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令和のガンダム「水星の魔女」只の学園モノじゃない奥深いゾ!ー初回感想ー

世代を超えて

止まるんじゃねえぞ!このシリーズ

7年ぶりにガンダムシリーズがこの秋から始まった。1979年に始まってから世代を越えて人気を継続し、ガンダムシリーズでは「親子フック」と言われる親子が同時に楽しめる手法(ガンプラなど)が有名です。

 私もアニメ再放送80年代初頭のブームに乗ってガンプラを作り、子供達にはガンダムSEEDのガンダムのおもちゃ(TOY)を買ったし、思春期になった子供たちとは一緒に”任侠ガンダム「鉄血のオルフェンス」”をニコニコ動画等で「・・・止まるんじゃねえぞ。。」で大笑いして楽しんだ。


https://otthan.com/subculture-328-6689 おっさんの向こう側さんのブログより (同年代ですね。)

時代世代を超えて何やかんやで楽しめるのがダンダムシリーズ。

その令和最初のガンダムシリーズの1話。

ええやん。そうきたか~。。
予想を遥かに超えて期待がある1話でした。
底が深そうだぞコイツは。。。ガンダムは伊達じゃないって感じ。


ウィンドウ戦略 間口は多方面

キラーコンテンツと言われるガンダムシリーズの継続は、「親子フック」以外にも、さまざまなマーケティング戦略によって成り立っています。

そもそも、いい年したおっさんがガンダムに夢中なってる人は、ホビー玩具趣向としてる人以外はどこかネジが飛んでる人か頭のおかしいおっさんと一旦飲み込んで頂きたい。常に新しいご新規さんを獲得していかないとガンダムが成立していかないので、創通/サンライズ、バンダイさんの”ウィンドウ戦略”はきちんと入り口を提供してくれてるので安心で素晴らしい企業努力と思っています。流石です。

 入り口の間口を間違えてガンダムに入ると”イタイおじさん,おばさん”になってしまうのです。声大きいアニメオタクは”その入口から入ったのか”を競うマントまで取る始末である。

正当宇宙世紀モノ(ファース&Zシリーズ、UCシリーズ)、アナザー宇宙世紀モノ(SEED、オルフェンスなど)とガンダムときちんと棲み分けができるようにしています。今回はアナザーのご新規さん向け。

おっさんのワイ、ビックコミックで癌ダム

 私はダンガム好きだけど、ファースト原理主義でもないし、世代ごとにきちんとメディア提供もされてるのでそれを嗜んでる。子育て終盤の私の場合、中年おっさんの愛読雑誌のビックコミックで「サンダーボルト」を愛読してる。映像化の影響でウィスキーを片手にご自慢の機材でジャズをかけて読むとテンションがバク上がりする。そういう風にしっかりターゲット層にたしなみ方まで提供してる。(内容も年代に合わせてプロットが用意されてる)

世代に合わせた間口はありがたい。子供達が成人間近なので好んでガンダムを見てたらヤバい人ですが、私は世代に応じた流れでガンダムを今でも楽しんでいられる。

ビックコミック・スペレリオール連載中 
「機動戦士ガンダムサンダーボルト」
もう10年以上連載してるんですね~。

感想 

学園モノにとどまる訳がない

前置き長く申し訳ありません。
ここから感想です。

 ビックビジネス・フランチャイズに成長したコンテンツ「ガンダム」のテレビシリーズの本作「水性の魔女」は明らかにご新規さん、Z世代にターゲットを合わせてきたに尽きる。ここで新規を取り込めなければコンテンシーンに取り残される運命にある。

 前シリーズ「鉄血のオルフェンズ」はアンダードック&ヤクザ任侠もの。今回のシリーズはまさかの学園もの1ON1バトルLGBTQを意識した1話でした。まだまだ底が見えない。

1話初回のつかみはバッチリだった。

 常にガンダムシリーズは、著名な重厚な物語をベースしつつ社会問題や世情の意識を投影してきてる。それが今回は冒頭にネオコン思想、LGBTQをぶっこんできた。


間口

 必ずガンダムには著名な有名作家、脚本家を添えてしっかり屋台骨を支えてる。ネットで調べたらこのガンダム「水星の魔女」の小説が既に存在されれるらしい。今回の「水星の魔女」は大河内先生の脚本原作との事。抜かり無しのエンタメ要素も深い様相をみせそうだ。我々おっさんの間口はこちらのようだ。

 先に述べたように間口はいくつもあるので、公式がプロローグの小説「ゆりかご星」OVAで「prorogue」0話がネットで提供してる。私は作法に乗って小説、OVAを先に見て1話に入る方法をとりました。小説があるので大人の自分にはとっつきやすい。

ゼロ話 プロローグから視聴すると。。。

全くもってハードシリアスの展開で幕を上げる。
アニメ1話の見方が全然異なるのではないかと思う。

入る入り口でこうも変わるものなのか。。

上からゼロ話配信しております。

時代は配信プラットフォーマーでしかアニメを楽しむ方向に向かってると感じた。

この展開方法を発明したプロデューサーの凄腕っぷりに脱帽する。


ガンダムシリーズとしては『鉄血のオルフェンズ』以来7年ぶりとなる新作テレビアニメーションとなり、バンダイナムコグループは「G-PARTNER」と称される外部パートナーとも協力しつつ全世界の10代を中心とした若年層ファン獲得を目標に大型展開を実施するとしている。(中略)

プロデューサーの小形尚弘はオンライン会見にて女性主人公や学園を舞台とするストーリーに言及しつつ、宇宙世紀のシリーズではない新しいガンダムであること、新規ファン増加を意識した作品作りをする旨を語っている

wikipediaより

ノベルはここにあります。


世界基準の意識改革を訴求させるか?


