信頼がうれしい
必要とされている喜びは格別で、無茶振りその他の調整を依頼されても、ありがとうと、ごめんを聞ければ嫌じゃなかった。
何の言葉もなく当然のようにされるのが嫌なんだよね。
彼女は、そんな事はしない。
いないと困る人になりたいけど、都合よく使われたくはない。年齢や体調も考えると無理もできないから、その匙加減が大切なのかも知れない。自分でもコントロールしないとね。
些細な事だけど、商談前のボスに、ハイヒールの相談をされたのは、信頼からだと他から言われた。信頼できない人には聞かないからって。
その瞬間、胸が熱くなった。
頼られるのが嬉しかった。
もしかしたら…手の平で踊らされているだけかも知れないけど、今は、やり甲斐になっている。
彼女は、通常なかなかできない努力をずっと長く続けて、ここに賭けている人なんじゃないかと思う。
そのサポートがしたい。
今は、そう思う。
そこに自負がある。
真紅の薔薇を、棘も一緒にサポートする。ある時は、カスミソウ…またある時は、アイビー
そんな感じで支えたいな。
人が面倒くさがる仕事ができると重宝がってもらえる。指名された事を光栄に思って、できる限りの努力をしよう。
それにね、多くの人が恐れる厳しいその人に信頼される事ができたなら、もっと楽しくなりそうなんだ。
『使えないな』って思われちゃうかも知れないけど、そん時はそん時。それが実力だから仕方ない。
そう思えたら、腹が座ってワクワクしてきた。
そうなると、今まで小さな事に囚われてクヨクヨしていた気持ちが洗われていくような思いがする。
こんな風に思えるようになったのは、最近会話をする様になった、職種の違う2人の働く女性のおかげもある。noteのおかげも、もちろんある。
『言えない秘密』は、溜まりすぎるとストレスになるから、第三者に聞いて(読んで)もらえるとグッと楽になる。
もちろん具体的な事は喋れないけど、一般的な話として聞いてもらい、その感想ももらう。それを受けて自分に取り入れてみたり、頭の片隅に残しておいたりしている。
今の、このワクワクを大切にして、ここに残して置きたくなった。
そして先々で、どんな風に変わっていくかを楽しみにする。