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家庭教師の見分け方と指導方法

世の中には多くの家庭教師がいます。一流大学の学生やプロの家庭教師など、背景は様々ですが、一流の家庭教師は一握りしかいないと思っています。生徒の成長を促す一流の家庭教師の指導方法はどういったものでしょうか。もし以下の項目に全く該当していない家庭教師であれば考え直すことをお勧めします。

┃生徒を知る

家庭教師としての実力は初回の授業で分かる
実力のある家庭教師は初回から授業らしい授業はしないと思います。まず最初にすべきは、生徒の実力・環境・趣味・考え方を把握することだからです。私の場合、初回の授業は大体ヒアリングで終わってしまいます。

ヒアリング項目(例)
・得意教科、不得意教科
・目標や夢
・親や兄弟との関係性
・趣味や部活
・学校と通学時間
・現在の成績

1月様子を見る
大体、一カ月(4回)くらい授業しながら生徒の様子を見ます。モチベーションの高さや、喋り方、打ち解け具合など色々な事を考え、探りながら生徒の全体像をつかんでいきます。

親御様と会話する
同時に、ご両親の人柄をつかんでいきます。生徒にとって家庭教師は月数回会うだけの関係ですが、ご両親は違います。一番影響力のある存在はご両親であると思っています。また、生徒の思いとご両親の思いの仲介をする必要があるときも多いので、ご両親とも積極的に会話させていただいています。

┃自分の目標を決める

家庭教師としての目標を決める
生徒への目標を決める前に、教師としての目標を決めないといけません。例えば、「4カ月後の定期テストで英語の成績を上位10%に入れる」といった感じです。この目標に対して色々な手立てをとっていきます。生徒への声かけ、宿題、両親への宣言など、この目標は公言する必要はありません。

目標は変えないが戦略は変える
目標はできるだけ変えません。そして、目標はできるだけ大きな枠組みでとらえるのがいいでしょう。○○大学に合格といった長期目標に対して、中期目標、短期目標を考えておきます。そして、短期・中期目標に対し未達になりそうであれば、その都度戦略を変えます。勉強方法や指導方法など、生徒に無理が出ない範囲で変更していきます。

┃生徒の目標を決める

生徒の目標≠家庭教師の目標
勘違いする人も多いのですが、生徒の目標と教師の目標は違います。上で述べた家庭教師としての目標は、生徒に押し付けてはいけません。生徒からしたら「なんで教師の目標を達成しなきゃいけないの?」となります。生徒とは対話の中で目標を別途決めていきます。ただし、可能な限り自分の目標に近いものにした方が無難です。

生徒とご両親の希望のすり合わせをする
これは自分の雇用を守るためにも必要なことですね。生徒の希望ばかり聞いては、給与を支払っていただいているご両親の希望に添えない可能性があります。また、生徒の希望をご両親が抑制しすぎていないかなど生活にも気を配っていきましょう。

┃まとめ

いかがでしたでしょうか。家庭教師の方々の勉強になりましたら幸いです。また、これから家庭教師をお願いしてみようかと思っている方には良い家庭教師の見分け方の指標になれば幸いです。

もし、疑問がありましたらtwitter経由でご連絡ください。なんでもご相談になりたいと思います。

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