好きな人と嫌いな人の正体!パート②
前回は嫌いな人や好きな人の特徴を書き出すことで自分を内観する簡単な質問をしました。
いかがでしたか?
嫌いな人の特徴も好きな人の特徴も、自分の中にある特徴なんだ!と気づくことはできましたか?
もしも、そんなことはない!
自分の中にそんな特徴なんてない!
と強く反応する心があった人は、それこそあなたの中にその特徴がある証拠です。
なぜなら、自分の中に全く存在しない物に対しては人は少しも反応できないからです。
例え話をしましょう!
Aさんという人がいたとします。
私にとってAさんは意地悪で厳しい人に見えますが、Bさんからすると愛情深くて教育熱心な人に見えるのです。
では…
Aさんは実際は意地悪な人なのでしょうか?
それとも、愛情深い人なのでしょうか?
正解は…
どちらともいえませんよね!
なぜなら私の前にAさんという人が現れたとして、私は私の体や心を通してしかAさんと触れ合うことはできません。
だから、Aさんという人を意地悪だと思うのは、私の意地悪な心が反応しているだけなんです。
教育熱心だと思うなら、それはBさんの教育熱心な心が反応しているだけです。
世の中に〇〇な人、という人は存在しません。
それは〇〇なあなたがいるという証拠になっているだけです。
物事は全てゼロ、周りの人もゼロで中立です。
それをあなたの心がどう捉えるか、どう反応するかだけの話です。
ではお釈迦様のように悟りを開くことができると、心はどうなると思いますか?
信じられない話ですが、心は殆ど何にも反応することがなくなるはずです。お釈迦様はおそらく常にゼロの状態に身を置くことができるので、周りの世界に反応する要素がないからです。
そうなって初めて、ありのままの相手をそのままに見ることができます。
だからお釈迦様はどんな悪人も善人も一目で見抜いてしまう力を持っていたわけです。
つまり魂的に成長する、悟りを得るということは心が反応する対象が少なくなるということです。
そんな人生なにが楽しいんだ!と思いますか?
楽しくなくてもいいんです!
なぜなら、幸せなんですから!!
幸せの正体がゼロだという話は以前にも書きました。お釈迦様は無我の境地、ゼロの境地になることで、幸せそのもので居続けることができたんです。
そして、ゼロの境地になるために大切なのは喜怒哀楽を封じ込めて無理やり無かったことにするのではなく、喜怒哀楽をとことん味わい尽くして手放してゼロにするということだと思っています。
とにかく、あなたの周りの気になる人や自分がつい反応してしまうような人の特徴こそがあなたの手放すべき特徴になっています。
※私の場合は優しい人が大好きで、周りに優しい人が沢山います。それと同時に心の中に優しいことが正しいことで、人は優しくなくてはならない!という強い思い込みがあることも発見しました。
魂の最終形態、最終目標はゼロです。
まずは、良い特徴も悪い特徴も行き過ぎていると思う分野から手放していってください。
そうすることで、ありのままに生きられるようになります!
そして好きな人や嫌いな人が現れたら自分を知る絶好のチャンスだと思って下さい。
なぜ、嫌いという感情が生まれたのか。
なぜ、好きという感情が生まれたのか。
何度も言いますが、この2つについて考えることは、物凄く重要な内観(自分を知る)に繋がります!!
是非、習慣にしていって下さい!
自分への理解が深まり、面白いことが次々と起こるはずですよ♪
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