ちよ|ワーママ物書きスト

書き散らすワーママ。娘と時々夫。断捨離のこと仕事のことライフスタイルのこと子育てのこと…

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書き散らすワーママ。娘と時々夫。断捨離のこと仕事のことライフスタイルのこと子育てのこと。脳内垂れ流し。 スタエフはじめました。 https://stand.fm/channels/65ac7db0d47b013105221f8c

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裏通り・喫茶Si vous voulez(第1話)【創作大賞2024応募作品】

 そろそろ終電が無くなるという頃、街は昼とは打って変わって人通りが少なくなっていた。空気も心なしかシンと澄んでいる。  この時間帯に開いている店は大抵が防音設備を備えたもので、にぎわっている様子はそれとなく聞こえてくるものの静けさを打ち破るほどではない。  チッカチッカと切れそうな街灯の明かりに照らされながら、楠本奈緒子(くすもと なおこ)は何も考えずに黙々と足を動かしていた。  正確に言うならば、溢れてきそうになる感情を必死に抑え込み、何も考えないようにして、歩いていた。

    • 【日記】苦手なことは人の手を借りる #191

      色々苦手意識を持っていることはあるのだけど、その中でも内省=自分と向き合うことはとびきり苦手だ。 そんな私は最近、ビジョンボード作成ワークショップに参加し、また、ストレングスファインダーのコーチングを受けた。 詳細はまた別記事で書きたいと思っているのだけれど、これが本当に本当によかった。 自分ってこういう人間だったんだ!というところを改めて知ることができたし、こうしたらもっとここが伸びるかも?という可能性にも気づけた。 苦手なことは人の手を借りてみるといい。 当たり前

      • 【もしカメ2へ捧ぐ】山田たかしの数奇な人生〜生まれ変わったら犬になってた件〜 #190

        はい、というわけで、もしカメ2が配信されました! 今回はなんと、私も途中で登壇させていただき、出題しております。 まずは放送を聴いて頂き、そしてよければ小説を読んでみてください。 前回の小説はこちら▲  「こらタカシ!大人しくしなさい!……すみません、お願いします」  飼い主のMini美の声が響いた時、タカシの脳内に自分のもので無い記憶が一気に蘇った。  山田たかし。不遇な人生を生き、そして寂しく死んだ男。そう、その名は。前世の俺の名だ……ワン!  ど、どういうこ

        • 昔からTY精神はあったのかもしれない #187

          私が現在参加しているVoicyパーソナリティたけかおさんのオンラインコミュニティ、ポジ部では「TY=とりあえずやってみる」を合言葉に、皆さん大小様々色んなチャレンジをしている。 この合言葉は、新しいことに踏み出す時に気持ちを軽くする魔法の言葉だ。 失敗したっていいじゃない、実験と思ってとりあえずやってみようよ!の精神を反映しているのである。 振り返ってみると、私自身、昔から少しはTY精神を持っていたのかもしれないと思ったので、少し思い出を引っ張り出してみようと思う。 幼

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        裏通り・喫茶Si vous voulez(第1話)【創作大賞2024応募作品】

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          【家づくり】最後に心の故郷に戻る #188

          私は小さいころ、所謂転勤族の家庭に生まれたため、2~3年おきに住所が変わっていた。(とはいっても全国規模ではなく、県内転勤ではあるのだけれど) 小学校4年生のときに実家が建ち、以降は父だけが単身赴任をしていたので、そこから実家を出るまではとある地域に住んでいたのだけど、その地域が「ふるさと」であるという認識は薄い。 なんでだろう?と考えてみたのだけれど、それはおそらく、私の記憶のはじまりの場所ではないからだと思う。 物心ついたときに住んでいたのはA市という町だった。

          【家づくり】最後に心の故郷に戻る #188

          【家づくり】住んでみてわかった後悔点3つ #187

          我が家は築もう少しで丸5年の戸建です。家を建てる際には色々なことを想定して建てたつもりでしたが、住んでみるとやはり「もっとこうしたらよかった」が出てくるもの。 今回は、そういった後悔点について3つ、書いてみたいと思います。 (1)コンセントの数 これは色んな方が言っていることですので、我が家も計画時点で相当数をつけたつもりでした。が、やはり住んでみると「ここにあったらいいのに…」が発生。 実際に住み始めるとちょこちょこ家具の配置換えをしたりするので、不足が発生してしまうの

          【家づくり】住んでみてわかった後悔点3つ #187

          物欲の芽はいつだってそこにある #186

          断捨離をして一番感じた効果が「物欲が減った」だった。 買う際には必ず捨てる時のことを想像するようになり、「捨てるの面倒だから買わないでおこう」と判断することも多くなった。 カードの使用金額もがくんと減り、断捨離って家計にも優しいんだ!と感動したのが半年前。 今月、断捨離後初のボーナス月を迎えて。 また物欲の芽がピョコンと顔をのぞかせ、あっという間にムクムクと育ってしまった。 だってボーナスだし。 だって今まで買うの我慢していたし。 そんな言い訳と共にポチポチポチポ

