阿部 泰洋

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  • ドラムマシンの修理

    ドラムマシンの修理の記録

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    真空管カーラジオの修理の記録

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    カーラジオ修理の記録。

最近の記事

塗装機材選定メモ

先日、塗装用の機材を共同購入しようという話が挙がり、情報収集担当になったので、今までの収穫をメモ的にまとめてみました。 0.必要なものリスト塗装開始するまでには、以下のものが必要みたいです。 コンプレッサー エアブラシ 塗装ブース その他、アクセサリ エアブラシフィルター エアーホース エアブラシスタンド この他に塗料も必要ですが、ひとまずは上記のものを個別検討してみます。 1.コンプレッサー十分なパワーがありつつ、大きすぎず重すぎず、取りまわしやすいもの

    • ドラムマシンの修理 vol.7

      前回、MIDI信号をArduinoで受信できなかったので、問題点を探していってみます。 まずはハード側から。 DIN端子からフォトカプラのArduino側まで信号を検証しました。 信号自体は伝わっているのですが、電圧が5Vになるところ500mVになっいました。 原因がわからないので別のフォトカプラを使い、回路を作り直しました。 (こちらのページを参考にさせてもらいました。) これで再び計測しても同じ症状となり困っていたのですが、結局オシロスコープのプローブの減衰率がx1

      • 真空管カーラジオの修理 vol.2

        前回の投稿から4ヶ月ほど、外装の磨きを行いました。 #120の紙やすりで錆をとり、そこから#320→#400→#800→#1000→#1200→#1500→#2000→#2500→#3000→#4000とヤスリの目を上げて磨き、最後はピカールで仕上げました。 外装を止めているボルトは、サンポールで表面の錆を落とし重曹で中和しました。その後、深く侵食している錆をサビ取り剤と真鍮ブラシで落としています。 この後は、バックパネルから電子パーツを外して磨きつつ、小さいパーツと内

        • ドラムマシンの修理 vol.6

          今回はMIDI改造の回路から組んでいきます。 前回のせた動画を見つつ、回路通りにパーツをセットします。 次にArduinoへMIDI受信用のプログラムを書き込みます。 プログラムはこちらのページを参考にさせてもらいました。 #include <MIDI.h>MIDI_CREATE_DEFAULT_INSTANCE();#define LED 13void setup(){ Serial.begin(9600); pinMode(LED, OUTPUT);

        塗装機材選定メモ

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        • ドラムマシンの修理
          7本
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          2本
        • カーラジオの修理
          11本

        記事

          真空管カーラジオの修理 vol.1

          家に真空管のカーラジオがやってきたので、修理していきます。 まずはボルトを外したいのですが、ちょうど合うサイズのナットドライバーが無かったので注文します。 到着までの間、ボルトが錆びているので、ラスペネを吹いて緩みやすくしておきました。 ボルトを外して、筐体を分解していきます。 上下、フロントのパネルが外れました。 サイドと背面が一体化した部分が残っているのですが、ここは基板や配線が沢山ついているので、分解は後回しにします。 次は取り外したパネルを掃除して、磨いて

          真空管カーラジオの修理 vol.1

          ドラムマシンの修理 vol.5

          ネット上に回路図があり原因を調査してみたのですが、いまいちわからずなので先にMIDI改造をしてみることにしました。 MIDIの仕様など詳しいことは知らないので、まずは勉強します。 MIDI信号は以下の形が基本形のようです。 10bitで一かたまりで、DATA Bits のところにチャンネル・音階・ベロシティ・その他パラメータ値…etc などが入ります。 MIDI入力の回路は以下のようになります。 入力電流/電圧が大きすぎても全体が壊れないように、フォトカプラを挟んで

          ドラムマシンの修理 vol.5

          カーラジオの修理 vol.番外

          スピーカーとケーブルを注文した時、音の違いがあるのか気になったので、ケーブルを3種注文していました。 すぐ付け替えられるので、聴き比べをしてみます。 1. CANARE 少しほこりを被ったような音ですが、ドライブしながら聞くと「なんかラジオなってるな〜」という感じで景色に溶けこんで意外といいです。 無難ですが、AMラジオらしい音がします。 2. BELDEN 乾いた音で、ラジオ単体で聞くには心地良さそうです。 ただエンジンと音色が被るので、そこが気になってしまうとこ

          カーラジオの修理 vol.番外

          ドラムマシンの修理 vol.4

          今回は電解コンデンサーの交換をしてみます。早速、1枚目の基板から。 2枚目の基盤も交換します。 パッとみた感じ液漏れは確認できなかったのですが、外してみると状態の怪しいコンデンサがいくつかありました。 再度組み上げて、動作を確認してみます。 ダメでした。前と同じ症状です。 始めの1音は音が出るので、パターンを切り替えつつ確認すると、キック・スネア・ハイハット…etc のそれぞれのモジュールは正常でした。 シーケンス部分に問題がありそうなので、修理できそうかみてみま

