見出し画像

自己分析をやめたい

今の時代よく耳にする、見かける
”自分を大事に、自分の素直な気持ちに従う、自分と向き合う”
などという言葉。

私自身も、このことを今年はとても考えましたし
実際に今までしてこなかった”自分と向き合う”作業を毎日意識的に行うようにしていました。

自分のことを理解するために”自分とは”を考え、見つめなおし、自分の好きなもの、したいこと、自分の性格などなど自己分析に努めました。
とにかく自分を甘やかせて、自分を大事にしようと思いました。

・自分がしたいと思ったことはやってみる
・自分の好きなことをする時間を自分に与える
・自分が食べたいものを食べる
・自分で選んだ人と会う

など、自分で自分のことを考えて、自分のために行動していました。
日本人は、案外このことが出来ていない人が多く、他人軸で生きている人が大半なのかな
と思います。

さて
ここまで書いてお気づきの方もいるかもしれませんが、この”自分”という単語。
出て来すぎです。
自分と向き合うことで気が付きました。
自分を大事にしたいと思い自分と向き合ったは良いけれど、自分本位が強すぎるとなんだか疲れてくるのです。
もう分かった分かった、となるのです。思考が偏るのです。
なぜなら向けられた矢印が常に自分への一方だから。視野が狭いんです。

自己分析ばかりしていたら疲れる、というところにたどり着きました。

自分を信じることはもちろん大切だけれど、それが出来たのなら次は誰かを信じてみよう。
誰かのことを考えて想像してみよう。
・今その人は、何を望んでいる?
・どう接するのが一番良いだろう?
・その人に今まで何を与えてもらった?

など、自分を大事に出来たのなら同じように誰かに対しても与えてみたいし向き合ってみたい。
視野を広く、いろんな人がいるということを理解しつつ、決して他人軸ではない自分なりの考えで、
いろんな人やもの、場所に目を向けていきたい。そうすることによって自分のことも好きになれる気がする。
矢印は一つじゃなくしたい、これが今から来年にかけての目標ということにしよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?