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ブランディングの入り口

こんにちは、珈琲日記の小林です。

台風10号は本当にゆっくりとフラフラしていましたね。
そのため、被害が集中してしまい、大きな被害となってしまった地域もありました。

被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

今回のような進路がいまいち読めない台風や、冬の大雪などの予報の時、お店を営業するかどうか… ご予約のお客様をどうするか… といった問題に直面します。

同業者からご相談をいただくことも少なくありません。

昔は私も悩んだことがあります。
まぁ、ワンオペの時期も何度かありましたが、ワンオペだと雨が降ろうが、槍が降ろうが営業しようとしがちですよね。

ただ、、雇用し始めたり、お客様が増えたりご予約が増えたりすると、本当にいろいろ考えないと、ブランディングも崩れてしまい、今後の経営継続の問題に発展していきます。

判断を一つ間違えてしまうと、今まで気づき上げてきた信頼を一気に失います。
お店を始めたばかりの方々は、この経験を生かして今後修正していけばブランディングは確立していくことができますが。

絶対的安心感。

これをお店のイメージとしてお客様に浸透させることは私にとっては、ひとつの「ブランディング」です。

「飲食店は人の命を預かる仕事」

これは、珈琲日記では今まで入社したスタッフに最初に伝えてきたことです。
「美味しいものを提供する」「お客様に喜んでもらう」
これは、飲食店として、接客業として当たり前のことなので、それよりもまずは、「人間は口に入ったもので、簡単に命を落とす」という認識を持つことが大事。

ですから、当然のように徹底した衛生管理をする。

そしてまた、今回の大型台風10号が上陸するという情報が入ったときなども同じです。

お店によっては、
「お店は雨が降ろうが槍が降ろうが営業します。なので、ご予約いただいたお客様は、キャンセルされるのであれば、ご自身で早めに判断してください。キャンセル料が発生します。」

というような告知をするところも多いようです。

この告知が良いか悪いかはわかりませんし、他店のことに干渉するつもりも否定するつもりもありません。

しかし、珈琲日記のように「飲食店は人の命を預かる仕事」という考え方が基本にある場合、

お店は、
「お越しいただくお客様と働くスタッフの安全を最優先するため、◯日と◯日の営業は中止させていただきます。
尚、ご予約いただいておりますお客様にはこちらからお電話で直接ご予約キャンセルのご連絡をさせていただきます。」

と告知することが普通になっています。

苦しくとも、目先の売り上げよりも、私たちの生活よりも、お店の全てを守ることが最優先という判断ならば、スタッフとお客様の安全が第一という考え方です。

例え、お客様に文句を言われようとも、毅然とした態度で、媚びる営業をしないいうことが、結果的にはお客様に残念な想いをさせず、最後には必ず笑顔になってもらえると信じています。

「絶対的安心感」

これが信頼につながり、みなさんがよく言う「ブランディング」のひとつとなります。

「あのお店なら安心」「あのお店のものなら美味しいに決まっている」
これが、ブランドの力です。

これを確立するためには時間がかかりますし、強い意志と絶対にブレないポリシーが必要です。

プロとして、ご自身の「芯」を持ち、何かを決定するときはブレないポリシーと、ありとあらゆるリスクヘッジをして、行動することをお勧めいたします。

それが、そのお店「らしさ」となり、ブランドへ成長していくと思います。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ではまた。

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