デジタルヘルスケアとは?:GAFAが保険などヘルスケア産業に進出する可能性も!
みなさんこんにちは、すみです。
2025年までに大幅成長が予測されているデジタル関連市場の1つにデジタルヘルスケア市場があります。
最近は、Appleウォッチが医療機器として厚生労働省に認められるなどヘルスケアの分野でもデジタルは大きく期待されています。
今回は、デジタルヘルスケアの分野について市場の展望と、この分野が拡大することに伴う可能性について考察したいと思います。
デジタルヘルスケアの市場
野村総合研究所のデータによると、2020年に869億だった市場が2025年には2254億円の市場に拡大すると予測されています。
出典:野村総合研究所、2025年度までのICT・メディア市場の規模とトレンドを展望
その理由としては、高齢化社会に伴い、医療費や介護費などの増加が予測され、それらを削減するため健康寿命を延ばすことが叫ばれています。
そのための手段として、人々の健康状態を分析するためのデジタル(デジタルヘルスケア)が注目されています。
【デジタルヘルスケアが注目される理由】
■ 高齢化社会に伴い、年金や医療・介護費が増大する予想
■ 社会保障費を削減するためには健康寿命を延ばす(病気予防)が大切
■ 日常生活で人々のバイタルサインをAppleウォッチなどで収集
■ 病気の早期発見などにつなげる
デジタルヘルスケアに対する国の動き
厚生労働省は、Appleウォッチに搭載されたアプリを医療機器として認定しました。
Appleウォッチは心電と心拍の計測が可能です。これにより、夜間や早朝でも不整脈などが分かるようになります。
なので、このデータを把握しておけば、病気の早期発見につながる可能性もあります。
ウェアラブルデバイスでGAFAが保険に参入する⁉
ウェアラブルデバイスで人々の健康状態のデータを常にとれるようになることで、保険のあり方が変わってくる可能性があります。
これまでの保険は、健康な人が払う保険料で健康でない人の費用を賄う形でした。
この方法は、病気の人にとってはお得ですが、健康な人にとってはいつかかるかわからない病気のために無駄にお金を支払うことになります。
でもAppleウォッチのようなウェアラブルデバイスで身体のデータを取ることができれば、病気を未然に防いだり、病気になりそうな人を予測できたりします。
これを保険に利用すれば、例えば、タバコを吸っている人は癌になる確率が上がるから保険料を上げる、適度な運動をする人は健康的だから保険料を下げるというように、ライフスタイルから病気の可能性を分析し、それを保険料に反映することができます。
こうすることにより、保険料が最適化され今までのように健康だと保険料で損をするといったことが少なくなります。
このウェアラブルデバイスに関する未来予測についてはこちらの本に詳しく書かれているので、興味がある方は是非読んでみてください!
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また、インフルエンサーで有名なマナブさんはこちらの動画で、「ウェアラブルデバイスでデータがとれるようになることにより、GAFAが保険に参入する可能性がある」と話しています。
もしGAFAが保険に参入した場合、ウェアラブルデバイスで測定したデータに基づき、料金が最適化されたサービスが提供されると考えられます。
そのため、既存の保険会社は太刀打ちできなくなるでしょう。
以上、デジタルヘルスケア市場に関するお話でした!
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