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何度でも読みたい。

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何度でも読みたい。noteで読ませていただいた、そんな記事をまとめています。
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#日記

“無意識のトラウマ”を、どう認識すべきか?

“無意識のトラウマ”を、どう認識すべきか?

自己認識の解像度を、どうやって高めていくといいのか?

自己認識の重要性を説く『insight』を読んで以降、この問いについて常々考えている。

以前に『ジョハリの窓から、「さらけだす」を再考』というnoteにも書いたが、自分は知らなくて、他人は知っている「盲点の窓(blind self)」にどう気づくのか。盲点は「気づきたい」と思っていても気づけないから難しい。

先日、Youtubeのチャンネ

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矢印を自分に向けないと、「さらけだす」は生まれない

矢印を自分に向けないと、「さらけだす」は生まれない

コルクでは行動指針のひとつに「さらけだす」を掲げている。

価値観の違うもの同士が協力しあい、居心地のいいチームを築くためには、お互いの「前提となるもの」をさらけだしていくしかない。

例えば、仕事の打ち合わせなどで、みんなが「わかる、わかる」と言い合う様子は、傍目にはとてもチームワークがよく、互いに共感しあっているように見える。だけど、会話の内容を細かく聞いてみると、言葉が全然揃ってなくて、真逆

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スラムダンクから教わった、物語を現実に変える力

スラムダンクから教わった、物語を現実に変える力

先週からバスケのW杯が開幕した。

今回のW杯に関するメディアの扱いやSNSでの盛り上がりを見ていると、日本におけるバスケ熱もここまで高まってきたのかと驚く。W杯本番の試合ならともかく、日本代表の強化試合を地上波で生放送するなんて、これまでは想像もできなかった。

この盛り上がりの背景には様々な要因があるのは間違いない。『Bリーグ』が発足し、各地域に根付いたチームづくりが進み、リーグとして発展を遂

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改革現場で感じた、言語化し共有する価値

改革現場で感じた、言語化し共有する価値

どうやったら「学びたい」「もっと突き詰めたい」という気持ちを自然と育むことができるか。

学校でも、企業でも、子育てでも、あらゆる領域でコーチングの考えが求められていることを感じている。他者に直接的に働きかける行為は、圧やハラスメントととして捉えられる。そうではなく、どうやって内発的動機を引き出し、それを支援するかが問われる時代なのだ。

どうすれば相手の主体性が育つのかを考えるなかで、いつも気づ

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官僚の視点で教わった、いいリーダーのあり方

官僚の視点で教わった、いいリーダーのあり方

先月から首相官邸で開催されている「AI戦略会議」に、有識者のひとりとして参加していた。

このAI戦略会議には、内閣府、デジタル庁、総務省、経済産業省など、様々な省庁の人たちが参加している。こんな風に官僚の人たちと議論する機会は人生においては初で、その新鮮さはいい刺激となっている。

特に、印象深く感じているのが、官僚の人たちの多方面への配慮の深さだ。色々な立場や考えの人たちがいる中で、どういう方

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気にしすぎな人、だからこその”強み”とは

気にしすぎな人、だからこその”強み”とは

自分の言動が周囲からどう思われているのかが気になってしまい、心が休まらず、気疲れしてしまう。こんな風に「気にしすぎ」な性格の人が、実はマンガ家に多い。

気にしすぎな人は圧倒的に思慮深い。「気にしすぎ」とは、ある出来事に対して様々な側面から考えることができたり、他者のことを深く考え、慮ったりすることが自然とできている証拠だ。

そうした思慮深さは作家にとって何よりも大切なことであり、「気にしすぎな

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「わかった」はコミュニケーションの失敗

「わかった」はコミュニケーションの失敗

「わかる」という概念について、考え続けている。

まず、「わかった」という言葉を、自分に向けて使う時と他者とのコミュニケーションで使う時の2パターンにわけたい。

まずは、自分に向けての、内省的な「わかった」。

以前、こんなnoteも書いた『人生の推進力は、勇気ではなく、わかったつもり』。本当に何かをわかりきるなんてことはない。常に「わかったつもり」でしかない。

その「わかったつもり」の時に、

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家事とおせちと

家事とおせちと

こんばんは。ワールドカップ等は結果を知るだけでいい派のサキです。
親愛なるけいこさんが「家事」について書かれていた。それについて私が考えたことと、おせちについて聞いていただいたので、こちらで回答させていただきます。

家政とは、家のまつりごと。確かに。政となると然るべき手順、一連の作法(例えば畳は繊維に向かって掃除機をかける)など、学問として学ぶというのは意味がある気がする。基本を抑えておくことは

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どうすれば、呪いのような「小言」を言わなくなるか

どうすれば、呪いのような「小言」を言わなくなるか

言葉が持つ力について考える。

言霊と言うべきか。その言霊の力まで理解して、言葉を使わないといけない。ファンタジーで、意味を理解することなく魔法の言葉を使うと、予想外の災難を起こしてしまうように。

言葉が指し示すものは、ぼくらが想像しているよりも大きいかもしれない。

日本に住んでいると「まわりに迷惑をかけないように」という台詞を至るところで耳にする。子育ての方針としても「周りに迷惑さえかけなけ

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