阿部 泰洋

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    カーラジオ修理の記録。

記事一覧

塗装機材選定メモ

先日、塗装用の機材を共同購入しようという話が挙がり、情報収集担当になったので、今までの収穫をメモ的にまとめてみました。 0.必要なものリスト塗装開始するまでには、…

阿部 泰洋
3か月前
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ドラムマシンの修理 vol.7

前回、MIDI信号をArduinoで受信できなかったので、問題点を探していってみます。 まずはハード側から。 DIN端子からフォトカプラのArduino側まで信号を検証しました。 信…

阿部 泰洋
5か月前

真空管カーラジオの修理 vol.2

前回の投稿から4ヶ月ほど、外装の磨きを行いました。 #120の紙やすりで錆をとり 、そこから#320→#400→#800→#1000→#1200→#1500→#2000→#2500→#3000→#4000とヤスリの…

阿部 泰洋
5か月前
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ドラムマシンの修理 vol.6

今回はMIDI改造の回路から組んでいきます。 前回のせた動画を見つつ、回路通りにパーツをセットします。 次にArduinoへMIDI受信用のプログラムを書き込みます。 プログラ…

阿部 泰洋
6か月前

真空管カーラジオの修理 vol.1

家に真空管のカーラジオがやってきたので、修理していきます。 まずはボルトを外したいのですが、ちょうど合うサイズのナットドライバーが無かったので注文します。 到着…

阿部 泰洋
9か月前

ドラムマシンの修理 vol.5

ネット上に回路図があり原因を調査してみたのですが、いまいちわからずなので先にMIDI改造をしてみることにしました。 MIDIの仕様など詳しいことは知らないので、まずは勉…

阿部 泰洋
11か月前

カーラジオの修理 vol.番外

スピーカーとケーブルを注文した時、音の違いがあるのか気になったので、ケーブルを3種注文していました。 すぐ付け替えられるので、聴き比べをしてみます。 1. CANARE …

阿部 泰洋
11か月前

ドラムマシンの修理 vol.4

今回は電解コンデンサーの交換をしてみます。早速、1枚目の基板から。 2枚目の基盤も交換します。 パッとみた感じ液漏れは確認できなかったのですが、外してみると状態の…

阿部 泰洋
11か月前

ドラムマシンの修理 vol.3

今回は基板とメカニカルパーツの清掃をおこなっていきます。 早速、基板1枚目から。 背面のパターン部分へフラックスクリーナーを吹きかけて、歯ブラシでこすって汚れを落…

阿部 泰洋
11か月前

ドラムマシンの修理 vol.2

前回、本体をバラしたので、今回は筐体の掃除から行います。 上面パーツは中性洗剤で丸洗いし、残った汚れはエタノールをつけた布で拭いて落としました。 下部パーツは注…

阿部 泰洋
11か月前

ドラムマシンの修理 vol.1

ドラムマシンが故障してしまったので、修理します。KORG KR-55です。 現状、電源は入るのですが、スタートボタンを押しても最初の1音しか鳴らず、そのまま止まってしまい…

阿部 泰洋
11か月前

カーラジオの修理 vol.10

今回はスピーカー取り付け用のアダプタを作って、取り付けまでおこないます。 まずはラフを描きます。 これで大体のサイズ感がわかるようになりました。 次に「サイズは…

阿部 泰洋
11か月前

カーラジオの修理 vol.9

スピーカーとケーブルを入手したので、早速ラジオとつなげてみようと思います。 ケーブルから処理していきます。 はじめにケーブルの皮膜を剥きます。 ファストン端子を…

阿部 泰洋
1年前

カーラジオの修理 vol.8 音、出ました

一向に音が出ず困っていたのですが、いつもと違う場所にて繋ぎ直し、動作テストをしたら、音声を拾ってくれました。 電解コンデンサを交換した時に問題は解消していたと思…

阿部 泰洋
1年前
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カーラジオの修理 vol.7

回路の修理中ですが、合間にフロントパネルの塗装をします。 写真を撮らなかったのですが、シルバーメッキ部分は少し腐食があったので、1500, 2000番の紙やすりで軽く削り…

