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発表スライドの推敲チェックリスト

あぁ、見やすいスライド資料だな。
おっ、分かりやすい発表だな。
なんか、めっちゃ心掴まれた。

そう思わされる講演や発表を聞いたことが、誰しもあるだろう。
では、「それはどのような仕掛けによってですか?」と問われたときに、明確に答えられるだろうか。
その問いに明確な答えをもつ者だけが、それをつくり出すことができる。
今回の年輪では、参考資料に示した本やサイト、そして自分自身の考えをミックスし、5つのドメイン(15ポイント)のチェックリストを作ってみた。
このチェックリスト用いて、自らのスライド資料を推敲すれば、良い発表資料に近づく、というものにしたつもりだ。
これをたたき台として、今後、さらに発展させてゆきたい。


❶ (発表資料に着手する前に) 主張とストーリーは作れているか?

  • この発表で伝えたい、1番の主張はなにか?

  • それに対するストーリー構成は考えられているか?

  • 目次は作られ、示されているか?(学会発表の場合割愛)

❷ 徹底して情報を絞れているか?

  • 1スライド・1メッセージになっているか?

  • Less 文字、More 図になっているか?

  • 文字への不要な装飾はされていないか(「太字」「大きく」「下線」 「色変更」以外の装飾)?

❸ 脳にやさしく配置しているか?

  • 重要なこと、概要は上になっているか?

  • フォント選択は適切か?(推奨;和文はメイリオ / 遊ゴシックRegular、 欧文はSegoe UI / Arial)

  • 行間を広げる、なるべく余白をつくることをしたか?

✅ 推奨フォントの理由とは?
・見た目がすっきりしていて遊びすぎていない
・これが重要だが、細字と太字の差が大きい

❹ スライド内の要素を整えているか?

  • 色原則A:①色数少なく、②役割ルールは一定、③アクセントカラーを多用しすぎていないか?

  • 色原則B:文字が見やすい色の組み合わせ(暗+明るい / 濃い+薄い)になっているか?

  • テキストや図が徹底して揃えられているか?

✅ 役割ルールとは?
・以下3つの役割のこと、なるべくこの3色におさめる
・ベースカラー :背景と文字の色のことで、 白地に黒文字が基本
・メインカラー:スライド全体の主体となる色で、 見出しやボックス、 強調したい箇所で使用
・アクセントカラー:メインカラーと差をつけて目立たせることで、 特に注目を集めたい箇所に使う色

❺ 効果的な表現テクニックを使用しているか?

  • 極端に文字を大きくして、インパクトを出したか?

  • 四角形に文字を入れ、情報視認性をアップしたか?

  • 写真は、余白を作らずとにかく大きくしたか?

📗 スライド資料作成に関する参考資料・サイト

  • 【森重湧太】一生使えるデザイン入門 >>> amazon.

  • 【岸啓介】一生使える資料作成入門 >>> amazon.

  • 【パワーポイントデザインを激的に見やすくする】9つのコツ >>> site.

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