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私をお助け救済カリー

どうしようもなく、ダメな時ってあると思う。
何やってもしっくりこない、心が楽しくない、もやもやする。
どうしようもなくダメだから、ちょっと人にツンと言われたらクヨクヨ、何にもないところでつまづいてホロリ。
もっとひどい時は、こんな私なんてって、泣いちゃったりして、体と心のバランスがガタガタに悪くなってしまって、もうやだよー!ってなっちゃう時、あると思う。

今にもポキっと折れてしまいそうな時。
このままじゃいけない、一回立て直さないと、って思った時に行くお店があります。お店の名前は『OXYMORON(オクシモロン)』

私はいつも、二子玉川にある、高島屋の中のお店に行きます。

ランチタイム以外でも混んでいることがある、このお店。
順番待ちをオンラインでチェックできるシステムがあるので、のんびりウィンドウショッピングをしながら順番を待つことができます。
順番が近づいてきたらお店の前のお椅子で待機。すぐに呼ばれるのでスムーズです。ありがたや、ありがたや。

ここに来たら、メニューはいつも決まっています。
「エスニックそぼろカリー」と「カスタードプリン」
よわよわでしなしなになっている私を立て直してくれる最強のセット。

まずはごはん。エスニックそぼろカリーのご登場です。
4種類の薬味、青紫蘇、パクチー、ねぎ、イタリアンパセリ、多分そうだったと思うんだけど。間違ってたらごめんなさい。
真ん中にはオクシモロンのオリジナル配合の特別なスパイスで味付けされたカリー様が鎮座されております。
カレーじゃありません、カリーです。今回はオクシモロンにならって、そう呼ばせていただきます。

見た目も素晴らしい、エスニックそぼろカリー

まるで、砂漠のど真ん中でオアシスを見つけた時のような感覚。あぁ、やっと、やっと辿り着いた、私のオアシス。
カリーの香り、薬味の香りが鼻を抜けて、思わずじゅわっと唾液腺が刺激される・・・。
これの正しい食べ方は、諸説ありますが(私調べ)、大事なのは、よく混ぜて食べること。
全ての薬味がカリーとごはんと混ざり合うように、よくよく混ぜ、最後にレモンをぢゅーっと絞っていただきます。

お口に入れた瞬間、おいしいが染み渡ってくる。
薬味の心地良い食感と、カリーの旨味。スパイスが踊ってらぁ。

一口終わると、また一口。追って食べずにいられない。
スプーンの速度が上がりそうになるけど、待って。

これは私の救済ごはん。いわば療養食です。
もっと噛み締めて染み込ませるようにいただかないと。

ゆっくりゆっくり、味わいたくもなる魅惑のカリーはお腹も気持ちも大満足にさせてくれるボリュームで、食べ終えたまっさらなお皿をみると、あぁ、もう食べ終わっちゃった、満たされたなぁ美味しかった、の余韻で思わず、はふん、と、ため息が出ちゃいます。

しっかりいただいた後にはデザートも待ってます。

オクシモロンに来たら食べてほしい
カスタードプリン

あぁ、なんて完璧な形!

えへへ、思わずスプーンでプリンを弾いてみてしまう。ちょっとやそっとじゃ崩れない、しっかりとした硬めプリン。
口に入れた瞬間とろけて無くなるような、なめらかプリンも大好きだけど、ここ、オクシモロンのプリンはこの硬さがよい。

添えられている生クリームだって仲間はずれにはしませんよ。
ほら、こちらはほんのり甘くてこちらはとろふわっとしている。
仲良く一緒にいただきます。

口に入れると印象的なのは卵の風味。
昔自分で手作りしたプリンもこんなふうに卵の味がしたっけ。

さらっとしたカラメルはほろ苦くて、甘いプリンにアクセントを与えてくれる。ほんのり懐かしい味のする、手作りプリン。
テイクアウトもあるみたいで、友達にもおすすめしたいプリン。

お食事とデザート、ドリンクもつけると、これは本当にランチだったか?というくらいのお値段になってしまうけれど、たまにはいいじゃない?
だって心と体が崩壊寸前の緊急事態だったわけだし。必要出費です。

これが私を助けてくれる救済カリーセット。このお食事がある限り、私の心と体の平穏は保たれるのです。

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