やすかれ、わがこころよ
暖冬らしくずっとぬるかった
雨が降った春先、真空みたいなかんじ。首元がすかすかした服を着たい年はだいたい上手くいってない。あの図書館に行きたいのにいつまでも行かない理由を説明できない。自分が朝起きたときの気持ちさえ寝る前に分からないのは、あまりに無防備すぎるよね。神様のバランスは納得できることが少ない。
つめたい石みたいな、透き通ってこもるにおい
いつも嗅ぎたいと思っているにおいがある。街中の工事現場から漂ってくることもある。セメントなのかな。ひんやりと澄んでいて、でもこも