く藤色の階段は優雅で思わずモデル立ちです。
外の光が差し込んでとても明るい吹き抜けです。
広々としたロビーには、アンティーク調の家具が素敵な応接スペースと飲食ができるカフェスペースがあります。内庭を眺めながらゆっくりと滞在時間を過ごしていただけますよ。ちなみに、この内庭では初夏にホタル観賞ができるそうです!
今回の温泉の旅、3つの温泉区をまわりましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだ、紹介しきれないところが沢山ありますが、それはまたの機会で。それと、よろしければ、井伊湯種部長のホームページもチェックして見てください。今回の温泉情報も井伊湯種部長のおすすめ温泉も友達やご家族、お一人でも十分楽しめるところばかりです。ぜひ、伊豆の国市にお出かけください。皆様のお越しをお待ちしております。温泉は第二弾もあるかも?
次回もお楽しみに~!
(器出来上がりました↓)
釉薬はさまざまな色があるだけでなく、スタンプした柄がわかりやすくなるもの、マットな質感のもの、つやっとした仕上がりになるものなど、質感の個性が出るのも魅力的でした。
おふたりが作ったのは、小さなおかずを入れたりするのにちょうどいい小鉢でした。他にも湯のみやカップなど、いろんなものが作れます。
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