          物欲の芽はいつだってそこにある #186

          【日記】久々に音楽に触れて、ワクワク#185

          ちょっと前に書いたのだけれど、先日ウクレレを初めて、今はちょっとずつ練習をしているところだ。 先日はスタエフでカントリーロードのワンフレーズを弾き語り?もしてみたり。 覚えているコードはまだ4つしかないけど、この4つのコードで曲の形になるのがすごい。 ピアノを4歳〜高3までやっていたのと、高校3年間は弦楽器をやっていたので、元々音楽は好きな方。だから久々に新しい楽器を始めることができてとてもワクワクしている。 時間があればYouTubeでウクレレの弾き比べ動画を見漁り

          【日記】久々に音楽に触れて、ワクワク#185

          【育児日記】連休に予定を詰められなくなった話 #184

          独身時代。 休日とは予定を詰めるためにあるものだと思っていた。 友達から遊ぼうと誘われると「ごめん、平日だと1ヶ月後、休日だと2ヶ月後になる…」なんて回答することもザラだった。 そう、私は予定詰め込み症候群だったのだ。 結婚後はいつでも遊べる相手(夫)ができたのでやや落ち着き、更に子供が生まれて完全にその傾向は鳴りを潜めた。 最近、4歳娘が休みの日に少しでも暇な時間ができると「ひまー!ひまー!どこかにいきたいー!なにかしたいー!」と騒ぎ出す。 子供なんてそんなものだろう

          【育児日記】連休に予定を詰められなくなった話 #184

          人生時計。今何時? #183

          人生時計というものをご存知だろうか。 人生を24時間換算で表現したもので、自分の年齢を3で割ればいいらしい。 それによると、私の人生は今12時半過ぎ。ほほう。 随分年を重ねた気でいたけれど、まだまだ寝るまで時間がある真っ昼間。1日のルーティンで言うならば、ご飯を食べて自分を満たしてやる時間じゃないの。 もう遅いかな、なんて思わずに。 これからどんどん、やりたい事やって自分を満たしてやればいい。 そんな時間帯なのかもしれない。 それではまた、ごきげんよう。

          人生時計。今何時? #183

          【3行日記】なぜ赤ちゃんは喋れないのか #182

          昨日、娘からタイトルのような質問を受けた。 むむむ、久しぶりに言葉に詰まる質問。 脳の発達?口の発達?社会性の発達?そもそも話さないのが自然の姿?どのように説明するのがいいのか模索中なので誰かいい答えの例があれば教えてください…。

          【3行日記】なぜ赤ちゃんは喋れないのか #182

          最近前より少し夫に優しくできている気がする。#181

          そろそろ産後5年が経とうとしています。 産後すぐ、夫が育休をとっている間+数ヶ月位は夫との関係も良かったのですが、私の育休が明けた辺りから、夫への当たりがキツくなっているのを自分でも感じていました。 家事育児が自分に偏っていること、子供の保育園関連に夫の関心がないこと、娘の体調不良による仕事の調整は基本私がしていることへの不公平感… 理由を挙げればキリがないですが、徐々に徐々に戦場に自分1人で立っているような気持ちになっていきました。夫は背中を預けられる相手ではなく、後

          最近前より少し夫に優しくできている気がする。#181

          【3行日記】線の、その内側へ #180

          先日一緒に遊んだ娘の友だち親子の、お母さんの方の話。 昨日保育園で会った時に、「むすめちゃーん!」と言いながら娘の方に駆け寄り、ほっぺをムニムニしていた。 先日1日一緒に過ごしたことで、娘も、愛情深い彼女の線の内側に入ったのかな、なんて思いながら私も娘の友だちの方に駆け寄り、ムニムニ返しをした、そんな夏の日。

          【3行日記】線の、その内側へ #180

          はじめて小説を書いてみて思ったこと #179

          先日、創作大賞向けに小説を一本投稿した。 タイトルは『裏通り・喫茶Si vous voulez』 冒頭の内容はずいぶん現実的だけれど、一応ファンタジー小説であり、文字数としては2万文字超くらいの短編小説だ。 そんなわけで、人生初めての小説を書いてみて思ったことを残しておきたいと思う。 ネタから詰めていく過程で苦手が見えたのっけから少しネガティブな話になってしまうかもしれないが、私は元々内省とか振り返りとかが苦手な人間だ。 いつも思考は浅いし、常に表層をチャプチャプと

          はじめて小説を書いてみて思ったこと #179

          縁は巡る #178

          皆さんの顔は、幼少期と比べてどうだろうか? 変わった?変わっていない? 私はたぶん、それほど変わっていないと思う。 もちろん「老い」は横に置いておいて、だ。 私は父の仕事の都合で、幼少期は2~3年おきに引っ越していた。 そのため、「昔から」の友人は少ない。 3歳で引っ越し。 小学校1年生になり、転校。 小学校3年生でまた転校。 小学校4年生の間に2回転校。 その後ようやく家が建ち、父が単身赴任をすることで私の転校生活は終わりを告げた。 そうこうしているうちに高校生になり

          【3行日記】子供にとっての想い出 #177

          昨日は娘のお友達親子と遊びに行った。 昼前に帰るはずが、結局昼も一緒に食べて夕方までの6時間超コース。 「これだけ遊び倒せば、きっと娘たちのいい想い出になりましたね」なんて話しながら、親たちはヘトヘトボロボロ、でもニコニコで帰った、そんな日曜日。

          【3行日記】子供にとっての想い出 #177