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surrender

9月を迎えたは良いものの、台風は襲来し、挙げ句、暑さは収まらず、秋は未だ来たらぬ様である。筆者はこの度、39.9℃の高熱の出る悪性の風邪をひいてしまったのだが、読者諸賢のお体は如何だろうか。この暑熱のためか、筆者の体熱のためか、世間もまだ8月に居ると勘違いしているかの如く、激しく動いている。今が9月であることをしっかりと認識し、そして秋のあの若干寂しげな爽風を招き入れるためにも、今週の時事分析を行うとしよう。

始めに扱うのは、以下の記事である。

どうやらトランプ前大統領はまだ無罪放免とされず、しつこく対立勢力(恐らく欧米による一極型支配を志向している勢力)から攻撃を受けている様だ。これ自体は、隠れ多極主義者(by田中宇氏)のトランプであるから、然程注目するに値すべきではないと思われるのだが、これに関連して、筆者の目に止まったのは次の記事である。
ドナルド・トランプの逮捕写真は“永遠のミーム”として歴史に残る | WIRED.jp
この記事の内では、敢えて「surrender」という英単語が意図的に使用されている様に思われる。

その証拠に、この記事の煽り文にも「surrender」が取り上げられている。この時機に、何故この単語が強調された記事が投稿されたのか。或いは記者が単にsurrenderを使いたかっただけなのかも知れないが、筆者はこれにゲマトリア数秘術的意味が存するのではないかと考えている。

まずはsurrenderをゲマトリア計算してみると、その数値は「122」と計算される。( surrender value in Gematria is 584 (gematrix.org) )
122のゲマトリア数秘術的意味としては以下の様なものが挙げられる。
①踏みにじる。
②剥がれる、コーティングをする。
③怒り、憤怒、呪い。

ヘブライ語ゲマトリア: 120 - 129 の値 (billheidrick.com)
これらから考えてみると、やはりこの記事は、一極vs多極という大きい潮流に於ける、一極支配派から多極支配派への強い怒りが表明されているものである、ということしか述べられない様に思われる。つまり、これからの多極主義者と一極主義者との「抗争」の激化を、この記事は示しているのではないだろうか。その証左として、この様な記事を筆者は見かけた。
【視点】なぜ日本は将来の脱ドル化に向けて動いているのか ASEAN諸国における地域通貨推進について専門家の意見 - 2023年9月5日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)
一極主義者の力の根源は、やはり米ドルである。その米ドルを見限って、次の通貨を求める動きが、最近その勢いを増している、ということは読者諸賢も御存知のことであろう。筆者も度々このことは時事分析にて取り上げている。

況して、米ドルの端女である日本ですら、この様に、米ドル以外の通貨の創造を模索し始めたのだ。この動きは、近々激化するように思われる。米ドル支配の終わりは、一極支配の終焉を宣言するものである。新通貨創造という動きは正に、多極主義者から一極主義者への危険な「挑戦」となることだろう。特に、米国の、事実上の属国である日本は、ただでさえ貧窮した状況であるにもかかわらず、ドルと心中する、という事態にもなりかねない。無論、そうならないために、或いはそうなったとしても、少しでも予後が良くなるように、脱ドルに向けての動きを日本は始めたのであろうが。
けれども、その動きが間に合うか否かについては、少々疑義の残る所ではある。というのも、どうやら経済クラッシュが近々起こりそうであるからだ。だが、これは筆者の経済学的分析から示された予想ではなく、やはりこれもゲマトリア数秘術を用いて思考した際に得られた予想である。

それを示すにあたり、次の記事を、読者のご覧に入れよう。
日経平均は33,000円回復目前!33年ぶり高値更新に向けてカギを握るのは?|SBI証券 投資情報メディア (sbisec.co.jp)
通常、ゲマトリア数秘術では0は無いものとして扱われる。無論、例外も多いのだが、今回の記事にこれを適用すると、この記事で強調されている数字が「33」であることが分かる。33のゲマトリア数秘術的意味は「嘆き」「喪」などがあるのだが( ヘブライ語ゲマトリア: 30 から 39 の値 (billheidrick.com) )今回、重要なのはこの意味ではなく、むしろ、33という数字自体である。
読者諸賢はブラックサーズデーを御存知であろうか。あの言わずと知れた1929年10月の経済的悪夢である。
ブラックサーズデーとは|国際情勢用語集|iFinance
これは1929年10月24日に起こったこととされているが、実は、壊滅的な大暴落が起こったのは1929年10月28日、そして1929年10月29日なのだ。この内の1929年10月29日には、壊滅的な株価崩壊が起こったとされる。
ウォール街大暴落 - Wikipedia
この日付を全て足してみると、算出される数字は「33」である。なんと、奇遇なことではないか(=Coincidence ?)。
故に、筆者はこの視点から、33が強調される記事が投稿される現状に対して、危惧を抱いているのである。意外と、ドル崩壊、そして株価崩壊、それからの経済クラッシュは近いかも知れない。

以上が、今週の時事分析である。筆者の見る限りでは、やはり多極主義と一極主義の抗争が、これから激化する様に思われ、その被害が民衆を直撃する可能性は更に高まりつつあると思われる。
何れにしても、脱ドルの動きに関して注意すべきであろう。この世の全ての動きは、得てして通貨に左右されるものだ。況して、その発行権は、かのロスチャイルド卿が喉から手が出る程、欲したものであるのだから。
この様な状況では、冷静に今を見据える必要がある。

追記
本記事の題にもなっている「surrender」だが、実はこの解読にあたり、筆者は一つの可能性を見逃していた。上の算出結果である122は単純にa=1, b=2…という様な所謂シンプルゲマトリアという算出方法から導き出された数値であるが、その他にもヘブライゲマトリアにおける算出結果としてsurrenderは「584」という数値にも変換可能であった。筆者は当初、多用しているBill heidrickのゲマトリア事典や筆者の著書である『日本人のためのゲマトリア数秘術』に584の意味が収載されていないことから、これを無意味なものと見ていた。けれども良く考えてみれば、各桁の数字を足すことによって得られる新たなゲマトリア数秘術的意味も存するのである。例えば、666の各桁を足して18とする様に。今回もそれに準じて、各桁を足してみた。
5+8+4=17
すると、何と「17」という数値が得られたのだ!
17=Qである。つまり、Qanon、という訳であるが、これを加味すると、上記の記事は、トランプ逮捕後即釈放がQanon(或いは、その派閥)の意志である、ということを意味するものである可能性が生じる。筆者としては、この可能性は高いと思われる。

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