さにごろー

思ったことを書いてるひとです

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最近の記事

大事なお知らせ

こんにちは この度は私から大事なお知らせがあります。 みなさんにとっては大事じゃないかもしれませんが、耳を傾けていただければ幸いです。 私がnoteを始めたのは今年の2月で、始めて4ヶ月弱になります。初期の頃は、短い意見文のような自由気ままな文を書いていました。しかし、次第にシリーズものの物語を書くようになり、結果的に今のSam'sシリーズが誕生しました。Sam'sシリーズは、1度書き直したこともあり、かなりストーリーの内容で悩んでいて、続けるのが困難な状況です。もともと

    • 合わせない話し合いがしたい

       私は、話し合いが苦手だ。合わせられないからだ。話し合いというのは、会議とか、議論ともいうけれど、実際の話し合いは、議論って感じが全くしない。わからない、私が知らないだけかもしれない。少なくとも、知っている限りは、そんな感じだ。まず、意見を出して、出た案の中から決めるわけだけれども、一つ有力な意見があると、みんなそれに票を入れ、結局それに決まってしまう。これはみんなも、議論って感じがしないだろう。議論だと堅苦しいか。会議にしよう。でも、会議って感じもしない。別に私が会議が好き

      • Sam's#3

        チリンチリーン ドアの音がした。今、家にはさおがいないので、あなみが出た。 「はーい…って、あきじゃん。何か用?」 「いや、それがさ…」 あなみは途中眠そうだったが、何とかあきの話を聞きとったみたいで、あきはさお家に滞在することになった。なにも知らないみぞみかは、知らない男性が家に入ってきて少し緊張していた。何より、このあきって男、変わっているのだ。少し緑がかった黒髪からは、真っ黒なうさ耳が生えている。(なんだよこの耳…耳4つあんじゃん)あきは情報量が多すぎて、みぞれとみか

        • Sam's#2

          7月23日水曜日。バイトがあるため、さおは、朝早くに出かけて行った。みぞれが起きると、ゆうべの赤毛は見当たらず、代わりに背の高い茶髪の女が髪をとかしていた。みぞれはその女に話しかけてみることにした。 「おはよ…」 (やっぱりやめとこう。今は話しかけない方がいいかも。あの人は今、髪をとかしているから、無闇に話かけるのも申し訳ないというか、何というか…)みぞれは、自分にそう言い聞かせた。しかし、心の中では、葛藤が繰り広げられていた。(いや、でも積極的に話しかけた方が仲良くなれそ

        大事なお知らせ

          Sam's #1

          ───チリンチリーン さおん家のドアに掛かっている風鈴?のようなものが音をたててふわりと揺れた。どうやら、お客さんが来たようだ。 「おじゃましまーす」 台所で料理中のさおは、手が離せないので、台所から大声で返事をした。 「どうぞぉーー」 お客さんは、それを聞くと、靴を脱いで玄関に上がった。靴をきちんと整えている。育ちがいいようだ。そして彼女は、ドアを開けたまま、外に向かって大声で呼んだ。 「みかー!」 みかと呼ばれるその少女は、声を聞いて一目散に駆けてきた。そして玄関に上が

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          ミーンミンミンミンミンミンミー ミーンミンミンミンミン…ミンミンゼミがよく鳴いている。朝からよく鳴くもんだな。僕はポストから新聞を取ると、しばらく蝉の声を聞いていた。(暇だなー…夏休み…)僕はこのとき、この夏休みが僕にとって最後の夏休みになることにまだ気が付いていなかった。 僕は家に戻ると、手を洗ってパンを焼いた。カリカリのトーストにトロトロの目玉焼き。これが僕のお気に入りの朝ごはん。かなり昔、おばあちゃんが作ってくれていたことがあった。それがきっかけで、好きになった。

          30秒だけください 3

          SAM's

          〜ゆんkからのお知らせ〜 SAM's登場!!!!!!!!!!!!!!! この度、かごめ、新シリーズを始めさせていただきます こちらのシリーズの名前は、「SAM's(さむず)」といい、SAM'sでは、オリジナルキャラクターたちの楽しい日常をお送りしていこうと思います 〇キャラクター紹介(メインキャラ) ❤️さお(西原沙織) 誕生日:12/24 身長:150cm 体重:2桁だよ♪ SAM'sの主人公。活発かつ頼りになるみんなのママ的存在。普段はバイトをしまくっていて、未だ就活

          30秒だけください 2

          にゃあー 「んっ…何だよ…」 僕はユメの声で目が覚めた。まだ開ききっていない目をこすって、目を開けると、布団の上にユメが寝そべっていた。(なんだ…寝てるじゃん…)そう思いながら、僕も目を閉じた。(…あと5分だけ…) 「そらー!起きてー!7時だよーっ!!」 ママの声がした。僕は眠い目をこすりながら起き上がる。気が付くと、布団の上にはもうユメはいなかった。(あれっ…ユメどこ行った?)そう思いながら辺りを見回すと、部屋にある時計が目に入った。 「え゛え゛っ!?もう7時ー?」

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          30秒だけください 1

          ───これは、僕と一匹の猫の物語。 突然始まって、突然終わった、儚い物語。 始まりは、一年前の夏のこと 。 その日は、日中はよく晴れていて、夕方頃、急に降り出した。(やっべ.…傘忘れた)僕はそう心の中で呟きながらバスを降りた。(バス停で止むのを待つか…)僕は、バス停のベンチに腰掛けると、携帯を見始めた。ザーッという雨の音が響くだけの時間が続いた。…しばらくして、僕は外の様子を確認しようと顔を上げた。すると、道路の反対側に何かが動くのが見えた。僕は近くで見ようと思い、道路を

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          この宙のどこか

          ただいまー 僕はそう言って鍵を閉めた 腕時計を見ると、短針はもうちょいで7だった 僕は急いで鞄を置き、外へ出た そして、家のそばの公園でベンチに腰をおろした 北の空を国際宇宙ステーションが通り過ぎた ──────これだけだった 僕の楽しみは、これしか無かった 国際宇宙ステーションとか、月食とか、流れ星とか それだけが僕の友達だった 世間は、そんな僕のこと馬鹿にするだろうけど でも星は、そんなことない 何も言ってくれないけど、何も悪いこと言わない 悩みを話したって返事は返っ

          この宙のどこか

          1本のジュース

          1本のジュースが置いてあったとしよう それは、何処に置いてあっても構わない 自宅のテーブルの上かもしれないし、公園のベンチの上かもしれない 縦に置いてあるかもしれないし、横に置いてあるかもしれない 逆さになってるかもしれない それは、ビンに入っているのか、それとも缶か、ペットボトルか 何にも入ってないかもしれない 何味なのか…オレンジなのか、ブドウなのか、それともリンゴなのか もしくは炭酸入りなのか そもそもジュースでは無くて、コーヒーなのか そもそも飲み物ですらないのか 食

          1本のジュース