見出し画像

ランドセル~赤は女の子・黒は男の子?~

(2024/07/31追記)
みなさん、こんにちは🙌
sumiです。

先日アップした『こどもジェンダー』の感想から、
気になった内容を掘り下げ👀

かわいい赤も、かっこいい赤もあるのに、
どうしてランドセルになると【赤=女の子の色】になるんだろう…?

✔お子さんが想定外の色を希望の場合も、
できそうな対処法があったのでチェックして頂けたら嬉しいです!

✔お子さんがいない方は、「最近のランドセル事情はすごいぞ…!」
と、私と驚きを共有していただけたら嬉しいです👀

それではスタート👈

はじめに

ジェンダーとは?

性別だけで生き方や役割を社会的に決める考え方。
「女らしさ」と「男らしさ」。

料理や洗濯をするのは女性、男は涙を見せず強くあるべき!など。
(世代によっては、弱まりつつあるかな…?)

ランドセル

『こどもジェンダー』の感想から抜粋

男の子も赤を!

赤いランドセルが欲しい男の子。
でも家族からは「女の子の色だからダメ!」と反対されてしまう。

オンナノコっぽい いろって なーに?
オンナノコっぽい いろって なんだろう?

ぼくのすきな 「アカレンジャー」も オトコノコだよ。

もし だれかに からかわれたら
「ぼくが すきだから いいんだよ」ってつたえよう。

『こどもジェンダー』第一章:どうして、オトコノコだけ?オンナノコだけ?

町中で、もし赤いランドセルの男の子がいたら驚きだけど、
ヒーロー物や消防車、スポーツカーなどのかっこいいとされるもので、
赤いものは多い…🤔

最近は、生地は黒でステッチが赤のものもあるみたい👀
親御さんにとっては、
6年使うから買い替えも抵抗あるだろうし…

意思を尊重して赤を買っても、
結局「やっぱり黒がいい!」と言われたら出費が…と思うと…悩みどころ☹️

個人的な意見

(独身・子なしの意見ですが)
子どもが何色を選んでも、尊重してあげてほしい…

でも、

男の子が赤やピンクを希望した場合、
女の子が黒を希望した場合、

私が親なら
「本当にいいの…?違う色にしたら?」と聞いてしまうかも。

(2024/07/31追記) 
金銭面でも、
「6年間使ってほしい」「買い替えはしたくない…!」
⇢失敗したくない
⇢無難な色を選んでくれ…!

というような思いがあって、
赤や黒、落ち着いた色を勧めがち?🤔

なぜ驚く?

なぜ赤いランドセルの男の子がいたら驚くか?というと、
これにはアンコンシャスバイアスが関係している。

アンコンシャス(unconscious):無自覚・無意識
バイアス(bias):偏見や先入観。感情も含む

つまり
無意識にもってしまう先入観のこと。

この、アンコンシャスバイアスの中でも、
ステレオタイプ・バイアスというものに当たる。

今回で言うと、
「赤は女の子の色だから、男の子が持つなんておかしい」ということ

ステレオタイプ(stereotype):
性別や人種などから、勝手に持つイメージ。

つまり、
その人が持つ属性で、無意識にもってしまう先入観のこと。

その人個人を見ずに
「女性はこういうもの」「アジア人はこういうもの」など
パターン化して決めつけてしまうこと。

今回で言うと、
赤は女の子の色で、男の子の色じゃない」ということ

色の起源

赤と黒なワケ

今のランドセルの起源は明治20年(1887年)
当時は牛革で作られていて、でも染める技術はまだまだ。
比較的ムラなく綺麗に染められたのが赤と黒。

「女の子が赤」で「男の子が黒」なワケ

子どもの性別を一目で判断できるようにするため。
(通学中で、一目で判断が必要な場面ってある…?)

男女で色分けの起源

日本は東京オリンピックがきっかけ?

1964 年の東京オリンピッ クの際に、
言葉が通じなくても意味が分かるように、との思いでピクトグラムを作成。

しかし、

男性がスカートを履く国(スコットランド)もあるため
配慮が足りない!となり、
【ピクトグラム+色】で判別できるようにした。

当時、アメリカの子ども服が男の子は青女の子はピンクが多かったから、
世界共通だと判断した。

という説が有力👀

【言語に頼らずとも分かりやすい環境づくり】の手段として、
世界の基準【男性=青・女性=ピンク】を採用したのか…

もともとは、ヨーロッパが起源?

18世紀のヨーロッパでは、

貴族などの上流階級の男性は赤を身に着けることが多い
(染色できる=財力がある)

庶民は、くすんだ黒っぽい色を着ることが多い(素材そのままの色)

産業革命で庶民の生活が良くなると、
貴族に反発して
男性は青・女性は赤を身に着けたのがきっかけ。

ほぉ…

これ以上の掘り下げはパンクしそうなので。
ここまで😶‍🌫️
(分析思考20位・原点思考26位)

色選びの対処法

男の子らしい色・女の子らしい色とされるイメージは、
赤に限らずピンクや黒、水色もそうだと思う。🎒

私が超個人的にいいなと思う対処法がこの3つ。
(今回は、赤がほしい男の子のケースを想定)

1.赤も黒もデザインに含むものを買う

2.とりあえず親が安心できる色を買って、子どもの希望色のカバーをつける

検索したら一番上に出てきたけど、
このサイトのめっちゃオシャレ…🫨

3.子どもの希望色を買って、もしもの時は色交換のサービスを利用する

私はイヤイヤ赤だったので、今はこんなに選択肢があるの羨ましい…✨

入学前の私は、本当はピンクが良かったけど、
「6年使うのに、飽きたらもったいない」「赤は定番だから飽きない」
という大人の理由で、ド定番の赤一択😐️ブー

(((でも結局、高学年になったらピンクが嫌いになったので、
無難な赤で良かったのかも…?)))

でも色変更やカバー付け替えなら、その時の気持ちを尊重できて良さそう🤝

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました🙌
6年間使うものだから、
大人目線の不安やモヤモヤも、子ども目線の不安やモヤモヤも、
折り合いが付けられる選択ができたらいいな…💭

(2024/07/31追記)

こちらの動画もぜひ見て頂けたら嬉しいです☺️

ネタバレしますが、
ピンクのランドセルを選ぶ男の子がいます。
お父さんは黒を希望してたけど…。
思うことはありそうだけど…。
お父さんが優しい笑顔で「似合ってるよ」と伝えた時に、男の子がめっちゃ嬉しそうでウルッときました🥲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?