阿部 泰洋
1年前

カーラジオの修理 vol.6

基盤とメカ部分の整備をしたので、つないで動作確認をします。 前と変わらず。 またコツコツと基盤側の問題点を探っていきます。 まずは接触不良があるかもしれないので…

阿部 泰洋
1年前

塗装機材選定メモ

先日、塗装用の機材を共同購入しようという話が挙がり、情報収集担当になったので、今までの収穫をメモ的にまとめてみました。

0.必要なものリスト塗装開始するまでには、以下のものが必要みたいです。

コンプレッサー

エアブラシ

塗装ブース

その他、アクセサリ

エアブラシフィルター

エアーホース

エアブラシスタンド

この他に塗料も必要ですが、ひとまずは上記のものを個別検討してみます。

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ドラムマシンの修理 vol.7

ドラムマシンの修理 vol.7

前回、MIDI信号をArduinoで受信できなかったので、問題点を探していってみます。

まずはハード側から。
DIN端子からフォトカプラのArduino側まで信号を検証しました。

信号自体は伝わっているのですが、電圧が5Vになるところ500mVになっいました。
原因がわからないので別のフォトカプラを使い、回路を作り直しました。
(こちらのページを参考にさせてもらいました。)

これで再び計測し

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真空管カーラジオの修理 vol.2

真空管カーラジオの修理 vol.2

前回の投稿から4ヶ月ほど、外装の磨きを行いました。
#120の紙やすりで錆をとり 、そこから#320→#400→#800→#1000→#1200→#1500→#2000→#2500→#3000→#4000とヤスリの目を上げて磨き、最後はピカールで仕上げました。

外装を止めているボルトは、サンポールで表面の錆を落とし重曹で中和しました。その後、深く侵食している錆をサビ取り剤と真鍮ブラシで落としてい

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ドラムマシンの修理 vol.6

ドラムマシンの修理 vol.6

今回はMIDI改造の回路から組んでいきます。
前回のせた動画を見つつ、回路通りにパーツをセットします。

次にArduinoへMIDI受信用のプログラムを書き込みます。
プログラムはこちらのページを参考にさせてもらいました。
#include <MIDI.h>MIDI_CREATE_DEFAULT_INSTANCE();#define LED 13void setup(){ Serial.

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真空管カーラジオの修理 vol.1

真空管カーラジオの修理 vol.1

家に真空管のカーラジオがやってきたので、修理していきます。

まずはボルトを外したいのですが、ちょうど合うサイズのナットドライバーが無かったので注文します。

到着までの間、ボルトが錆びているので、ラスペネを吹いて緩みやすくしておきました。

ボルトを外して、筐体を分解していきます。

上下、フロントのパネルが外れました。

サイドと背面が一体化した部分が残っているのですが、ここは基板や配線が沢山

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ドラムマシンの修理 vol.5

ドラムマシンの修理 vol.5

ネット上に回路図があり原因を調査してみたのですが、いまいちわからずなので先にMIDI改造をしてみることにしました。

MIDIの仕様など詳しいことは知らないので、まずは勉強します。

MIDI信号は以下の形が基本形のようです。

10bitで一かたまりで、DATA Bits のところにチャンネル・音階・ベロシティ・その他パラメータ値…etc などが入ります。

MIDI入力の回路は以下のようになり

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カーラジオの修理 vol.番外

カーラジオの修理 vol.番外

スピーカーとケーブルを注文した時、音の違いがあるのか気になったので、ケーブルを3種注文していました。

すぐ付け替えられるので、聴き比べをしてみます。

1. CANARE

少しほこりを被ったような音ですが、ドライブしながら聞くと「なんかラジオなってるな〜」という感じで景色に溶けこんで意外といいです。
無難ですが、AMラジオらしい音がします。

