見出し画像

#4 心理検査の結果が出ました【大人の発達障害(ASD)検査れぽ】(最終回)

こんにちは。もち大福です。
昨年12月に鬱病を発症したアラサー女です。

私が、発達障害の検査をしたときのお話です。
検査が終わり、やっと結果が出ました。

前回はこちら⇩

最初から⇩

検査の結果は…

2月上旬、心理検査のフィードバックを心理士さんから受けました。
いくつか検査項目があったので、それぞれ書いていきます。

自閉スペクトラムの検査(AQ)

今回一番重要な、ASDの検査です。
内容は、「空気を読むのが苦手だ」など、ASDの具体的な特徴のチェックリストのようなものでした。

フィードバック表を見てみると、ASDの特性が「想像力の無さ」「ソーシャルスキル」などの5項目に分けられています。これらに大きな欠けがなく満たしていると、診断に近づくようです。

50点が満点、33点以上が自閉傾向アリのところ、私の得点は40点でした。5項目のバランスもいい。
…これはもう、真っ黒じゃないか!

ASDと診断されたかった私は、ここでかなりほっとしました。

知能検査(WAIS-IV)

全体的な知能や、得意不得意を測る検査でした。
5項目に分かれていますが、全体的に中の中~中の上で、これといった特徴なしでした。
しいて言えば、言語理解(言葉を操る力)が高めだったので、noteを書くモチベーションが上がりました(笑)

知能面以外の内容を見ると、不安や緊張が強く出ていたと書かれていました。挙動不審だったのがバッチリ伝わっています。恥ずかしい。

パーソナリティ診断(SCT・PFスタディ)

パーソナリティについての検査もありました。
特徴をまとめるとこのような感じです。

・他の人と自分が違っているという意識が強い
・一方で、自分がどんな人間なのか、どう生きていけばいいのかが分からず、混乱している
・他人に合わせようと取り組むが、辛いので長続きしない
・家庭の中で、共感され肯定されるよりも、自分が家族(親)に共感しなければいけない環境だった

フィードバックを受けて、言語化されていなかった自分の性格・悩みが、はっきりと輪郭を持ちました。
今の私はまさしく、自分の正体がわからず、混乱している状態だと思いました。

ASDなのか、そうでないのか…
診断を受けたとして、自分が変わる訳じゃない…
でも、うまくやれない自分を認めてもらえないと苦しい…
このことで、ずっと悩んできました。

心理士さんによってハッキリと言語化してもらえたことで、
胸の中が絡まったような気持ちが少し楽になりました。

診断までの流れ

フィードバックを一通り受けて、さあASDの診断を貰えるぞ!と思ったのですが、心理士さんはあくまで心理検査をする方で、診断することはできないそうです。考えてみればそりゃそうか。

なので、日を改めて主治医のもとへ。フィードバックの紙を一緒に見ながら、日常の困り感などについて話した後、ASDの診断をもらいました。
オープン就労に備えて、障害者手帳の申請に向けて動いていこうと思います。

感想

診断された感想としては、かなりほっとしたというのが一番です。
普通に、マトモになれないのは、理由があった。やっと自分を許してあげられる…

本当は、診断がなくても、うまくやれない自分を肯定できれば良いとはわかっています。
それでも、診断される前とは世界が違ってみえるくらい、安心しました。

発達障害は、人と比べて劣っているのではなく、健常者と大きく違うだけということは知っていました。
けれど、実際社会に出ると、違いは劣りと捉えられることは多いです。だからこそ、「障害」と名前がついているのだと思います。

少数派というだけで、社会から弾かれるのは理不尽ですよね。
でも、ASDを障害とみなす世の中で生きるには、診断があった方が、互いにやっていきやすいような気がします。

ASDに薬はありません。これからは自分を否定せずに、社会をやり過ごし、他人と居合わせる練習をしていくことになります。
自分を受容する努力は、まだまだこれからです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
何か参考になることがあれば、幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?