のぞみ55号

HSP、ASDでありながらも37年にわたる会社員人生を定年まで行き抜いた、立派なBBA…

のぞみ55号

HSP、ASDでありながらも37年にわたる会社員人生を定年まで行き抜いた、立派なBBAです。 自分の資質に気づいたのは、なんと50代に突入してから。 気づきを得るまでも波瀾万丈、得てからも怒涛の山あり谷あり。 実体験を振り返りつつ、生きづらい人やそのご家族に向けて、発信します。

最近の記事

生きてます。HSP & ASDでもね。

【8】カミングアウトの神対応  2022年ラストの記事です。 今回は、私がASDの苦しみを周囲に打ち明けて来た中で、唯一遭遇した “神対応” についてお話ししたいと思います。 その前に、前回の漫画の続きを少し。(今回は7コマ漫画です) 自分について誰かに打ち明けようとする人は、もちろん打ち明ける相手にそのことを「解って欲しい」と思っています。 そうでなければ話したりしませんから。 ただ、その「解って欲しい」=「許して欲しい」と決めつけるのは…… あまりにも短絡的なんで

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      【7】カミングアウトについて  こんにちは。 前回の記事からかなり時間があいてしまいました。 実は家族が病気になりまして、手術やら何やら…… でもなんとか落ち着いてきました。 今回は、【6】の続きなのですが、今回から漫画を取り入れたいと思います。正直、書くよりも時間がかかるのですが……何事もトライです。 漫画の内容は、前回のおさらいを、BBAの実体験を踏まえて。 ここで描いた母、友A、友Bとは、私がかなり心を開いていると自分自身では思っていた人々。 だから、無意識

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        【6】明かすか、明かさないか    こんにちは。 よく知られた方が発達障害について打ち明けられたそうで、世の中にはさまざまなリアクション、波紋が起きているようです。 公表するかしないか、どんな立場の人がどんな時点でどう決断しようが、それぞれの自由ですもんね。 私はどうかと言いますと、リアルな自分を知っている周囲に対しては、基本的には打ち明けないことにしています。 例外は、以下の3つのケースだけです。 相手が先に気づいてズバリ「発達障害じゃないか?」と言及して来た場

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          【5】普通じゃないなら  こんにちは。 きょうは、自分の「親」に思ったことを、お話ししようと思います。 誰かを傷つけたいわけじゃないから、もしも「あ、イヤだな」と思ったら、無理せずこのページを閉じてくださいね。  昭和を四半世紀しか経験しなかった私と違って、私の両親は戦前、戦後に生きて来た人たちです。 戦争にも、そして敗戦を機にそれこそ天変地異のように変化した社会や価値観の大変化にも、大きく振り回されて生き延びて来ました。 自分が子供だった時には解りませんでしたが、

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          【4】ワルモノになりがち  こんにちは。 昭和から平成になった時、私は26歳でした。 だから昭和体験は四半世紀しかありません。 それでも断言できます。 発達障害などを持つ人にとって、平成になる前の社会は、暗黒……いえ、地獄だったと。 なぜなら「発達障害」という概念がなかったからです。 概念がない、ということは、その概念が意味する事象について、当事者以外の「理解」も「許容」も「配慮」も皆無、ということ。 これは、発達障害者が自分で自分を護る以外に道はない、ということを

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          【3】子供の頃から……  こんにちは。 きょうは、子供心に私が気づいていた自分の「変」なところについて、お話します。 と、言っても、当時、自分で「変」だと思っていたわけではありません。 人(家族も含めて)から理解を得られず、「お前はおかしい」と言われ、「そうなのかな……でも……みんなは違うの?」のように、自分と周囲の違いを疑問に思っていた、というポイントです。 大きな声、音に敏感である 特定の色に執着する ニオイに敏感である 痛みに敏感である 風に敏感である

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          この経験があったから今の私がいます。

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          【2】イジメの環境 こんにちは。 私も小学校、中学校、高校、大学と進みましたが、その中で親の仕事の関係での転校などもあったため、土地や学友の家庭環境などの雰囲気ががらりと違うという体験をしました。 その中で、おそらく私が他の児童などと「違う」ことが原因での「イジメ」が起きる環境には、共通点がありました。 それは……「ある条件で均質になった集団」。 私は、小学校には受験をして入りました。 当時(1970年代)、小学校お受験みたいなブームはまだなかったにもかかわらず、です

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          【1】私について  こんにちは。  私は親元を早くに離れ、大学に進み、企業に入り、37年の勤務の間に管理職も勤め、定年退職するまで働き続けました。 現在、60歳。 結婚もしています。 子供の頃にはASD、ADHD、HSPなどといった概念はなく、自分の体質というか機能的な問題に気づいたのは、大人になってから。 それも50歳を目前にしたころです。 子供時代にはただの変な子として。 大人になってからは変な人、あるいは生き方がうまくない人として。 イジメられもしましたし、

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