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漫画みたいな毎日。「今日の日はもうけもの。それは天からの贈り物。」

今日も今日とて、幼稚園をサボった。休んだ。理由は、末娘が特に行きたいと言わなかったことと、天気が良いから。

天気が良いから。

今日は、梅を干すのに最適な日。

梅を干したら、雨には決して当てたくない。
この時期の天気は変わりやすい。

私が2階の寝室から降りてくると、既に、夫が早起きして、梅たちを庭に出して干し終えてくれていた。

もう、干し終わってるなら、サボる休む理由にならないのでは?とおもわなくも無いが、まぁ、大目にみて欲しい。

天気が良いから。

家の隣の土地は空き地だ。「うちの裏庭」と勝手に呼んでいる。

ちなみに、我が家の土地ではない。

近所のおばあちゃん情報によると、持ち主は離れた場所に住んでおり、土地の様子を見に来ることはないとのこと。

それを良いことに?自由に使わせてもらっていることは秘密だ。

先日は、長男がソロキャンプの練習といって、テントを張って一泊した。


「お母さ~ん!ブランコ押して~!」


〈うちの裏庭〉にブランコを設置している。樹にロープを括り付けさせてもらっただけの簡単なもの。ロープだけでは座るとお尻が痛いので夫が板を加工して座面を作ってくれた。

末娘はブランコが好きだ。

ブランコが揺れ、セミの声が響いている。

大きな樹に繁り始めた葉の間から陽の光が刺す。

繁った笹の隙間に埋もれかけた苺が青い実を付けはじめている。

苺に陽が当たるよう、笹の葉を刈る。

「お母さ~ん!ブランコに乗って!押してあげるから!」

末娘が私の背中を押してブランコ揺らす。

二男が、ウッドデッキに座り、「梅のいい匂いがする。」と鼻をくんくんさせている。

長男は畑でひなたぼっこしていたアオダイショウを見つけ、そっと抱いている。

天気が良いから。

ブランコに乗って末娘が笑う。

梅の香りは風に乗り、苺は青い実をつける。

アオダイショウはひなたで体を温め、
セミたちは賑やかにその生命を全うしようとしている。

エゾシロチョウたちは、林檎の樹にたくさんの卵を産み付け、所狭しと樹に留まった蛹たちが、その瞬間が来ることを待ちわびている。

天気が良いから、幼稚園をサボる休む。

そんな日もいいよね。

昨日とは過去のもの。
明日とは未知のもの。
今日の日はもうけもの。
それは天からの贈り物。

「カンフー・パンダ」ウーグウェイ導師のお言葉より。


皆さんにも、今日という日の、天からの贈り物が届きますように。

(ここからの画像、昆虫や爬虫類が苦手な方はご注意くださ~い。)

自称・〈うちの裏庭〉のブランコ。
梅を干す。香りが甘いので、
「もう食べられる?」と何度も聞かれる。
ドングリの樹の葉っぱも繁ってきた。
畑にいたカナヘビ。
末娘の手にとまったバッタの赤ちゃん。
長男と友だちのアオダイショウ。
末娘も触りたい。
アオダイショウ・マフラー。
アオダイショウ・マフラー。その2。
梅が色付いて来ました。
北海道ではこの時期、赤紫蘇が手に入らないので、塩漬けの赤紫蘇を入れます。


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