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子育て内省日記15〜想像を超える2〜

9月中旬を過ぎたにも関わらず、また熱帯夜。1週間で最も忙しい夜。時間を気にしながら夕食の準備を済ませ、子供たちを公文に迎えに行く。車を止め、教室のドアを開け、子供たちの名前を呼ぶ。元気よく娘が出てきて、しばらくしてテンション低めの息子が出てくる。娘が迎えに来たことに喜んでくれるので、思わず笑みがこぼれる。

車に乗ると娘が「今日英語のテスト合格して、トロフィーもらった!」と教えてくれる。「おー!頑張ったね。トロフィーもらうの初めてだっけ?」しっかり褒めてから聞き返す。息子が何か言い出そうするのを遮り、「初めてもらったよ!それで1年生のコースが終わったよ。」「えっ…?」思わず耳を疑う。英語始めてまだそんなに経っていないはず…

同じく忙しい日だった。日が長くなり、公園の桜は散り葉に変わっていた。自転車で保育園から家へ向かっていた時、後ろに座っていた娘が「英語習いたい。」と言い出した。国語1科目の宿題ができていないのに、やれるだろうか。2科目やれるだけの集中力は持つだろうか。不安と心配。でも最も大切にしている事を思い出す。意志の尊重。「じゃあ今日先生にお願いしてみよう。」教室に着くなり、先生に相談すると「いつも国語すぐ終わるし、お兄ちゃん終わるまで時間持て余してるので、やってみましょう。」と。

あれから半年。2学年先のレベルまで進むとは正直思っていなかった。家に帰るとカバンからトロフィーを取り出し、自慢げに見せる。頑張ったことをとにかく褒める。記念写真を取ろうとするとお決まりの口元でピースのポーズ。「なんで英語習いたいと思ったんだろう。」と聞くと、「世界中の人と話せるからって言ってたよ。」文句のつけようが無い理由。いつの間にそんな立派な事が考えられるようになったのか。夜ご飯を食べ始める子供たちを横目に、娘のカバンを片付けようとすると中から手をつけていない宿題がどっさり。嬉しいような悲しいような。まあいっか。次はどんな成長が見れるだろう。ワクワクしながら、家族との和やかな時間を過ごした。

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