 ネットやオタク共はやたら”百合”を性的描写の対象としており、レズビアンとレズへの理解がないコメントや心無いコメントやドスケベ、エロの対象として扱われる。「あら~」とか百合シーンに興奮を覚える層はやはりLGBTQを理解されてないと個人的には思っています。

夏アニメでは「リコリス•リコイル」を根底ベースに百合、ホモを取り入れる事に成功してるがやはりあくまでも性癖、趣向にとどめてる。それでは、世界基準のLGBTQの理解とは程遠い。

百合というカテゴライズされてる時点で差別を上長してる上であって、LGBTに一定の認識はありつつもどこか浮世の話として多くのモノが捉えてると思っています。

 著者は過去LGBTQ問題でTwitterが大炎上、垢バンまでされた経験があります。若い世代は意識はあっても社会経験が無い故に現実のLGBT問題に深く接した事すらないのである。アニメの世界の出来事と捉えてる。はたして、それが社会認知というものだろうか。

マーケット規模

 少子化で分母が少ない国内のZ世代をターゲットに絞るとは思えず、国内のいわゆるオタクへ届けるだけでなく、マーケットは世界基準になると思っています。ガンダムフランチャイズは中東、中国、台湾、マレーシア、インドネシアなどのアジア圏ではすこぶる人気のコンテンツ、いわば主戦場はアジア圏とみています。ファースト世代を切り捨てる段階を終え、次のステージ国内アニメオタクを切り捨てるフェーズに入ったのかもしれない。

百合文化?社会風土がある日本だからできる、制作できる面もあるが、世界基準では耽美な妄想エロス描写を表現の自由だ言い切るのはご法度。差別でしかない。センシブルな領域をアニメなら許されるとはならない。

商業的消費性商品に成り下がる冒険をするとは思えません。

 おそらく、ガンダムは百合シーンをベースにせずに、しっかりとしたシナリオで構成されて楽しませる気がしてる。また、同時にLGBT問題を表面でなぞるとは思えない。

Z世代の意識をターゲットに直球を投げる

LGBTQは世界基準の意識改革が国内に訴求しようと挑戦してるのかもしれない。

そして、物語の構成は多数の窓口で展開してる様子から”シドニィ・シェルダン”の傑作小説「ゲーム達人」のような陰謀渦巻く、企業巨大コンツエル・企業群によるスリリングな展開と何重にも絡みった人間模様をガンダムを軸として描く予感がしています。

大人が真剣にビジネスとして作り込んでくるガンダムシリーズ。秋アニメ注目のアニメの1話の感想でした。

OPのYOASOBI >合ってるね~


最後までお付き合いくださり、
ありがとうございます。
書き殴り源泉かけ流しの雑記でした~。

※時間ある時に誤字脱字は修正します。
雑記程度で軽く読んでください。

※※ネタバレ※※
小説、OVA見たのですけど、
主人公の名前違うよね???
クローン?別人?謎多いような。。。
学園と見せかけて
企業群陰謀ゲームモノだったでゴザル。

魔女。。意味深。。

ここより下
Z世代のLGBT意識のマーケティング分析資料です。


■■■ 考察元ネタ、文献資料、マーケティング資料 ■■

LGBTQを取り巻く環境



【Z世代のジェンダーに対する意識調査 トピックス】より抜粋

【1】LGBTQ+の認知率76.2%!LGBTQ+は身近で自然な存在。


リアルとデジタルのコミュニケーションで理解を深める

>Z世代はニュースやSNS、周りの友達との会話などを通し、LGBTQ+に関する情報に触れる機会が多いことが判明しました。情報収集やSNS上での発信を通し、理解を深めるために行動するZ世代の実態が分かりました。

>このような背景からSNSで分散して小ネタとも言えるプロローグを別動画で公開してクリ込未マーケティング、物語への深みを味わってもらう意図が窺える。学園モノに収ま下手したらもっと深い何重にも製作者側の狙いがあるのかもしれない。

【2】Z世代と親世代・社会のLGBTQ+の理解度に2倍以上のギャップを感じている!

課題は社会全体の理解とアクション不足

Z世代はLGBTQ+に対して自然な存在と考えていますが、Z世代視点から見た各世代別の理解度は、同世代と比較し、親・社会の間で理解度に2倍以上の乖離があると感じている結果となりました。

【3】「男のくせに泣くな」「女子力高いね」「彼女(または彼氏)いる?」に違和感!

一括りにせず個人に目を向けたコミュニケーションを意識

約6割がジェンダーを表す言葉に違和感を感じており、性別や固定観念で一括りにするのではなく、その人個人に目を向けた言葉を選ぶよう心がけている実態が見受けられました。

>今回はキャラが主軸となりあくまでも”個”にフォーカスが当てられる。
1話で多くのキャラでチラ見せしてる。あえて、さああ、こんだけの個が抱える悩みなどを等身大として捉えてください!って匂わせる。

【4】Z世代が考える今後の世の中のスタンダードは「自分らしさを認めてくれる社会」「固定概念や偏見で判断されない社会」


「決めつけや固定概念ではなく、個人が様々な選択が出来るようになって欲しい」という意見が聞かれ、性別や見た目などにとらわれず、「個人」を認め合うことを望む意見が多く見受けられました。


勝手に想像シリーズ
上記の意識調査をプロットに反映させた上でキャラクタや中二病の表現を作り込んでくるのではなかろうか。。と予想。



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