太宰治「喝采」とキャンプのこと

もう、歌です。

歌。

大学の時に、後輩に、「太宰の何が好き?」と聞くことがあり、あんまりわかってない後輩「魚服記」、なんだかわかっている後輩「雀こ」、わかっているようでわかってない後輩「トカトントン」、俺、そんとき、代表作しか読んでなくて、『斜陽』。もっと、前期短編読んどけばよかったなー、と思った。

安岡章太郎氏の『僕の昭和史』。それ、自分たちもできるんじゃね、と『俺の平成史』。みんなが俺の私の平成史、編んだらすごくない?と思って、あちらこちらにLINEしても、返事なし。既読も無し。

「喝采」、講演というか、なんだかぼやきの渦が、語りの中で、キラッと。愚にもつかぬ、評言。すみません。そういう感じ。

「喝采」の感想なんて、これくらいしかなくて、太宰の人生まだ自分知らず、だから、この作品に埋め込まれた事実のかけらを拾い上げることかなわず、ただ、水平に、言葉が現れるままにつなげて読んでいく。そういう読み方でも、短いから読めてしまう。残らない。俺にも残っていない。残る読み方出来るのか?

10ページたらずの短編。物語ではなく、太宰がどうしてこうした言語遂行したのか、ということだけ。中毒だったからか。それは穏当。中毒の振りをして、文学上の表現を刷新しようとした。ロマンティックな解釈。単なる駄作である。それもまた真実。

どうも太宰を読んでいると、太宰に乗り移られる。文体がそう。自分が悪いのか、弱いのか。でも、そういうところある。又吉さんは、そんなことはないっぽいけど。そういう意味で太宰はやっぱやばい。しょうもない感想しかでてこない。

最近、キャンプにずっと行ってる。ずっとじゃないか。デイキャンプにいったRecamp常総。2回ほど。下、土。寒いけど、焚火は楽しい。燃やしすぎた。ただ、利根川沿いは、若干湿気強い。

2月に2回、鎌ヶ谷のShelterbaseに泊まる。冬キャンプは虫がいなくていい。けれど、二回ほど朝方の雨に悩まされる。結露がすごい。

初日は、テントがなかなか建てられなくて困った。ポールが硬い。二回目の設営。まだまだ、素人。マスターっぽい人に手伝ってもらう。本を読む暇なし。

二日目は、俺と上の子だけで、喧嘩しながら建てる。なんとか立つ、ポールが折れた音した。中のテープのようなものを貼っていなかったために、グラグラ。反省した。風が弱くてよかった。

鎌ヶ谷のShelterbase三回目。これは、さすがに建てるのはスムーズ、でも、ポールは縦に割けていた。でも建つ。さすがに、酒を飲む余裕が出てきた。日本ワイン2本のむ。

そして、またデイキャン。新しいテントを建てる試験として、ogawa lodge field。白井。つっても、こないだのShelterbaseの目と鼻の先。若干、傾斜しているサイト。

ここから遠出の予定。那須と山梨に遠征。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?