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動き出すためのエネルギーは、少しの勇気と好奇心?

第三の居場所《オルタナティブスクール》への道


不登校9ヶ月目になり、初めて息子自身が通いたい!と思える場ができた。
2度ほど体験に行って、それはもう楽しそうな、晴れ晴れとした顔つきで帰ってきた。

そして翌週の月曜日、久しぶりの弁当作りも何のその。ウキウキを隠して、平然を装い出発の準備をしていたママ。
そして行く直前、息子から「今日は行きたくない気分かも、、、」の言葉。

『(え!!行かないの!?)そうなんだ。分かったよ〜』

知識としても、心持ちとしても、準備として持ち合わせていたけれど、やっぱりショックだった。
だって、行きたい場所なのに行けない気持ちになるって、本人もしんどくないか?

行けば楽しい場所だって分かってるのに、行けなかった。って自分の中に染み付いていくって、、、

そこはひたすらに行きたくない、あの学校ではないのに。

あとから聞くと、お腹が気持ち悪かった、、と言う。
不登校初期の症状と同じ。
記憶が蘇ったのかな。どこかに属して通うという行動に。


『次はどうする?申込しとく?』
「うん。しといて。」

『行きたくないなら行きたくなってからでもいいんだよ?無理してない?』
「うん、行きたくないわけじゃない」


そして2度目の体験の今日。
いつものようにと心がけながら、出発の準備を進めるママ。
半分は諦め、行けなくてもしょうがない気持ちでいようと思う。

本当は行きたい。なのになんか行けない。
そのモヤモヤのときは、少し背中を押すことも必要なのかな。

小さな行動を成功させて、ちょっとずつクリアする。
その積み上げが自信になる気がするんだよ?

ところで、その押す加減ってどこでわかるんだろう?
わからないよね、誰も。
《トライ・アンド・エラー》やってみないと、分からない。
そうだよね〜。


出発する時間が迫り、時計を見る息子。
「うわ〜〜〜どりゃ〜〜〜」ゴロゴロと床を転がり、、「やっぱり行きたくない気分になってきた」と言う。


『そうか、行きたくないんだね(共感)』
(1回目のときはサッと引いたから、ここは少し押してみるか)

『帰りに近くのコンビニでハロハロ食べるの楽しみにしてたからさ、少しだけでも行ってみない?』
「ん〜ハロハロそんなに食べたくない」

『そうか〜、今日は天気がいいから外で田んぼ遊びするかもだってよ。この前の田んぼ気持ちよかった?早く帰ってきたかったら迎えに行くし』
「ん〜〜」


久しぶりの押し問答(笑)
こっちとしても、不登校直後のなんとか学校に行かせようチャレンジの頃を思い出してきて、心が闇に包まれ始める🌃

(言いたくないな。ムリに行かせたくなんてないな。)

ああ、、、ほらやっぱり、、息子の目がつり上がってきた、表情がになってきた。

背中を押すのは今じゃないのかな。もうやめよう。


『わかったよ。今日はお腹痛くない?病院行かなくて大丈夫?』
「うん」

『今日は休むって連絡しとくね。来週はどうしようか?』
「来週は行く〜」

『じゃ、次は行くって連絡しとくね』



成功体験を作ってあげたいのに、逆な事をしてしまってないか?

自信なんてない、、、

いつもどこかで、言い間違ったんじゃないかと疑問を持っている。



お休みの連絡の辛さよ、ふたたび


学校は兄妹ともに[行くときだけ連絡する]という方法でお願いしているので毎日朝は平穏だ。

なのでスクールに欠席連絡を入れるってーのが、久々にツライ。
しかも体験で申し込んでるのはこっちなのに😭


仕方がないさ。分かってる。
でも削られる。


今週、教育支援センター申込から1カ月たってようやく面談の連絡がきた。
学校側との状況のやり取りがほとんどされておらず、イチから話を修正しなくてはいけなかった。

(不登校の家庭がどんな気持ちで、どんな苦労を経て、そこにたどり着けたか。共に考えてはくれないの?)

不登校支援の総括の場所なのに、、、そんな感じなんだ。

一番に不登校の家庭に寄り添ってくれる場所だと思ってた。
ここは公的な場所なんだなって思って、なんだか悔しかった。

期待しちゃってた。欲張ってたのかな。

あーそうか、だから多くの経験者がどこかで支援の方に回って、スクールや居場所を自らの手で作っているんだな。
同じ思いが汲める人達、同じ価値観を持った人たちのところに集まったほうが、直下の人は救われるんだろうな。


私も、いつか何かで貢献できるかな。

たくさんの思いを経験すると、そんなことも思い始めてくる。

いまの私が人のためにできることって、なんだろう?
いまの私が誰かと共にできることは、なんだろう?



面白いことへの原動力


コロナ禍で有名になった台湾のIT大臣《オードリー・タン》
ギフテッドで学校には馴染めず、いじめにあい、小中不登校。
15歳で社会に貢献し始め、企業した。だから学校にはほぼ行っていない。

「私は好奇心の塊です」
・面白いと思ったことから、パフォーマンスが上がり、さらに新しい学びが生まれる。
・価値観を合わせるのではなく、価値観の同じ場所・人で集まるのが一番生産性が高い。
・異なる価値観の人とは、対話できる機会ができたと思って歓迎する。
・攻撃してくるような人とは、物理的に距離をおいて心を遠ざける。


子供たちの家での様子をずっと見てきて、思う。

楽しいと思うことを、楽しいと思ってやってほしい。
せっかく好きだと思えた所を、嫌な気持ちで上塗りしないでほしい


でもその『ほしい』は、親の願いだから。期待しすぎちゃいけないんだよね。

(やっぱり違った)そう思ったなら、また次のトライの方法を考えればいい。


今は人生の一瞬。
まだ人生のノートのうちの、数ページだ。


友人に貰ったメタルクワガタを汗だくで完成。ご満悦な息子だった😆こういうの好きだよね。

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