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[人材育成]いい叱り方


ローランドの記事を読んで

ローランドが経営するクラブでホストがスタッフに手をあげたそうだ。

原因はスタッフにからかわれたからだそうだ。

ローランドはホストに対して、「手をあげるあげないは論外の話」として、ペナルティを命じている。

問題はそのあと、しっかりとフォローしている点である。

何故手をあげたらいけないか。気に食わないことがあると暴力に訴える店にしたくないことを伝えて、反省を促している。先輩ホストもフォローに入っている。

塾講師時代に、叱ってもいい。だがフォローはしっかりするようにと言われたことを覚えている。

いい叱り方とは、人を伸ばす叱り方だ。記事を見る限り、ローランドは叱らなければならない立場だ。しかし、先輩ホストがフォローに入っている。

叱る役割、フォローする役割が出来ている組織は人を伸ばす土壌ができていると思う。

しかしながら、医療・福祉に長年従事してきたが、その態勢ができているところはほぼない。

人を大事にするとは

ローランドの叱り方についてはいい叱り方かもしれない。しかし、ホストだけが悪いように思われてならない。無論、責任が問われる立場かもしれないし、手をあげたのは悪いかもしれない。

しかし、何の原因もなく手をあげる人間は何かおかしい人間であろう。

今回はしっかりとスタッフにからかわれたと、原因が存在する。

スタッフがからかわなければ、そもそもホストは手をあげることはなかったのだ。手をあげる方が一番悪いのか。原因を作ったにもかかわらず、何も咎められないのは、一方に不公平さを抱かせるだけではないか。

えてして、組織は加害者に優しい。いじめる側に優しい。何故か。排除する側が組織のメインストリームだからだ。有り体に言えば、組織は基本的にイジメを作り出すものなのだ。

しかし、それを認めるものはいないだろう。何故か。排除することが悪と分かっているからだ。分かっていながら何も対策をせず、加害者に優しい。それは人を大事にすることにはならない。

人を大事にすると言うことは加害者にも被害者にも理解を得るように働きかけるということだ。

もっとも、それが出来ることは不可能に近いが。

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