子どもに「ゲームをしなさい」という大人達
この記事はほぼバイアスだけで作成していますが、まぁ違う視点を持つことで、スティグマ(烙印)を減らせられないかなぁと
医学モデルと社会モデルで言うなら、今回は社会モデルの視点かなぁ。
なお参考文献は以下のとおりです。
子どもにゲームを勧めたのはだれ?
不登校で特に問題として取り上げられるのが「ゲーム(ビデオゲーム)」
と「インターネット」ですね。
一般的には男性ゲームにはまり、女性はSNSにはまると言われています。
これはSEO対策などで以前にGoogleAnalyticsを見ていた方ですと記事や内容で性別にやや偏りがあるのをご存知かもしれません。
SNSなどはインターネット嗜癖に分類されますが、ここではゲームについて取り上げていきます。(参考資料)
不登校原因や要因としてゲームをあげる方は多いですね。でもそれは正しいんでしょうか?
では過去を振り返ってみてください。
誰がゲームをすることを子どもに勧めましたか?
誰がゲームって楽しいもんだよねって子どもに教えましたか?
ゲーム機を買った自分や祖父母を責めていませんか?
近所の方が子どもにゲーム機を買い与えて、それでねだられて買ったためにそのご近所さんを恨んでいませんか?
もう忘れましょう。
ゲームって何?
「試合」や「勝負」って訳す事が多いですね。
ディスプレイ上で展開するゲームを「ビデオゲーム」と呼びますが、ディスプレイ上で展開しないものも「ゲーム」です。
最も有名なゲームはオリンピックですね。
URLにもこう書かれています。
https://olympics.com/ja/olympic-games
人はみな、昔から競走したり、ランキングにしたり、報酬をもらうって事が大好きなんですね。
これがゲームです。
子どもの日の頃にニュースで見られる「赤ちゃんハイハイ競走」、幼稚園で行われる「徒競走」、小学校ではチーム戦になる「班活動の競走」、毎日連続ログインの報酬とよく似ている「皆勤賞」、お手伝いしたらお小遣い(インセンティブ=報酬)、○○達成!とスキルを褒める、、、、あげたらキリがありません。
これらは全て「ゲーム」と言えるでしょう。
ゲームの面白さを教えたのは先生や親
ゲームの面白さを教えたのは、幼稚園教諭、保育士、小中学校の先生、そして親、祖父母、ご近所さんです。
おそらくほぼ全ての大人が、ほぼ全ての子どもに競争って面白いよ!って教えてきたと考えられます。
「お片付け競争!よいーどん」ってやってなかったですか?
みんなゲームをする事を強化されてきたのです。
生まれてからずーーーーーっと。
生まれてからずっと競って、勝ったら褒められてきたのに、ビデオゲームで勝っても褒められない、、、なんで?となるわけです。
このダブルスタンダードを解消しないとこの問題は解決できない思うのです。
まずは校長が率先してスプラトゥーンの大会を校内で開催してみてもいいのかな。
スポーツをすればいいじゃない
ところで、ゲームとスポーツは違うものですか?
スポーツとはなんでしょう?
スポーツの起源を想像するに、戦闘や狩りの訓練を継続しやすくしたものと言われています。
オリンピックの種目を思い出してみてください。
そのスポーツの起源は人を殺したり、自分を守ったりするものじゃなかったですか?
動物を効率良く捕まえることを目的としていませんか?
最近追加された種目(いわゆる審査系の種目)以外はだいたい同じ目的ではないですか?
ゲームとスポーツは基本的には同じものなんですね。
ゲーム(ビデオゲーム・フィジカルスポーツどちらも)を楽しむことを、生まれてからずーっと私たちが教えてきました。
ですので、先生が「お母さんゲームをさせないでください」と言うのは矛盾していますよね。
「お母さん、家でゲームをさせないようにしてください。私もテストをやめて、一切の競争と、ご褒美と、ランキングをやめます。」と続けばわからんでもないですが。
プロゲーマー 藤井聡太
ここまでお読みいただいた方は、この見出しがわかると思います。
日本で最も有名なプロゲーマーは藤井聡太さんではないでしょうか?
私は尊敬の念を込めて、藤井聡太さんをこう呼んでいます。
JRを降りての帰り道、商店街に彼の名を沢山見かけるのですが(愛知県でもないのに、、)やっぱかっこいいなぁ〜って思います。
強い人ってやっぱカッコイイ。
それが将棋なのか野球なのかFPSなのかって区別をつけなくていいと思いませんか?
ちょっとだけ残念なのは
某eスポーツの全国大会に参加したことがあります。
およそ半数は「その種目を含めフィジカルスポーツを普段している」選手でした。
ゲームをしている理由はとてもシンプルでした。
戦略やフォーメーションのイメージトレーニングとしてゲームを使っていた。強くなったので全国大会に出場した。と。
このあたりKONAMIはちゃんと調査して公表すべきでしたね。
残念だったのは「部活の大会があるので参加できません」という方が何名かいたということです。
仮にどちらも全国大会だとしたら、eスポーツの方がまだ地位が低いということかなと。
ゲームは人間の行動に影響を与えるか?
町に落書きやペンキをぶちまけたりする方が増えたましたっけ?(何のゲームかわかりますよね)
やらなきゃいけないのは、適切なコーピングの実行かな。
不登校とゲーム
まず大人がスティグマを認識し、行動を変化させるるといいのかなと。
ゲームにはまるのは当たり前、その行動を強化したのはみんな。
なので他と同じくゲームするのも褒める(これが難しい)事で、まずはダブスタを取り除く。
ゲームは自己の承認欲求を満たしてくれる素敵な装置です。
それをコソコソ、後ろめたくやってる子達が多くないですか。
家の人が心の底からゲームについての味方になったらダメですか?
それで子どもの気持ちはマイナスになりますか?
ただし一定の水準でハマりやすい人がいるので、ゲームをさせないのではなく、ゲームをしていない時間を増やす。
つまりゲーム以外の適応行動を増やす。(実況中継というテクニックがあるんですがそれはいずれ)
ことかなと思います。
まとめ
ダブスタをやめよう!
もちろんやり過ぎには注意(フィジカルスポーツも)!
認識を新しくしよう!
一緒にゲームをしよう!
審査系の種目は非戦闘的!
<画像はDALLE-3で生成>
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