          ドラムマシンの修理 vol.4

          ドラムマシンの修理 vol.3

          今回は基板とメカニカルパーツの清掃をおこなっていきます。 早速、基板1枚目から。 背面のパターン部分へフラックスクリーナーを吹きかけて、歯ブラシでこすって汚れを落とします。 最後はパーツクリーナーでフラックスクリーナーごと洗い流しました。 上面のジャックとスイッチ類は、接点洗浄剤で汚れを洗い流しました。 だいぶきれいに仕上がりました。 次は2枚目です。 メカニカルパーツがくっついているので、後でこちらも洗浄します。 基板は1枚目と同じ方法で洗浄します。 メカニカルパ

          ドラムマシンの修理 vol.3

          ドラムマシンの修理 vol.2

          前回、本体をバラしたので、今回は筐体の掃除から行います。 上面パーツは中性洗剤で丸洗いし、残った汚れはエタノールをつけた布で拭いて落としました。 下部パーツは注意書きシールが貼ってあるので丸洗いせず、エタノールで拭くのみです。 あまり違いがわからないのですが、きれいになったと思います。 次回は基板とメカニカルパーツの清掃をしてみます。

          ドラムマシンの修理 vol.2

          ドラムマシンの修理 vol.1

          ドラムマシンが故障してしまったので、修理します。KORG KR-55です。 現状、電源は入るのですが、スタートボタンを押しても最初の1音しか鳴らず、そのまま止まってしまいます。 中古で購入した時は、弱々しいながら数拍は刻んでくれたので、何かパーツがヘタったのかもしれません。 まずは筐体を開けてみます。 右側のメイン基板は2段重ねになっています。 その他のパーツも筐体から外してしまいます。 修理の準備ができたので、次は筐体・基板の洗浄、電解コンデンサの交換あたりから着

          ドラムマシンの修理 vol.1

          カーラジオの修理 vol.10

          今回はスピーカー取り付け用のアダプタを作って、取り付けまでおこないます。 まずはラフを描きます。 これで大体のサイズ感がわかるようになりました。 次に「サイズは大きすぎないか」「穴の位置は正確か」「強度は問題ないか」…etc 検討します。 検討項目を反映した案をデータに起こします。 meviyというサービスを使い、3Dデータファイルを渡して板金を注文します。 5日目ほどで届きました。 板金のみだとネジ頭やナットが挟まって固定できないので、スペーサーも作成します。

          カーラジオの修理 vol.10

          カーラジオの修理 vol.9

          スピーカーとケーブルを入手したので、早速ラジオとつなげてみようと思います。 ケーブルから処理していきます。 はじめにケーブルの皮膜を剥きます。 ファストン端子をつけて、圧着ペンチでかしめます。 念の為、はんだ付けもしました。 スピーカー側にも端子を装着して、はんだ付けをします。 ケーブルとスピーカーが接続できるようなりました。 一度、ラジオと接続して音を出してみます。 相変わらずノイズしか入らないのですが、音は悪くない気がします。 あとは車に取り付ければOKなの

          カーラジオの修理 vol.9

          カーラジオの修理 vol.8 音、出ました

          一向に音が出ず困っていたのですが、いつもと違う場所にて繋ぎ直し、動作テストをしたら、音声を拾ってくれました。 電解コンデンサを交換した時に問題は解消していたと思われます。 OKということで、回路とメカ部分をはんだ付けします。 はんだ付けした箇所は念の為、電気が通っているかテスターで確認しました。 再度、動作確認します。 やはりノイズばかりだったのですが、どうも部屋の電波状況に問題があるようです。 窓を開けアンテナを外に出したら、かろうじて音声をひろいました。 冒頭の

          カーラジオの修理 vol.8 音、出ました

          カーラジオの修理 vol.7

          回路の修理中ですが、合間にフロントパネルの塗装をします。 写真を撮らなかったのですが、シルバーメッキ部分は少し腐食があったので、1500, 2000番の紙やすりで軽く削り、ピカールで研磨しています。 塗装の前に、シルバー部分をマスキングします。 つや消しブラックのスプレーで塗装。 2,3回、乾かして重ね塗りをしました。 マスキングテープを外して、完了です。 綺麗に塗装できました。 外装の修復はおおむね完了したので、ぼちぼち音が出て欲しいです。

          カーラジオの修理 vol.7

          カーラジオの修理 vol.6

          基盤とメカ部分の整備をしたので、つないで動作確認をします。 前と変わらず。 またコツコツと基盤側の問題点を探っていきます。 まずは接触不良があるかもしれないので、基盤の再ハンダをおこないます。 再度接続して、動作確認。 ダメでした。 回路は信号増幅・周波数フィルタ・オーディオアンプ…と大きく分かれているようなので、次は各パートの動作が問題ないか探りつつ、フィルムコンデンサ・セラミックコンデンサ・トランジスタあたりのパーツ動作も確認してみます。

          カーラジオの修理 vol.6