2. BELDEN

乾いた音で、ラジオ単体で聞く

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ドラムマシンの修理 vol.4

ドラムマシンの修理 vol.4

今回は電解コンデンサーの交換をしてみます。早速、1枚目の基板から。

2枚目の基盤も交換します。

パッとみた感じ液漏れは確認できなかったのですが、外してみると状態の怪しいコンデンサがいくつかありました。

再度組み上げて、動作を確認してみます。

ダメでした。前と同じ症状です。

始めの1音は音が出るので、パターンを切り替えつつ確認すると、キック・スネア・ハイハット…etc のそれぞれのモジュー

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ドラムマシンの修理 vol.3

ドラムマシンの修理 vol.3

今回は基板とメカニカルパーツの清掃をおこなっていきます。
早速、基板1枚目から。

背面のパターン部分へフラックスクリーナーを吹きかけて、歯ブラシでこすって汚れを落とします。
最後はパーツクリーナーでフラックスクリーナーごと洗い流しました。

上面のジャックとスイッチ類は、接点洗浄剤で汚れを洗い流しました。

だいぶきれいに仕上がりました。

次は2枚目です。
メカニカルパーツがくっついているので

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ドラムマシンの修理 vol.2

ドラムマシンの修理 vol.2

前回、本体をバラしたので、今回は筐体の掃除から行います。

上面パーツは中性洗剤で丸洗いし、残った汚れはエタノールをつけた布で拭いて落としました。

下部パーツは注意書きシールが貼ってあるので丸洗いせず、エタノールで拭くのみです。

あまり違いがわからないのですが、きれいになったと思います。

次回は基板とメカニカルパーツの清掃をしてみます。

ドラムマシンの修理 vol.1

ドラムマシンの修理 vol.1

ドラムマシンが故障してしまったので、修理します。KORG KR-55です。

現状、電源は入るのですが、スタートボタンを押しても最初の1音しか鳴らず、そのまま止まってしまいます。
中古で購入した時は、弱々しいながら数拍は刻んでくれたので、何かパーツがヘタったのかもしれません。

まずは筐体を開けてみます。

右側のメイン基板は2段重ねになっています。

その他のパーツも筐体から外してしまいます。

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カーラジオの修理 vol.10

カーラジオの修理 vol.10

今回はスピーカー取り付け用のアダプタを作って、取り付けまでおこないます。

まずはラフを描きます。

これで大体のサイズ感がわかるようになりました。

次に「サイズは大きすぎないか」「穴の位置は正確か」「強度は問題ないか」…etc 検討します。

検討項目を反映した案をデータに起こします。

meviyというサービスを使い、3Dデータファイルを渡して板金を注文します。

5日目ほどで届きました。

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カーラジオの修理 vol.9

カーラジオの修理 vol.9

スピーカーとケーブルを入手したので、早速ラジオとつなげてみようと思います。

ケーブルから処理していきます。
はじめにケーブルの皮膜を剥きます。

ファストン端子をつけて、圧着ペンチでかしめます。

念の為、はんだ付けもしました。

スピーカー側にも端子を装着して、はんだ付けをします。

ケーブルとスピーカーが接続できるようなりました。
一度、ラジオと接続して音を出してみます。

相変わらずノイズ

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カーラジオの修理 vol.8 音、出ました

カーラジオの修理 vol.8 音、出ました

一向に音が出ず困っていたのですが、いつもと違う場所にて繋ぎ直し、動作テストをしたら、音声を拾ってくれました。

電解コンデンサを交換した時に問題は解消していたと思われます。

OKということで、回路とメカ部分をはんだ付けします。

はんだ付けした箇所は念の為、電気が通っているかテスターで確認しました。

再度、動作確認します。

やはりノイズばかりだったのですが、どうも部屋の電波状況に問題があるよ

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カーラジオの修理 vol.7

カーラジオの修理 vol.7

回路の修理中ですが、合間にフロントパネルの塗装をします。

写真を撮らなかったのですが、シルバーメッキ部分は少し腐食があったので、1500, 2000番の紙やすりで軽く削り、ピカールで研磨しています。

塗装の前に、シルバー部分をマスキングします。

つや消しブラックのスプレーで塗装。

2,3回、乾かして重ね塗りをしました。

マスキングテープを外して、完了です。

綺麗に塗装できました。
外装

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カーラジオの修理 vol.6

カーラジオの修理 vol.6

基盤とメカ部分の整備をしたので、つないで動作確認をします。

前と変わらず。
またコツコツと基盤側の問題点を探っていきます。

まずは接触不良があるかもしれないので、基盤の再ハンダをおこないます。

再度接続して、動作確認。

ダメでした。
回路は信号増幅・周波数フィルタ・オーディオアンプ…と大きく分かれているようなので、次は各パートの動作が問題ないか探りつつ、フィルムコンデンサ・セラミックコンデ

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