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好きな小説を英語で読むために|日記|2022/5/6

5/6

須賀敦子「コルシア書店の仲間たち」を読み始める。
英語学習への熱が再燃。Youtubeを活用。
村上春樹「かえるくん、東京を救う」の英訳を読み始める。
昨日に引き続き、今日も学校の勉強をサボった。

朝起きて、今日は何を読もうかと考えた。昨日少しだけ円城塔「Self-Reference ENGINE」を読み始めたのだが、なんだか自分には合わなさそうな予感がして、違う本を読み始めることに決めたのだった。先日、多和田葉子「地球をちりばめられて」を読んだおかげで、第二言語を学習することへの意欲が湧いてきていたので、多和田葉子と同じく異国の地での生活を経験したことのある須賀敦子の作品を読んでみようと思った。辰濃和男「文章のみがき方」を読んで須賀敦子の心地よい比喩の魅力を知って以来、BOOKOFFで須賀敦子の作品を安く見つけるたびに問答無用で買い集めていた。けれど未だ一作も読了したものはない。「トリエステの坂道」や「ヴェネツィアの宿」などを読んでいたこともあるのだけれど、大学院の試験など何かと忙しい時期と重なって途中で読むのを辞め、本棚に戻してしまっていた。けれど今日「コルシア書店の仲間たち」を読み始めて、これは最後まで読み切れそうだぞという確かな感触が柔らかく内に広がっていくのを感じた。この感触は何がもたらしてくれているのだろう。以前の自分と何が違うのだろう。外国語を学習したいという明確な意識があることだろうか。そうかもしれない。それが異国の地で生活する様を描く須賀敦子へと向かわせるのかもしれない。本は読むだけで楽しいものに違いないが、何か目的がある読書というのも良いものだと思った。

「コルシア書店の仲間たち」を軽く読み、実際に英語の学習に取り掛かった。英語学習にはYoutubeを活用することにした。Youtubeには興味深く面白いコンテンツを提供してくれるチャンネルがたくさんあって、本を読んで学ぶよりも日常的で実践的な知識を素早く学ぶことができる。今日は「would」や「should」などの基本的な助動詞のあまり意識されていない用法について復習した。そして村上春樹「かえるくん、東京を救う」の英訳を読み始めた。自分の好きな小説を英語で読めるようになることがこの英語学習のモチベーションである。とりあえずの目標は安部公房「砂の女」と村田沙耶香「コンビニ人間」を英語で読めるようになることである。言語を変えることで好きな小説から日本語で読むときとは違った味わいを引き出せるようになれたらきっと楽しいはず。地道に頑張ろう。

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