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[管理職・マネジメント]「ダメ」から「してもいい」へ


良き上司・良き先輩

管理職、上司、先輩批判をしている僕にもいい上司、先輩はいた。

その先輩はいわゆる即断即決の人でもなく、リーダーシップやキャプテンシーを発揮する人でもなく、事務処理や関係調整能力に長けた人でもなかった。

しかし、僕が今まで経験したどの管理職よりも管理職としての適性、才能があったと思う。

その人の下ではのびのびとやれたからだ。

「何回でも聞いていいよ」

一度しか言わない人が多い中、その人は何回でも聞いていいと言っていた。

一度しか言わない、三回まで言うようにしていると言う先輩や教育係は、人に教えるつもりがないか自分に酔っているだけの人だ。部下や後輩の成長について考えることはできていない人だ。

何回でも聞いていい。これは質問の敷居を下げる。聞きやすいし、何度も聞くことで反復学習につながる。その人本人はおそらく無自覚であるが、質問や会話が増えれば、その分部下や後輩のニーズも把握できるようになる。

その人のために仕事をしたくなる

のびのびと仕事をさせてくれる。これは部下を管理しすぎないということだ。時に止めることはあるかもしれないが、日頃のびのびとやらせてくれるのならば、気にはならない。

自由にやらせてくれるのはとてもありがたいことだ。それをさせてくれるのは並々ならぬ圧力があることだろう。それを跳ね除けてやらせてくれるとわかっているから、その人のために何かやろう、困っているなら助けたいと思うわけだ。

「やっちゃダメ」より「してもいい」へ

禁止する管理職、上司はたくさんいる。部下へブレーキをかけることが果たしていいのか。それはのびのびと仕事をする環境を阻害し、パフォーマンスを低下させる。部下に問題があると言う反論はあろうが、それでも、ブレーキはかけるべきではない。まず第一に禁止という選択肢を選ぶことが間違っている。

「してもいい」という許可を第一に選ぶ管理職ほど部下がのびのび動くことができるし、管理職への会話のハードルも下がり、自然にコミュニケーションが生まれていく。

「やっちゃダメ」から「してもいい」に変えることが、良好なマネジメントの因子になるのだ。

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