見出し画像

ひきこもりからの脱出方法

今回は私の経験を元にした「ひきこもりからの脱却方法」をご紹介したいと思います。

本題に入る前に、まず前提としてひきこもりは悪い事では無い、という事をお伝えしておきます。

数ある生活形態の一つに過ぎませんし、そこから脱却するべきである、とも思っていません。

本記事ではひきこもり状態がつらい・何とかしたい、と考えている方に向けて書いていきたいと思います。


精神科・心療内科へ行く


ひきこもり状態にある人は多かれ少なかれ対人恐怖・対人緊張に悩まされており、まずそこを乗り越えられなくて悩んでいると思います。

それに対する私がオススメする対処法は、精神科・心療内科へ行き薬を処方してもらう事です(※もちろん医者と相談の上)。

対人恐怖・対人緊張には抗不安薬などが良く効き、最初の関門を突破する手助けをしてくれます。

薬を飲む事に抵抗がある人もいると思いますが、ちゃんとした医者に処方されたものを飲む分には全く問題ありません。

そして後述する「人馴れ」していくに従って対人恐怖・対人緊張が緩和されていくので、それに合わせて医者と相談しつつ徐々に減薬していきます。

自助グループ・病院のデイケアを利用する


ここからは徐々に人に馴れていく「人馴れ」の段階に入ります。

まず最初にハードルが低いものとして、(ひきこもりの)自助グループ・病院のデイケアがあります。

同じ問題を抱えた人の集まりですので入りやすく、また得られるものも非常に大きいです。

注意点として、自助グループはトラブルが発生しやすい事、質の低いデイケアは患者をバカ扱いする事があるので、違和感を感じたらすぐに離れましょう。

また、そういった所で親しくなった人がいたとしてもプライベートでの付き合いは避けた方が良いです(特に恋愛関係は絶対✖️)。

対人関係が上手く持てない人の集まりなのでイヤな思いをしたり、下手をしたら危害を加えられる可能性もあるからです。

(ちなみに私は、やたら露出度が高い服を着た麻原彰晃激似のオバちゃんに付きまとわれた事があります)

興味がある事のコミュニティに参加する


自助グループやデイケアで馴れてきたら、次は自分が興味があるコミュニティに参加するのがオススメです。

何らかの習い事でもいいですし、地域のサークルでもいいと思います。

自分が興味がある事なので続けやすいですし、周囲との話も合います。

これは非常に大事なステップで、当事者では無く普通(という表現が適切かどうかは分かりませんが)の人と交流する事で、ソーシャルスキルが身につきます。

また、私の経験から言えば、「自分はひきこもりである」という事をカミングアウトすると、意外とみんな優しくしてくれて、応援してくれます。

最初は緊張すると思いますが、思い切って飛び込んでしまいましょう。

意外とすぐに馴染んでしまうものです。

アルバイトをする


まずお断りしておきますが、私は脱ひきこもりのゴールが就労であるとは全く思ってません(ていうか働くとか働かないとかどうでもいい)

ではなぜアルバイトをオススメするかと言えば、収入が得られるからという事と、社会勉強になるからです。

ひきこもっている人の多くは不本意ながら実家にいるものと思いますが、少しづつアルバイト量を増やす事で一人暮らしをする事が可能になります。

また、ひきこもっているとどうしても世間知らずになってしまうので、アルバイトは非常にいい社会勉強になります。

コツは、「接客業など人相手の仕事は避ける事」・「短時間から始めて自分のペースで増やしていく事」です。

ひきこもっている人に接客業は向きません。また、いきなり長時間働いてしまうと長続きしない事が多いです。

仕事は注意して選びましょう。

後は好きな事を


ここまで来れば、もはやひきこもり状態からは脱していると言えると思います。

後は社会との繋がりを維持しつつ、「自分の気持ちに忠実に、やりたい事をやる」のがオススメです。

今は生き方・働き方も多様化しているので、探せば何かしら自分にフィットしたライフスタイルが必ず見つかると思います。

山奥でニート達と集団生活するもよし、週に2日くらいバイトして他の日は終日寝そべって暮らすもよし、もちろん就職するなり起業するなりしてバリバリ稼いでもよし、いくらでも選択肢があります。

日本は安全でインフラも整っており、何だかんだ言って福祉も充実しています。

何かで失敗したとしても大丈夫です。

常識にとらわれず、自分が生きたい様に生きましょう

今回は以上になります。

お読み頂きありがとうございました。


カウンセリングをご希望の方はこちらからhttps://pias-azabu.jp/service/lineup/miyawaki-kento/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?