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「”インディー500“に付いて何も知らなくて」

「あの時“インディー500“のスピード感に付いて語り合っていた、貴方のご友人のドナルドマクドナルドさんと貴方の会話が楽しかったですよね〜」       久々に遭遇した知人に言われた。が、何がどうそれほど楽しいと感じてもらえたのか、よくわからなかった。と言うか、記憶の中でその時の画像は靄がかかったようにぼーっとしている。        確かに、僕と友人のドナルドマクドナルドは様々なことに付いて、よく会話していた。ただ、8割以上はドナルドマクドナルドの「思うところ」を聞いている時間、だったような気がする。彼には「思うところ」がたくさんあるのだ。おそらく「インディー500」のスピード感に付いても、その中のひとつなのだろうと思う。               

もしかしたら、古い手帳にメモしているかもしれない。いや、日記に。。。書くかなあ、そこまでの会話だっただろうか、と思い巡らせていたら知人は既に立ち去っていたらしい。           「気が付かなかったのか?とっくに彼は居なくなってるよ」いつの間に登場したのか、ドナルドマクドナルドが現れていた。             「だからさ、こういことなんだよ。彼はインディー500のように立ち去った。僕は、インディー500のように現れた。まあ、君にはなかなか難しいかもしれないけどね」                                                              

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